ジェーン・ヨーレン

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みずうみにきえた村

ジェーン・ヨーレン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784593101801
ISBN 10 : 4593101808
フォーマット
出版社
発行年月
2020年01月
日本
追加情報
:
32p;24X27

内容詳細

わたしたちの村はみずうみになった―なにもかもすっかり、水のそこにしずんでしまった。うしなわれた故郷のすばらしい自然と、やすらぎに包まれた幼い日々を描く。

【著者紹介】
ジェーン・ヨーレン : 1939年ニューヨーク生まれ。編集者をつとめたのち、作家としてデビュー。絵本、児童文学、ファンタジー作品などを幅広く手がけ、ゴールデンカイト賞をはじめ多くの賞を受賞。絵本に『月夜のみみずく』(偕成社、コルデコット賞受賞)などがある

バーバラ・クーニー : 1917年ニューヨーク生まれ。スミス・カレッジとアート・スチューデント・リーグで学ぶ。1959年に『チャンティクリアときつね』、1980年に『にぐるまひいて』(いずれもほるぷ出版)でそれぞれコルデコット賞を受賞。1983年に『ルピナスさん』(ほるぷ出版)が全米図書賞を受賞。アメリカを代表する絵本作家の一人

掛川恭子 : 1936年東京生まれ。津田塾大学卒業。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • booklight さん

    世界どこでも同じなのね。時代もあって、言葉の端々に色々な想いが込められていて・・・。ボートに乗って湖にでるところが、また、情感がある。

  • 詩 音像(utaotozo) さん

    ダム建設によって、村が消えてゆく様を子供の目で詳細に語ってゆく。そのディテールが興味深い。これだけ簡略に述べられていても、村の引っ越しにはいろいろな事が必要なのだと実感。『アナ雪2』を観たのがこれを読む後押しになったのかも。新版ながら「インディアン」という呼称を変更しなかったのは良かったと思う。自分の県内でよく通るダム湖が完全に満水になる前に、一番端の村のあとに残っていたのが表紙の絵くらいの小さな橋。今でも水不足の時には時にこの小川跡が姿を見せる。

  • Cinejazz さん

    素晴らしい手つかずの自然に恵まれた谷間に、何代にもわたって住み続けた私たちの村は、人間が生きていた証しとなるものはすべて、永遠に水の底に沈んで沈んでしまった...私が大きくなってから、パパと私はボートで、埋め立てられた貯水池にに漕ぎだした。パパが船べりに指さして 「見てごらん。あそこが、お前が洗礼を受けた教会が建っていた場所だ。あれは学校。あれは粉ひき場。もう二度と見ることはないだろう」・・・失われた故郷を慈しむ作家と、コルデコット賞受賞画家が、自然と安らぎに包まれた日々を描いた、愁いに充ちた望郷の詩。

  • ゆるまる子 さん

    (2022年185冊目)アメリカの大都会ボストンが大量の水を必要としている、それを確保する為にスウィフト川が流れる山の谷間にある村が永遠に水の底に沈んでしまう。お墓のお引越し、村の木を切り倒し、家を壊す。少しずつ村の形が消えてゆく。何も無くなった村にせきとめられていた川の水がゆっくり流れてくる。すっかり沈むまで、7年の年月がすぎてゆく。大人になった私はパパと一緒に、村が沈んだ貯水池をボートで漕ぎ出す。かつての面影を少しでも感じられたのだろうか。(2020年/ほるぷ出版)

  • ぽてちゅう さん

    地図から消えた村、地図に現れた貯水池。村で生まれ育ち、生活してきた人々にとって、ここは親きょうだい、幼なじみ、知り合いがいて、いつでも帰ってこられる安らぎと自然あふれる場所だった。その場所が水の底に沈む。人と人との取引の結果。「作者のことば」にあるとおり、すんなり文句なしで決まった訳ではない。ただ、いつか地図からだけでなく、人の記憶からも村は消えてしまうのだ。感情を抑えた文に無数の漣が立っている。

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