CD

前奏曲集(25曲) メジューエワ

ショパン (1810-1849)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
WAKA4140
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ショパン生誕200年、メモリアル・イヤー企画第2弾!
濃密な詩情、しなやかな官能〜繊細極まりない感受性が紡ぐロマンティシズムとファンタジー


メジューエワによるショパン生誕200年のメモリアル・イヤー企画第2弾は、傑作『24のプレリュード集 作品28』と『遺作のプレリュード(第26番)』という組み合わせ。かつて自主制作盤としてリリースされた「プレリュード集(全26曲)」以来、10年ぶりの再録音です。さらにみずみずしい感興に溢れた演奏を披露している今回の録音は、10年という歳月の間、彼女がどれほど内面の充実を図ってきたかという証であり、「驚嘆すべき熟成」(真嶋雄大氏)を鮮やかに示す一枚となりました。19世紀から続くショパン演奏の伝統の重みを感じさせながらも、新鮮な感性が随所に光る秀演。「ショパン弾き」としてのメジューエワの面目躍如たるアルバムです。(若林工房)

「磨き抜かれたタッチの美しさや繊細極まりない感受性、躍動に満ちた生命力は言うに及ばず、エモーショナルな激情と深々とした沈潜は限りないコントラストを生み出しながらショパン特有のイマジネーションを膨らませてくれる。どちらかというと淡々とした歩みの中に、計り知れないロマンティシズムとファンタジーが余すところなく語り尽くされており、ときには濃密な詩情やしなやかな官能にむせ返るほどでもある。そして何よりメジューエワは弁証法的唯物論のごとく、ショパン音楽の核心を見事なまでに描いて比類ない。」 (真嶋雄大/ライナーノートより)

【収録情報】
ショパン:
・24の前奏曲 op.28
・前奏曲(第26番)変イ長調(遺作)
 イリーナ・メジューエワ(ピアノ)

 録音時期:2009年10月14〜15日
 録音場所:富山県魚津市、新川文化ホール
 録音方式:24bit+96kHz Digital(セッション)

総合評価

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L.V.B さん | 千葉県 | 不明

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TOCHIPAPA さん | 広島県 | 不明

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投稿日:2012/10/22 (月)

雨だれ(Raindrop)という、いいかげんで浅っぺらいニックネームのおかげで、その真髄が誤解されている15番を、最初から最後まで完全に真摯に弾いている。第一主題はショパンの基本テーマ「良(善)きものへの希求や想起」だ(ショパンの曲に、今そのものが良く、善く、明るく楽しい、というものはない。ノクターンの元祖フィールドも言うように、ショパンの曲は”病的”である…その正当な理由は紙幅の小さいここには書けないが)。対してその良(善)き想いを否定するかのように襲ってくる不吉な想いが“ショパンの嬰ハ短調”で鳴る第二主題だ。この曲は、このコントラストこそが、キモでありタマだ。そもそも私自身もメジューエワのこの演奏でこの曲の本質に目覚めたほうだが、第一主題をこんなにきれいにやさしく、そして第二主題をこんなに暗く不吉におそろしく、弾かれた15番をこれまで私は聞いたことがない。良(善)きものへのあこがれと、それを打ち消す不吉な暗い予感。それは、往時の“難民の元祖”ショパンが強く深く持っていただけでなく、今や、ほとんど世界中至るところで多くの人が持っている。そして作品28の全24曲は、その総体が、この二つの相反するものの葛藤にまみれている、深く病的な名曲だ、と言える。幸いにも“ポーランド難民”はヨーロッパの未来に二度と出現しないと思われるが、日本の現状には、小さな島をめぐり、えっ?また近隣諸国と戦争?、という不吉な予感がある。予感を警鐘として受け止め、平和の絶対的な貫徹に努めていきたいものだ。でなきゃ、かつて戦死したご先祖たちに申し訳ない。

sadRed さん | 千葉県 | 不明

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ショパン (1810-1849)

。39年の短い生涯を、作曲とピアノ演奏で駆け抜けた「ピアノの詩人」の素晴らしい音楽が世界中で鳴り響きます。世界各国でさまざまなコンサートやイベントがおこなわれ、CDやDVDなど、数多くの音楽ソフトもリリースされ、ショパンの音楽が過去最高の注目を集めるにぎやかな年になりそうです。

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