ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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SHM-CD

交響曲第4番、第11番『1905年』 アンドリス・ネルソンス&ボストン交響楽団(2CD)

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCG1802
組み枚数
:
2
:
日本
フォーマット
:
SHM-CD

商品説明

ショスタコーヴィチ:交響曲第4番、第11番『1905年』
アンドリス・ネルソンス&ボストン交響楽団


グラミー賞連覇!名門ボストン響の新時代到来!
 ラトヴィア出身の俊英指揮者、ネルソンスと彼が音楽監督を務めるボストン交響楽団のショスタコーヴィチ・シリーズ「スターリンの影の下のショスタコーヴィチ」第3弾! シリーズ第1弾の「ショスタコーヴィチ:交響曲第10番、他」は、第58回グラミー賞クラシック部門「ベスト・オーケストラル・パフォーマンス部門」を、第2弾「交響曲5番、第8番、第9番、他」もまた第59回グラミー賞の同部門を受賞しました。
 「スターリンの影の下のショスタコーヴィチ」シリーズ〜DGとボストン交響楽団はショスタコーヴィチの交響曲第5番〜第10番に管弦楽作品を加えた5枚のアルバムの契約を発表しましたが、第1弾の絶賛を受けて交響曲全曲録音へ企画変更しました。全米ビッグ5の一角である名門ボストン響はクーセヴィツキーやミュンシュが育て、小澤征爾が1973年〜2002年黄金期を築いた人気のオーケストラ。若く才能溢れる音楽監督を迎え新たな時代を築きます。今回は昨年の来日公演で圧倒的な名演で度肝を抜いた交響曲第11番と、マーラーの影響が色濃く編成も最大で技術的にも至難の第4番を収録しています。
 1978年に、当時まだソ連領だったラトヴィアのリガに生まれたアンドリス・ネルソンスは、ショスタコーヴィチの音楽の演奏に対して独自の視点をもっています。彼はソビエトの音楽的伝統のもとで教育された、最後の指揮者の一人です。そしてサンクト・ペテルブルクで長く学んだネルソンスは、ロシアの偉大な巨匠たちの伝統を受け継ぐと同時に、レパートリーの中核をなすドイツ作品では西欧の巨匠たちの伝統も受け継いでいるという、現在ではたぐいまれな指揮者の一人でもあります。ドイツの名門、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の第21代カペルマイスター(首席指揮者)にも就任し、ゲヴァントハウス管とはブルックナーの交響曲全曲録音シリーズが、2020年のベートーヴェンのアニヴァーサリー・イヤーに向けてはウィーン・フィルとベートーヴェン交響曲全曲録音が進行しているという最も期待を集めている実力派です。(メーカー資料より)

【収録情報】
Disc1

● ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調 Op.43

Disc2
● ショスタコーヴィチ:交響曲第11番ト短調 Op.103『1905年』

 ボストン交響楽団
 アンドリス・ネルソンス(指揮)

【アンドリス・ネルソンス】
1978年11月18日、ソ連(当時)のラトヴィア共和国のリガで生まれた。父親は合唱指揮者・チェロ奏者で、母親はラトヴィアで初めての古楽アンサンブルを創設したという音楽一家であった。早くからピアノを学び、12歳の時からトランペットを学び始め、ラトヴィア国立歌劇場管弦楽団のトランペット奏者となった。その後サンクト・ペテルブルクでアレクサンドル・ティトフに指揮を学び、ネーメ・ヤルヴィ、ヨルマ・パヌラのマスタークラスに参加した。オスロ・フィルハーモニー管弦楽団で緊急のトランペット奏者の代役を務めた時にマリス・ヤンソンスの目に留まり、2002年から指揮を学ぶことになった。2003年にラトヴィア国立歌劇場の音楽監督に就任し、2007年まで務めた。2006年に北ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任し、09年まで務め、2008年にはバーミンガム市交響楽団の音楽監督に就任し、2015年まで務めた。この間の2009年10月、メトロポリタン歌劇場に『トゥーランドット』を指揮して、また2010年夏にはバイロイト音楽祭に『ローエングリン』を指揮してデビューし、2011年3月にカーネギー・ホールで初めてボストン交響楽団を指揮した。2012年夏にタングルウッド音楽祭にデビューし、2013年1月にはボストン・シンフォニー・ホールで初めて指揮をとり、2014/15年のシーズンにボストン交響楽団の音楽監督に就任した。2011年12月に初めて指揮したゲヴァントハウス管弦楽団のカペルマイスター(楽長)に2017/18年のシーズンから就任した。(メーカー資料より)

内容詳細

音の運びも響きのかたちも十分に明晰でありながら、一つ一つの音が絶え間なく情を孕んでうごめき迸る。音の仕掛けが真っ向充填され、政治的思いも強靭な2作だが、ネルソンスは淀まずもたつかず、響きの弾力柔軟性片時も損なわぬ圧倒的切れ味と速力で重さ粘り気を散消。思わず腰が浮く!★(中)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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少なくとも私の好きな演奏ではない。4番は...

投稿日:2022/01/21 (金)

少なくとも私の好きな演奏ではない。4番は途中だるいところがあるし、11番の聴きなれない不自然な響きを感じる。マイベストではない。

ピアソラ さん | 岡山県 | 不明

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ショスタコーヴィチの4番は、演奏の困難さ...

投稿日:2021/10/11 (月)

ショスタコーヴィチの4番は、演奏の困難さ等から初演までに非常に長い年月が掛かったと聞くが、現代のオケにしてみれば、いとも容易く演奏してしまう。この作品には名演とされるものが多く、古くはオーマンディ、プレヴィン、すこし新しいところではミョンフン、ラトルあたり。そこに、堂々とネルソンスが名乗りを上げたというところか。11番にも、歴史的なクリュイタンス 、ストコフスキー、ムラヴィンスキーあたりに伍していけるかどうかというところ。演奏の激しさという面では、大人しい印象があるが、ネルソンスの真骨頂は弱音場面での表現力にあるという気がする。

Ichirokagawa さん | 香川県 | 不明

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4番はこれまで出た同曲でオーケストラの上...

投稿日:2018/09/20 (木)

4番はこれまで出た同曲でオーケストラの上手さ、録音の良さが際立っている。ファゴット、トロンボーンのソロも実に上手い。ボストンは現在の米国オケでもトップではないだろうか。ネルソンスは、この上質のオケを駆使し、アヴァンギャルドな4番の面白さを明らかにする。これほどコラージュ的な手法が息つく暇なく展開される演奏は初めてかもしれない。一方で、この曲がもつどす黒い側面はあまり表出されず、聴き手を震撼させるには至らない。11番はハイティンク/コンセルトヘボウの超名演があり、それにどこまで肉薄できるか期待したが、やや力及ばずの印象。例えば第2楽章を早めのテンポで緊迫感の演出を図るが、じっくり描き出したハイティンクの完勝になっているし、虐殺シーンでグランカッサが強烈に鳴り響きすぎ、狂暴なティンパニがスポイルされたのも恐怖感を高めるのにマイナスだった。ただ、終楽章は見事で、まさに「警鐘」にふさわしい。ネルソンスの才気と未熟の両面を感じる2曲。

フォアグラ さん | 愛知県 | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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