シューマン、ロベルト(1810-1856)

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CD 輸入盤

子供の情景、蝶々、森の情景、幽霊変奏曲、ピアノ・ソナタ第1番、幻想曲 シフ(2CD)

シューマン、ロベルト(1810-1856)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4763909
組み枚数
:
3
レーベル
:
Ecm
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

SCHIFF / SCHUMANN GEISTERVARIATIONEN
シフ/シューマン・リサイタル(2CD)
子供の情景、幽霊変奏曲、蝶々、他


シューマン作品の演奏への大きな貢献により、さきごろツヴィッカウ市からロベルト・シューマン賞を授与されたアンドラーシュ・シフのシューマン・アルバム。
 2002年にECMからリリースされた同じく2枚組のシューマンのライヴ・アルバムには、ピアノ・ソナタ第3番、フモレスケ、ノヴェレッテ、夜想曲の見事な演奏が収められて大きな評判となりました。
 それから11年を経ての今回のアルバムでは、人気曲『子供の情景』をはじめ、『蝶々』、ピアノ・ソナタ第1番、『森の情景』、幻想曲、そして主題と変奏『幽霊変奏曲』を収録しており、幻想曲については第3楽章の最終稿も最後に収録するという念の入れようです。
 アルバム・タイトルにもなっているシューマン晩年の『幽霊変奏曲』は、シューマンが夢の中で聴いた、シューベルトとメンデルスゾーンの幽霊の歌う旋律をもとに変奏曲を書いたというエピソードで知られる曲で、作曲後、ほどなくライン川に身を投げたこともあり、『幽霊変奏曲』という渾名が付けられることとなったようです。なお、実際に主題に使われているのは、前年に書かれたヴァイオリン協奏曲の第2楽章の主題で、幽霊云々という話はシューマンの思い違いに起因するものである可能性が高いようです。
 録音は、ベストセラーとなったバッハのパルティータ全集でも使用されていたノイマルクトのコンツェルトザールでおこなわれています。(HMV)

【収録情報】
シューマン:
CD1
・『蝶々』作品2 
・ピアノ・ソナタ 第1番 嬰へ短調 作品11 
・『子供の情景』作品15

CD2
・幻想曲 ハ長調 作品17(第3楽章は初稿による演奏) 
・『森の情景』作品82 
・主題と変奏 変ホ長調『幽霊変奏曲』
・幻想曲 ハ長調 作品17から 第3楽章(最終稿)

 アンドラーシュ・シフ(ピアノ)

 録音時期:2010年6月20日-22日
 録音場所:ノイマルクト、コンツェルトザール
 録音方式:デジタル(ライヴ)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Introduzione. Moderato - 1.
  • 02. Prestissimo
  • 03. 3.
  • 04. Presto
  • 05. 5.
  • 06. 6.
  • 07. Semplice
  • 08. 8.
  • 09. Prestissimo
  • 10. 10. Vivo
  • 11. 11.
  • 12. 12. Finale
  • 13. I. Introduzione. Un poco Adagio - Allegro vivace
  • 14. II. Aria
  • 15. III. Scherzo e Intermezzo. Allegrissimo
  • 16. IV. Finale. Allegro un poco maestoso
  • 17. Von fremden Lndern und Menschen
  • 18. Curiose Geschichte
  • 19. Hasche-Mann
  • 20. Bittendes Kind
  • 21. Glckes genug
  • 22. Wichtige Begebenheit
  • 23. Trumerei
  • 24. Am Camin
  • 25. Ritter vom Steckenpferd
  • 26. Fast zu ernst
  • 27. Frchtenmachen
  • 28. Kind im Einschlummern
  • 29. Der Dichter spricht

ディスク   2

  • 01. I. Durchaus phantastisch und
  • 02. II. Mig
  • 03. III. Langsam getragen (ursprngliche Fassung)
  • 04. Eintritt2:05
  • 05. Jger auf der Lauer
  • 06. Einsame Blumen
  • 07. Verrufene Stelle
  • 08. Freundliche Landschaft
  • 09. Herberge
  • 10. Vogel als Prophet
  • 11. Jagdlied
  • 12. Abschied
  • 13. Tema. Leise, innig
  • 14. Var. I
  • 15. Var. II. Canonisch
  • 16. Var. III. Etwas belebter
  • 17. Var. IV
  • 18. Var. V
  • 19. III. Langsam getragen

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ユーザーレビュー

総合評価

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 一番の聴きどころはやはり「幻想曲」。シ...

投稿日:2013/06/15 (土)

 一番の聴きどころはやはり「幻想曲」。シフによる、生き生きとした演奏からシューマンの意気軒昂、理想への想い、クララへの思慕・・・さまざまなものが伝わってきた。  実は「幻想曲」を他のピアニストで聴いてはいたがもやもやした印象しか残らず、あまり面白く聴けなかった。私の聴き方が不足していたせいだろうが、それでもこのCDを聴いてやっと幻想曲の面白さに気付き始めてきた。第3楽章の異なる稿が聴けるのも嬉しい。ベートーヴェンの歌曲との関連がより分かりやすくなった。個人的に第3楽章は初稿の方が好み。それが聴けるのがいいし、聴き比べできるのがこのCDの一番のポイントと思う。どちらの稿が好みか・・・これから聴かれる皆さんそれぞれが出されるべき愉しみであろう。 ちなみに、私のi-PodでこのCDをいれてあるが、歌詞の部分にシュレーゲル(Friedrich von Schlegel)の「しげみ」を入れておき、聴くときに詩を読みながら聴くようにしている。このやり方は、CDを買って聴かれる方にもお勧めしたい。  それにしても収録されている曲目にも驚かされる。「蝶々」、「子供の情景」、「ソナタ」、「森の情景」に「精霊の主題による変奏曲」まで入って至れり尽くせり。通常ならそれぞれ分けて数枚のCDにするのであろうが、これが1組のCDに入っているコストパフォーマンスにも感謝したい。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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かつて、ハンガリーの3羽ガラスの一人と呼...

投稿日:2012/12/09 (日)

かつて、ハンガリーの3羽ガラスの一人と呼ばれたアンドラーシュ・シフも、すっかりその道を極める齢になりました。シューマンの浪漫、夢と幻想、病んだ所を超えて、美しく、悲しい、ひとつひとつ音の精神を音に大切に、つま弾く、心に響くユーモアと闇。深いため息を付かずのは、いられない、又、ライヴ演奏だそうですが、暗いジャケットとともに、慰みと微かな希望も、聴かせてくれる、情念籠められた真摯、貴重な名盤2枚組。深夜に聴くには、最適。

sunny さん | 兵庫県 | 不明

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このシューマンのCDは名演奏、名録音の極み...

投稿日:2012/02/19 (日)

このシューマンのCDは名演奏、名録音の極みだ。 2008年3月にシフのリサイタルが有りました。 その日はオペラシティのホール、シフが選んだベーゼンドルファーが置いてあり、当日はこのピアノを使用しています。 その時のプログラムはベートーヴェンのテンペストとワルトシュタインソナタ。 シューマンのパピヨンと幻想曲。その日のプログラムに載っていた順番はワルトシュタインが最後でしたが、当日,本人の要望でシューマンの幻想曲が最後になり、入れ替わりました。実際に演奏を聴くと入れ替えた理由が分かりました。 その日のリサイタルはテンペストとワルトシュタインを聴くのが目的でした。 その2曲も良かったのですが、最後の幻想曲の演奏には度肝を抜かれました。 極めてスケールの大きい演奏、メロディーの美しさ豊かさ、弱音の美しさ、ピアノが歌い、フォルテではベーゼンドルファーの低弦が吠える。背筋がゾクゾクし、聴いていて興奮しました。 リサイタルの後、帰宅してシフの演奏したシューマンの幻想曲のCDを探しましたが、その当時録音されていませんでした。 それがやっと録音され発売されました。 発売後、すぐに購入し聴いてみました。 生演奏程の迫力、熱気は有りませんが、素晴らしい演奏で最高の録音です。 この録音場所は昔から響きの良いので有名なホールですが、今回のこの録音が最高だと思います。シフは今やピアノの大家。ブレンデル,ポリーニの次の世代の代表です。我が推薦する最高のCD、他の曲も素晴らしい演奏です。

Figaro さん | 神奈川県 | 不明

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シューマン、ロベルト(1810-1856)

ロベルト・シューマン(Robert Alexander Schumann)は、 1810年6月8日にドイツのツヴィッカウに生まれました。5人兄弟の末っ子で、出版業者で著作もあったという父親のもとで早くから音楽や文学に親しみ、作曲や詩作に豊かな才能を示したといいます。  ロベルト16才の年にその父親が亡くなり、安定した生活を願う母親の希望で法学を選択、1828年にライプツィヒ大学に入学しますが、音

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