CD 輸入盤

ピアノ作品集 コルトー、ホロヴィッツ、ルービンシュタイン、リパッティ、アルゲリッチ、他(10CD)

ショパン (1810-1849)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
DIAP02
組み枚数
:
10
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

仏ディアパゾン誌の自主製作ボックス!
ショパン:ピアノ作品集(10CD)


フレイレ、ゲルナー、ハフ、ルガンスキー、ルイサダ、プラネス、グローブナー、トルプチェスキ、タロー、トリフォノフ、ラン・ラン、チッコリーニの12人のピアニストたち、批評家、音楽学者によって選定されたディアパゾン誌のショパン・ボックス。名ピアニストが選んだそれぞれの理想のショパン像がここに。収録時間は約12時間53分。リマスタリングはイザベラ・デイヴィ(Les Studios de Circe)が担当。(東京エムプラス)

【収録情報】
Disc1
ショパン:

● 24の前奏曲 Op.28
 アルフレッド・コルトー(1933-1934年録音 選定:ネルソン・ゲルナー)

● バラード第1番ト短調 Op.23
 アルフレッド・コルトー(1933年録音 選定:スティーヴン・ハフ)

● バラード第2番ヘ長調 Op.38
 ヴラド・ペルルミュテール(ピアノ)(1960年録音 選定:アラン・ロンペッシュ)

● バラード第3番変イ長調 Op.47
 クラウディオ・アラウ(1939年録音 選定:ポール・ド・ルイ)

● バラード第4番ヘ短調 Op.52
 ヨゼフ・ホフマン(1938年録音 選定:ベンジャミン・グローブナー)

● バラード第4番ヘ短調 Op.52
 アルフレッド・コルトー(1933年録音 選定:ジャン=マルク・ルイサダ)

● 前奏曲嬰ハ短調 Op.45
 アルフレッド・コルトー(1949年録音 選定:ジャン=ジャック・エーゲルディンゲル)

Disc2
● 12の練習曲 Op.10
 パウル・バドゥラ=スコダ(1956年録音 選定:ポール・ド・ルイ)

● 12の練習曲 Op.25
 サンソン・フランソワ(1959年録音 選定:エティエンヌ・モロー)

● 3つの新しい練習曲より練習曲ヘ短調
 クラウディオ・アラウ(1956年録音 選定:ポール・ド・ルイ)

● 3つの新しい練習曲より練習曲変イ長調
 アルトゥール・ルービンシュタイン(1959年録音 選定:ポール・ド・ルイ)

● 3つの新しい練習曲より練習曲変ニ長調
 アルトゥール・ルービンシュタイン(1959年録音 選定:ポール・ド・ルイ)

● 練習曲第25番ホ短調 Op.25-5
 ギオマール・ノヴァエス(1955年録音 選定:ポール・ド・ルイ)

● 練習曲第8番ヘ長調 Op.10-8
 ウラディミール・ホロヴィッツ(1932年録音 選定:ポール・ド・ルイ)

● 練習曲第7番ハ長調 Op.10-7
 イグナーツ・フリードマン(1926年録音 選定:ポール・ド・ルイ)

● 練習曲第12番ハ短調 Op.10-12
 イグナーツ・フリードマン(1926年録音 選定:ポール・ド・ルイ)

● 練習曲第18番嬰ト短調 Op.25-6
 ヨゼフ・レヴィーン(1929年録音 選定:ポール・ド・ルイ)

● 新しい練習曲第2番
 モーリツ・ローゼンタール(1935年録音 選定:ポール・ド・ルイ)

● 練習曲第1番ハ長調 Op.10-1
 マウリツィオ・ポリーニ(1960年録音 選定:ポール・ド・ルイ)

Disc3
● 幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61
 ヴラド・ペルルミュテール(1981年録音 選定:ガエタン・ノーロー)

● アンダンテ・スピアナート変ホ長調 Op.22
 アルトゥール・ルービンシュタイン(1934年録音 選定:ラン・ラン)

● ポロネーズ第2番変ホ短調 Op.26-2
 イグナツィ・パデレフスキ(1930年録音 選定:ローラン・マルシニク)

● ポロネーズ第9番変ロ長調 Op.71-2
 ベンノ・モイセイヴィチ(1943年録音 選定:ローラン・マルシニク)

● ポロネーズ第1番嬰ハ短調 Op.26-1
 ヴラディーミル・ソフロニツキー(1960年録音 選定:ローラン・マルシニク)

● ポロネーズ第5番嬰ヘ短調 Op.44
 アルトゥール・ルービンシュタイン(1935年録音 選定:ローラン・マルシニク)

● ポロネーズ第3番イ長調 Op.40-1『軍隊』
 アルトゥール・ルービンシュタイン(1951年録音 選定:ローラン・マルシニク)

● ポロネーズ第4番ハ短調 Op.40-2
 アルトゥール・ルービンシュタイン(1951年録音 選定:ローラン・マルシニク)

● ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53『英雄』
 ウラディミール・ホロヴィッツ(1945年録音 選定:ローラン・マルシニク)

● ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53『英雄』
 イグナーツ・フリードマン(1933年録音 選定:ローラン・マルシニク)

Disc4(選定:ジャン=ジャック・エーゲルディンゲル)
● 夜想曲第1番変ロ短調 Op.9-1
 ステファン・アスケナーゼ(1952年録音)

● 夜想曲第2番変ホ長調 Op.9-2
 ラウル・コチャルスキ(1938年頃録音)

● 夜想曲第3番ロ長調 Op.9-3
 ヴィルヘルム・ケンプ(1959年録音)

● 夜想曲第7番嬰ハ短調 Op.27-1
 アルトゥール・ルービンシュタイン(1936年録音)

● 夜想曲第8番変ニ長調 Op.27-2
 ラウル・コチャルスキ(1948年録音)

● 夜想曲第10番変イ長調 Op.32-2
 ステファン・アスケナーゼ(1952年録音)

● 夜想曲第12番ト長調 Op.37-2
 ヴラディーミル・ソフロニツキー(1949年録音)

● 夜想曲第13番ハ短調 Op.48-1
 ヴィトルト・マルクジンスキ(1949年録音)

● 夜想曲第16番変ホ長調 Op.55-2
 イグナーツ・フリードマン(1936年録音)

● 夜想曲第17番ロ長調 Op.62-1
 アルトゥール・ルービンシュタイン(1936年録音)

● 夜想曲第18番ホ長調 Op.62-2
 ゲンリフ・ネイガウス(1951年録音)

● 夜想曲第20番嬰ハ短調
 ティエリ・ド・ブリュンホフ(1963年録音)

Disc5(選定:ガエタン・ノーロー)
● 夜想曲第4番ヘ長調 Op.15-1
 アルフレッド・コルトー(1951年&1948年録音)

● 夜想曲第5番嬰ヘ長調 Op.15-2
 アルフレッド・コルトー(1951年&1948年録音)

● 夜想曲第6番ト短調 Op.15-3
 アルトゥール・ルービンシュタイン(1935年録音)

● 夜想曲第14番嬰ヘ短調 Op.48-2
 アルトゥール・ルービンシュタイン(1935年録音)

● 夜想曲第9番ロ長調 Op.32-1
 ギオマール・ノヴァエス(1956年録音)

● 夜想曲第11番ト短調 Op.37-1
 ギオマール・ノヴァエス(1956年録音)

● 夜想曲第15番ヘ短調 Op.55-1
 ウラディミール・ホロヴィッツ(1951年録音)

● 夜想曲第19番ホ短調 Op.72-1
 マリラ・ジョナス(1946年録音)

● 即興曲第1番変イ長調 Op.29
 ミェチスワフ・ホルショフスキ(1952年録音)

● 即興曲第2番嬰ヘ長調 Op.36
 ミェチスワフ・ホルショフスキ(1952年録音)

● 即興曲第3番変ト長調 Op.51
 ミェチスワフ・ホルショフスキ(1952年録音)

● 幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66
 ミェチスワフ・ホルショフスキ(1952年録音)

● 夜想曲第5番嬰ヘ長調 Op.15-2
 ミッシャ・レヴィツキ(1928年録音)

● 夜想曲第19番ホ短調 Op.72
 レオポルド・ゴドフスキー(1928年録音)

● 幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66
 ラウル・コチャルスキ(1948年録音)

● 即興曲第2番嬰ヘ長調 Op.36
 ギオマール・ノヴァエス(1951年録音)

● 即興曲第1番変イ長調 Op.29
 アルフレッド・コルトー(1922年録音)

Disc6
● スケルツォ第1番ロ短調 Op.20
 ベンノ・モイセイヴィチ(1949年録音 選定:ジェローム・バスティネリ)

● スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
 ウラディミール・ホロヴィッツ(1957年録音 選定:ダニール・トリフォノフ)

● スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
 セルゲイ・ラフマニノフ(1925年録音 選定:シモン・トルプチェスキ)

● スケルツォ第4番ホ長調 Op.54
 ヴラディーミル・ソフロニツキー(1932年録音 選定:ニコライ・ルガンスキー)

● マズルカより Op.30-3, Op.30-4, Op.50-3, Op.59-3, Op.63-2, Op.63-3
 ウラディミール・ホロヴィッツ(1949-1950年録音 選定:ベルトラン・ボワサール)

● マズルカより Op.7-5, Op.24-1, Op.33-1, Op.33-3, Op.41-2, Op.56-3, Op.67-2, Op.68-2
 ウィリアム・カペル(1951-1952年録音 選定:ベルトラン・ボワサール)

● マズルカ第49番イ短調 Op.68-2
 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(1962年録音 選定:ベルトラン・ボワサール)

● マズルカ第25番ロ短調 Op.33-4
 ラウル・コチャルスキ(1928年録音 選定:ベルトラン・ボワサール)

Disc7(選定:ベルトラン・ボワサール Op.17-4を除く)
● マズルカより Op.7-1, Op.7-2, Op.7-3, Op.33-2, Op.24-4, Op.33-4, Op.41-1, Op.50-2, Op.63-3, Op.67-3, Op.67-4, Op.68-2
 イグナーツ・フリードマン(1930年録音)

● マズルカより Op.30-1, Op.41-3, Op.59-1, Op.59-2, Op.59-3, KK.IIb-5
 アルトゥール・ルービンシュタイン(1938-1939年録音)

● マズルカより Op.17-1, Op.17-2, Op.17-3, Op.17-4
 アルトゥール・ルービンシュタイン(1955年録音)

● マズルカ第13番イ短調 Op.17-4
 グリゴリー・ギンズブルク(1957年録音 選定:アルド・チッコリーニ)

● マズルカより Op.24-3, Op.30-2, Op.67-2, Op.68-3, Op.68-4
 マリラ・ジョナス(1946年録音)

● マズルカより Op.24-1, Op.24-2, OP.24-3, Op.56-1, Op.56-2
 ニキタ・マガロフ(1956年録音)

Disc8(選定:ジャック・ドリロン、ガエタン・ノーロー)
● ワルツより Op.42, 64-1, Op.69-1, Op.64-2, Op.70-1, Op.69-2, ホ短調 Op.posthume, Op.34-2, Op.34-3, Op.70-2, Op.70-3, Op.64-3, Op.18
 ディヌ・リパッティ(1950年録音)

● ワルツ第2番変イ長調 Op.34-1
 ディヌ・リパッティ(1947年録音)

● ワルツ第2番変イ長調 Op.34-1
 アルトゥール・ルービンシュタイン(1928年録音)

● ワルツ第2番変イ長調 Op.34-1
 ロベール・ロルタ(1930年録音)

● ワルツ第1番変ホ長調 Op.18
 ヴィトルト・マルクジンスキ(1959年録音)

● ワルツ第13番変ニ長調 Op.70-3
 マリラ・ジョナス(1946年録音)

● ワルツ第5番変イ長調 Op.42
 ヨゼフ・ホフマン(1937年録音)

● ワルツ第5番変イ長調 Op.42
 シモン・バレル(1949年録音)

● ワルツ第5番変イ長調 Op.42
 ロベール・ロルタ(1930年録音)

● ワルツ第11番変ト長調 Op.70-1
 ロベール・ロルタ(1930年録音)

● ワルツ第3番イ短調 Op.34-2
 イグナーツ・フリードマン(1926年録音)

● ワルツ第7番嬰ハ短調 Op.64-2
 セルゲイ・ラフマニノフ(1927年録音)

● ワルツ ホ短調 Op.posthume
 セルゲイ・ラフマニノフ(1930年録音)

Disc9
● ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
 ジョルジュ・シフラ
 マニュエル・ロザンタール指揮、フランス国立放送管弦楽団
 1963年録音(選定:ジャン=マルク・ルイサダ)

● ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
 ギオマール・ノヴァエス
 ジョージ・セル指揮、ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
 1951年録音(選定:ジェド・ディストラー)

● 子守歌 変ニ長調 Op.57
 ミェチスワフ・ホルショフスキ(1980年録音 選定:ニコラス・ダーニー)

● タランテラ 変イ長調 Op.43
 アルフレッド・コルトー(1933年録音 選定:ニコラス・ダーニー)

● 3つのエコセーズ Op.72
 アレクサンダー・ブライロフスキー(1938年録音)

Disc10
● ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35『葬送』
 アルトゥール・ベネデッティ=ミケランジェリ(1960年録音 選定:アレクサンドル・タロー)

● ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
 ヴィルヘルム・ケンプ(1959年録音 選定:ジャン=マルク・ルイサダ)

● 幻想曲 ヘ短調 Op.49
 ギオマール・ノヴァエス(1957年録音 選定:ネルソン・フレイレ)

● 舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
 ディヌ・リパッティ(1948年録音 選定:アラン・プラネス)

● 舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
 マルタ・アルゲリッチ(1960年録音 選定:アラン・プラネス)

ユーザーレビュー

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 フランスのディアパゾン誌が編集したショ...

投稿日:2017/06/01 (木)

 フランスのディアパゾン誌が編集したショパンのCD 10枚組。フランスの12人のピアニストと、評論家、音楽学者によって歴史的名演が1曲毎に選定されている。フランス人による選曲だから、演奏者がフランス人に偏っているきらいがあるけど、今まで、こう言う企画の出版がなかった。ディアパゾンの歴史的快挙である。こんなに凄いショパン演奏には圧倒された。大半の曲がモノラル録音である。ピアノのタッチと響きが圧倒的なクリアなサウンドで迫ってくる。音の結晶がとびっきり際立っている。小気味良い音空間に包まれて身も心も投げ出して音を浴びる、最高の愉悦がある。ここにショパンの決定盤がある。今までに幾つものショパンCDセットを買い求めて聴いてきたが、なかなか満足出来ないでいた。やっと満足出来るCDセットに巡り会えた。ただ、CD9でピアノ協奏曲第1番にシフラ演奏の曲がルイサダによって選曲されているが、これはいただけない。アラウ演奏の曲に入れ替えた。ショパンのピアノ音楽は、ショパンの枠に留まらず、クラシック・ピアノ音楽の最高峰を築いている。ランゲの花の歌のような美しいもののスタンダードな音楽的表現だけでなく、ベートーヴェンのピアノ・ソナタの演奏に見られるような、音で演奏者が有している全知全霊があらわになってしまう哲学的実存を要求していて奥が深いのが人々に永遠に愛される理由のようだ。このCDセットをこの先長く愛聴して行きたい。  CD1は、25曲のPRELUDESと5曲のBALLADESだ。3曲のバラードを除いて27曲は、すべてアルフレッド・コルトーの演奏だ。トータル演奏時間80:14、演奏者の全身全霊で演奏されているのが分かり、ピアノの奏でる音で、人間の奥深い美しさを見せつけられてたっぷり堪能させてもらった。CD2は、ETUDESだ。24曲のエチュード(Op.10の12曲[演奏:パウル・バドゥラ=スコダ、録音:1956]とOp.25の12曲[演奏:サンソン・フランソワ、録音:1959])と3つの新しいエチュードとボーナス版(ダブリ版)7曲だ。(選定:Op.25を除いてポール・ド・ルイ、Op.25はエティエンヌ・モロー)Op.25は全曲とも演奏ヨゼフ・レヴィーンで良かったのではと思う。トータル演奏時間79:36、演奏者の精魂込めて演奏されているのが分かり、ピアノの奏でる音で、練習曲の美しさ、可愛らしさを見せつけられて堪能させてもらった。CD3は、POLONAISESだ。9曲のポロネイズと、1曲のボーナス版(ダブリ版)ポロネイズ「英雄」だ。選曲はトラック1がガエタン・ノーロー、トラック2がラン・ラン、トラック3からトラック10がローラン・マルシニクだ。アルトゥール・ルービンシュタイン演奏のポロネイズが4曲(トラック番号2,6〜8)も選ばれている。モノラル録音だけれど、何れも演奏、録音とも素晴らしい出来だ。トータル演奏時間79:04、演奏者の全身全霊で演奏されているのが分かり、ピアノの奏でる音で、人間の奥深い美しさを見せつけられてたっぷり堪能させてもらった。トラック番号5(Op.26 No.1 ヴラディーミル・ソフロニツキー演奏)なんかはしびれる。ポロネイズはショパンの傑作だと思う。CD1枚1枚に夢中になって聴いている。こんなこと初めてだ。CD4は、NOCTURNESだ。トータル演奏時間が63分で、ちょっと少ないけど、1ダース(12曲)で区切った感じだ。演奏が心に染みるのは当たり前で、プラス・アルファが足りない演奏が多い。選者ジャン=ジャック・エーゲルディンゲルの力不足か、名演奏が少ないのか、不明である。他のCDのように、もっと心を奪われる演奏を期待していた。トータル演奏時間63:22、演奏者の全身全霊で演奏されているのが分かり、ピアノの奏でる音で、人間の奥深い美しさを見せつけられてたっぷり堪能させてもらった。CD5は、NOCTURNESとIMPROMPTUSだ。8曲のノクターンと4曲の即興曲とボーナス版(ダブリ版)ノクターン2曲と即興曲3曲だ。CD5の曲の選者はガエタン・ノーローである。ショパンはノクターンを全部で21曲作曲しているが、このCD4とCD5でノクターンは20曲演奏されている。多分第21番ハ短調(遺作)だけが演奏されていない。即興曲(演奏者ミェチスワフ・ホルショフスキ)って、歴史的名演でもこんなもんか。いや、ボーナス版のノクターンと即興曲の方が出来が良い。トータル演奏時間76:03、まあまあ満足である。CD6は、SCHERZOSとMAZURKASだ。4曲のスケルツォと14曲のマズルカと2曲のボーナス版(ダブリ版)マズルカだ。スケルツォは歴史的名演奏に相応しく素晴らしい出来だ。作曲家のセルゲイ・ラフマニノフが1曲演奏している(録音1925)。マズルカは6曲をウラディミール・ホロヴィッツが(録音1949-1950)、8曲をウィリアム・カペルが(録音1951-1952)演奏している。何れも旋律だけでなく、音色(干からびた金切り音)、タッチ、テンポ、抑揚の一級の味わい深い演奏(これぞ歴史的名演奏)を聴かせてくれている。トータル演奏時間76:58、演奏者の全身全霊で演奏されているのが分かり、ピアノの奏でる音で、人間の奥深い美しさを見せつけられてたっぷり堪能させてもらった。CD7は、MAZURKASだ。12曲をイグナーツ・フリードマンが、アルトゥール・ルービンシュタインが6曲を1938-1939に、4曲を1955に演奏したものが採用されている。前者の6曲と後者の4曲では、まるで別人が弾いているようである。どっちも素晴らしい。演奏家のピアニズムって、わずか20年足らずでこんなにも変わるものか。さらに前のトラックと同じ曲を1曲グリゴリー・ギンズブルクが演奏しているが(ライブ録音、アルド・チッコリーニ選定)、これは良くない。続いて5曲をマリラ・ジョナスが、5曲をニキタ・マガロフが演奏している。いずれも歴史的名演奏と呼べるもので、聴いていてワクワクするし、素晴らしい出来である。トータル演奏時間82:06、演奏者の全身全霊で演奏されているのが分かり、ピアノの奏でる音で、人間の奥深い美しさを見せつけられてたっぷり堪能させてもらった。CD8は、WALTZESだ。13曲をディヌ・リパッティが演奏している(ライブ録音、1950)。ボーナス版(ダブリ版)が12曲入っている。歴史的名演奏に相応しく、こころにグイグイ食い込んでくる。作曲家のセルゲイ・ラフマニノフが2曲演奏している(録音1927, 1930)。トータル演奏時間73:39、演奏者の全身全霊で演奏されているのが分かり、ピアノの奏でる音で、人間の奥深い美しさを見せつけられてたっぷり堪能させてもらった。CD9は、CONCERTOSで冒頭でも書いたように、ピアノ協奏曲第1番がジョルジュ・シフラ演奏の曲であるが、ルイサダの選曲眼が良くない。第1番は良い演奏が目白押しである。わしは、クラウディオ・アラウ演奏の曲に入れ替えた。演奏の質も録音も最高である。末永く愛聴するためには、やむを得ない。おかげで、CD-Rが80分をオーバーしてしまったのでタランテラを削除した。ピアノ協奏曲第2番はギオマール・ノヴァエス演奏の曲がモノラルだけど、凄い出来で圧倒された。ジェド・ディストラーの選曲を褒めるしかない。子守歌(ベルセウス)、エコセーズとも演奏が素晴らしい。トータル演奏時間79:20、演奏者の全身全霊で演奏されているのが分かり、ピアノの奏でる音で、人間の奥深い美しさを見せつけられてたっぷり堪能させてもらった。CD10は、SONATASとFANTAISIE、BARCAROLLEだ。ピアノ・ソナタはショパンの一番苦手な分野みたいだ。アルトゥール・ベネデッティ・ミケランジェリと言い(ソナタ第2番)、ヴィルヘルム・ケンプと言い(ソナタ第3番)、役者は揃っているけど、作品の精彩が欠ける。ファンタジーはギオマール・ノヴァエスが演奏しているけど、ネルソン・フレイレの選定がまずいようだ。舟歌(バルカローレ)は、ディヌ・リパッティ(録音1948)と、ダブリでマルタ・アルゲリッチ(録音1960)が演奏している。両者とも演奏が素晴らしい。さすが歴史的名演奏である。トータル演奏時間80:08、ピアノの奏でる音で、何とか美しさを見せつけられて堪能させてもらった。

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人物・団体紹介

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ショパン (1810-1849)

。39年の短い生涯を、作曲とピアノ演奏で駆け抜けた「ピアノの詩人」の素晴らしい音楽が世界中で鳴り響きます。世界各国でさまざまなコンサートやイベントがおこなわれ、CDやDVDなど、数多くの音楽ソフトもリリースされ、ショパンの音楽が過去最高の注目を集めるにぎやかな年になりそうです。

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