CD

エチュード集(24曲) メジューエワ

ショパン (1810-1849)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
WAKA4139
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ショパン生誕200年、メモリアル・イヤーに向けての企画第1弾!
芳醇な抒情と切ないほどの哀しみ〜神韻縹渺たるショパンの真実を伝える


「・・・メジューエワは、エチュードそれぞれの課題を充分に把握し、その上で計り知れない情感を湧き上がらせている。滑舌の良いひとつひとつの音はそれ自体で生命力を有し、自然なフレージングや淀みない音楽的流れは作品の持つ濃密な小宇宙を最大限に引き出しているのだ。」(真嶋雄大/ライナーノートより)

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲録音シリーズでも好評を博しているイリーナ・メジューエワが、ショパン生誕200年のメモリアル・イヤー(2010年)に向けてリリースする新シリーズ第1弾。これまでに発表したスケルツォ集(WAKA4101)バラード集(WAKA4112)幻想ポロネーズ(WAKA4127)などで「ショパン弾き」としての実力が高く評価されているメジューエワですが、いよいよ満を持して「エチュード集」に挑戦しました。優れたテクニックと豊かな音色のパレットを駆使したその演奏は、現代的なセンスに溢れると同時に何かしら古雅な味わいも併せ持つという極めてユニークなもの。ショパン演奏の伝統に新たなページが開かれたことを予感させるアルバムの誕生です。
 96Hzハイ・サンプリング+ワンポイント録音によるナチュラルなサウンドで、新しい時代のショパンの響きお楽しみください。なお、当シリーズの続編としては「24のプレリュード集」、「ノクターン集(20曲)」(いずれも全曲新録音)などが予定されています。(若林工房)

【収録情報】
ショパン:
・12のエチュード集 作品10
・12のエチュード集 作品25
 イリーナ・メジューエワ(ピアノ)

 録音時期:2009年7月、9月
 録音場所:富山県魚津市、新川文化ホール
 録音方式:Digital録音(セッション)

総合評価

★
★
★
★
★

4.5

★
★
★
★
★
 
4
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
1
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
「吉田秀和さん、ありましたよ」そんな一枚...

投稿日:2015/09/27 (日)

「吉田秀和さん、ありましたよ」そんな一枚です。   吉田秀和氏をして「これ以上なにを望みますか?」と言わしめたポリー二は、まさに「金字塔」と呼ぶにふさわしいものだ、とは思います。  90年代ころから、日本人にも、素晴らしいテクニックをもった若手がどんどん頭角を現らわし、ポリーニに引けをとらない技量を披露する演奏を、生やテレビ、FMやCDでだいぶ聴いてきました。 そして、たしかに「あれ以上は望めないのだな」と思って聞いてきました。 吉田翁が存命中に、このメデューエワを聴いたことがあったのかどうか。 わかりませんけれども、私には、「これ以上」のそれがあったのだ!と感激を抑えきれませんでした。 テクニックで見劣りということもまったくないと思います。  ほとんど「聴き飽きた」といってもいいような「革命」ですら、聴いていて鳥肌がたちました。   このCDを初めて聴く方、久しぶりに聴く方。 作品10を「革命」で聴き終えた後、CDを止めて30分ほどお休みをとったらいいです。  コンサートの休憩のように。 コーヒーでもワインでも、ウィスキーでもいいです。気分を変えて、そして作品25を聴いてみたらいかがでしょうか? エオリアンハープが天上の音楽のように聞こえてきませんか?  メデューエアはこの二つの作品を見事に弾き分けていると思います。 ごく最近までまったく注目をしたことがなかったこの女流ピアニストにハマってしまってます。

TOCHIPAPA さん | 広島県 | 不明

0
★
★
★
★
☆
ポリーニなどの演奏に比べれば、テンポも極...

投稿日:2011/04/18 (月)

ポリーニなどの演奏に比べれば、テンポも極端に早くなく、やや平凡な印象はあるものの、音符1つずつを大切にキッチリ弾いていることはうなずける。実際にショパンのエチュードを勉強するピアニストにとっては、良きお手本の演奏となろう。個人的には、「別れの曲」や「エオリアンハープ」など、もう少しメロディラインを強調した演奏が好みではあるのだが。

V.P さん | 奈良県 | 不明

0
★
★
★
★
★
メジューエワのショパンは実に素晴らしい。...

投稿日:2011/01/09 (日)

メジューエワのショパンは実に素晴らしい。2006年のスケルツォ以降、ショパンを集中的に録音しているが、いずれ劣らぬ名演と高く評価したい。メジューエワのタッチは実に堂々としてしかも宝石にように輝いている。ショパンが記したスコアのすべての音符を一音たりとも蔑にしないアプローチは、メジューエワのショパンに威風堂々たる風格を与えているが、それでいて、音楽の流れはごく自然に流れ、女流ピアニストならではの繊細な詩情にいささかの不足もない。要は、我々聴き手がショパン演奏に望むすべての要素を兼ね備えているということであり、彼女の年齢を考える時、これは正に驚異的と言えるだろう。本盤のエチュード、冒頭の第1曲からして、大輪のひまわりのような華のある珠玉の音楽が展開される。第3曲の別れの曲の、後ろ髪を引かれるような絶妙な弾き方も見事であるし、第5曲の黒鍵の、一音一音が生き物のように息づいている生命力溢れる演奏は圧巻の迫力。第12曲の革命の超絶的な技巧には完全にノックアウトされるし、作品25の第10番以降の諸曲の幾分陰影の濃い、それでいて詩情溢れる美演は、筆舌には尽くしがたい素晴らしさだ。メジューエワは、まだまだ若いが、今後の前途洋々たる豊かな将来性を感じさせる一枚と言える。録音も鮮明で実に素晴らしい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

4

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ショパン (1810-1849)

。39年の短い生涯を、作曲とピアノ演奏で駆け抜けた「ピアノの詩人」の素晴らしい音楽が世界中で鳴り響きます。世界各国でさまざまなコンサートやイベントがおこなわれ、CDやDVDなど、数多くの音楽ソフトもリリースされ、ショパンの音楽が過去最高の注目を集めるにぎやかな年になりそうです。

プロフィール詳細へ

ショパン (1810-1849)に関連するトピックス

器楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品