ジェームズ・スロウィッキー

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「みんなの意見」は案外正しい 角川文庫

ジェームズ・スロウィッキー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784042977018
ISBN 10 : 4042977014
フォーマット
出版社
発行年月
2009年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,341p

商品説明

多様な集団が到達する結論は、一人の専門家の意見よりもつねに優る、というこれまでの常識とは正反対の説を提示し、ウェブ時代の新しいパラダイムを予見。多くの識者に引用される社会人必読の教科書がついに文庫化!

内容詳細

グーグルが何十億というウェブページから、探しているページをピンポイントで発見できるのも、正確な選挙結果の予測ができるのも、株式市場が機能するのも、すべて「みんなの意見」つまり「集団の知恵」のたまものである。多様な集団が到達する結論は、一人の専門家の意見よりもつねに優るという説を提示し、ウェブ時代の新しいパラダイムを予見。多くの識者に引用・推薦される、社会人必読の話題の教科書がついに文庫化。

目次 : 集団の知恵/ 違いから生まれる違い―8の字ダンス、ピッグズ湾事件、多様性/ ひと真似は近道―模倣、情報の流れ、独立性/ ばらばらのカケラを一つに集める―CIA、リナックス、分散性/ シャル・ウィ・ダンス?―複雑な世の中でコーディネーションをする/ 社会は確かに存在している―税金、チップ、テレビ、信頼/ 渋滞―調整が失敗したとき/ 科学―協力、競争、名声/ 委員会、陪審、チーム―コロンビア号の惨事と小さなチームの動かし方/ 企業―新しいボスって、どうよ?/ 市場―美人投票、ボウリング場、株価/ 民主主義―公益という夢

【著者紹介】
ジェームズ スロウィッキー : 「ニューヨーカー」金融ページの人気ビジネスコラムニスト。「ニューヨーク・タイムズ」「ウォールストリート・ジャーナル」「アートフォーラム」「ワイアード」など各紙誌で幅広く活躍している

小高尚子 : 東京都生まれ。東京大学大学院修士課程修了後、株式会社電通総研入社。現在株式会社電通勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Nobuko Hashimoto さん

    面白く読み進めた。邦題が示すように、集団が出した答えは、一人の優秀な人の答えを上回ることが往々にしてあるという。ただし、その集団が多様な人から構成されていること、一人一人が独立性を保って意見が言えることが大事。それによって情報の不足や論理の間違いを互いに相殺、補完して最適解に落ち着くという。逆に、専門家を集めても、似た者同士だったり、意見が出しづらかったりすると致命的な間違いを犯すことも。少々、冗長に感じるところもあるが、概してわかりやすい説明。組織の作り方、議論や判断の出し方を考えるうえで参考になる。

  • テツ さん

    タイトルにあるように、みんなの意見は「案外」正しい。そんな集合知について。その知のために個々人が何を為すべきかについて。正しく機能し扱われた集団の知恵は、極々少数の専門家の意見よりも正しいのではないかという考えを様々な角度から検証していく。確かにぼく個人の乏しい経験を踏まえると、みんなの意見の総体ってわりと正しいことが多い気はする。その正しさを導くためには社会の中に多種多様な意見や感性が花開いていなければならないよな。基本はまず個々人がしっかりと自分だけの思考を積み上げていくこと。

  • 魚京童! さん

    「みんなの意見」は案外正しい。 が混沌とした世界(例外状態)で私は決断を下すことができる。(カール・シュミット)

  • ゲオルギオ・ハーン さん

    端的にまとめると下手な専門家の意見よりもいろいろな人々の意見をまとめたものの方が案外正しいことを説明した一冊。専門外の人々から出される意見は的外れになるのではと思うかもしれない。しかし、事例を集め、分析してみるとさまざまな意見は集団のなかでそれぞれ認知、協調、調整などが行われ、最終的には下手な指導を受けるよりマシな動きになる。エリートが指導しても滅びた組織や国なんていくらでもある。ただ、みんなの意見に理由をつけたりみんなの判断材料作りには専門家の分析が必要だということも忘れてはならないと思いました。

  • RED FOX さん

    牛肉の重さ当て、スポーツの勝敗から政治経済まで一人の専門家よりも大人数の意見の方が予測は正しくなる、不思議だが、という話。そのためにはより色んな立場の人が混ざり、しかも圧力なく自由に言えることが大切らしい。行方不明の沈没船の場所特定が感動的。一方で、なかなか決行しない飛び降り自殺者を見上げる人達が、時間と共に、飛び降りろ!と叫び出した実話とバブル期の興奮の相似性が怖い。

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