姜建華の日本デビューアルバムだと思います。「ラスト・エンペラー」もいいですが、他の曲の方がこの方の二胡の力量を感じさせてくる、とても堂々とした、しかも情感溢れる演奏です。

評点をまちがえています。7点です。

姜建華さんの演奏はとても堂々としていて立派なんですが、ちょっとヴァイオリンコンプレックスも感じられます。クラシック名曲よりも坂本龍一や加古隆の曲のほうが私は好きです。

とても深く、アジア人にとっては懐かしく響いてくる音色です。ツィゴイネルワイゼンなどは、バイオリンとは弦の数がかなり違う二胡でこんなに見事な音域を聴かせてくれるのか！と衝撃でした。

選曲がちょっとミーハーなのと、シンセサイザーが人工的なのがアレですが、とても大好きな一枚です。これを聴いた男性は「声みたいな音色だ」と必ず言うので不思議です。女の人は言わないな。 バイオリンより「たわみ」のあるゆったりとした音で、聴くととてもリラックスし