CD 輸入盤

ショパン:ピアノ協奏曲第1番、べートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 アラウ、クレンペラー、ドホナーニ、ケルン放送響(1954、59)

ショパン (1810-1849)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ICAC5045
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ショパン:ピアノ協奏曲第1番、べートーヴェン:同第4番
アラウ、クレンペラー、ドホナーニ、ケルン放送交響楽団


名ピアニスト、クラウディオ・アラウ[1903-1991]は、5歳で初リサイタルをおこない、8歳で政府の援助によりベルリンに留学、同地でフランツ・リストの高弟だったマルティン・クラウゼに師事して腕を磨き、11歳で『超絶技巧練習曲』を演奏するほどのヴィルトゥオーゾとして有名になった天才少年でした。
 その後、メンゲルベルクやニキシュ、フルトヴェングラーといった指揮者たちと共演を重ねてさらなる名声を確立、22歳で母校シュテルン音楽院の教授に就任し、24歳のときにはジュネーヴ国際ピアノコンクールで優勝してもいます。
 第二次世界大戦中の1941年にはアメリカに移住し、以後、アメリカを拠点に世界各国で活躍し88歳で亡くなる直前まで旺盛な活動を展開していました。
 アラウのレパートリーは幅広いものでしたが、中でも特に評価の高かったのが独墺ものとリスト、ショパンなどでした。
 今回登場する放送曲正規音源によるケルン放送交響楽団とのライヴ録音盤は、アラウ得意のショパンとベートーヴェンのコンチェルトを収めたもので、前者はオットー・クレンペラー、後者はクリストフ・フォン・ドホナーニが指揮を受け持っています。
 クレンペラーとのショパン第1番は以前から有名なもので、作品の通常のイメージからすると重厚で力強すぎる感のあるクレンペラーのオーケストラと、ロマンティシズムをたたえながらもやはりパワフルなアラウのピアノが渡り合うという実に堂々たるコンチェルト演奏です。
 クレンペラーとアラウの関係は、戦前、1930年代にベルリンでおこなったシューマンのピアノ協奏曲での共演にまでさかのぼります。そのときは若手のアラウに対してクレンペラーが徹底的に自分の解釈を押し付けたため、アラウは不快な思いをしたと述懐していますが、それから20年を経てのここでの彼らの関係は、それに較べれば非常に良好とは言えるものの、ショパンのことをあまりわかっていないクレンペラーに対して、アラウが困る場面もしばしばだっったとか。とはいえ、演奏はユニークながら素晴らしいものに仕上がっており、この成功が3年後のロンドンでのベートーヴェン・チクルスに結びついたのかも知れません。
 アラウとドホナーニは1963年のシューマン&グリーグのPHILIPS録音で相性の良いところを見せてただけに、4年前の収録となるこのベートーヴェン第4番でも良い演奏が期待できそうです。(HMV)

【収録情報】
・ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調

 クラウディオ・アラウ(ピアノ)
 ケルン放送交響楽団
 オットー・クレンペラー(指揮)

 録音時期:1954年10月25日
 録音場所:ケルン放送第1ホール
 録音方式:モノラル(ライヴ)

・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調

 クラウディオ・アラウ(ピアノ)
 ケルン放送交響楽団
 クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)

 録音時期:1959年4月6日
 録音場所:ケルン放送第1ホール
 録音方式:モノラル(ライヴ)

収録曲   

  • 01. ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op. 11 - T. Allegro maestoso
  • 02. ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op. 11 - U. Romanza: Larghetto
  • 03. ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op. 11 - V. Rondo: Vivace
  • 04. ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op. 58 - T. Allegro moderato
  • 05. ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op. 58 - U. Andante con moto
  • 06. ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op. 58 - V. Rondo: Vivace

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じれったいクレンペラーの伴奏にはじめは合...

投稿日:2018/01/14 (日)

じれったいクレンペラーの伴奏にはじめは合わせようと努力しているアラウも途中からはもう知らない!という感じで全体を引っ張り始め、あのクレンペラー大先生もたじたじという感じの、クレンペラーにしてはまったく珍しい逆のパターンだと思いました。アラウの力量を見直したしだいです。モノラルですが全く音質的物足りなさは感じません。ただ、ライブで拍手がないのは興ざめする。

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ショパン (1810-1849)

。39年の短い生涯を、作曲とピアノ演奏で駆け抜けた「ピアノの詩人」の素晴らしい音楽が世界中で鳴り響きます。世界各国でさまざまなコンサートやイベントがおこなわれ、CDやDVDなど、数多くの音楽ソフトもリリースされ、ショパンの音楽が過去最高の注目を集めるにぎやかな年になりそうです。

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