シューマン、ロベルト(1810-1856)

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CD 輸入盤

ヴァイオリン協奏曲、ピアノ三重奏曲第3番 I.ファウスト、エラス=カサド&フライブルク・バロック管、ケラス、メルニコフ(+DVD)

シューマン、ロベルト(1810-1856)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HMC902196
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
DVD付き,輸入盤

商品説明

ファウスト、ケラス、メルニコフ
3名によるシューマン・プロジェクト、始動!
ボーナスDVDにはヴァイオリン協奏曲のライヴ映像収録!


イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)、ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)、アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)という、いまや世界が認める存在となった三人による、シューマン・プロジェクトが始動します。シューマンの協奏曲3曲(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ協奏曲)+ピアノ三重奏曲3曲のレコーディングをするというこのプロジェクトは、3人がヨーロッパでシューマンのピアノ三重奏曲を演奏するツアーを行った際に持ち上がったといいます。楽器は、ガット弦の弓を張った弦楽器、そしてフォルテピアノで、ということになり、オーケストラもソロ楽器に合った編成のフライブルク・バロック・オーケストラに決定。指揮は俊英エラス=カサド。オケとソロ楽器の素晴らしいバランス、自然なアーティキュレーションで作品に対する既成概念を払拭するような、まさにこの顔ぶれでしか為し得ない水準での、新しいシューマン像が完成しました。
 プロジェクト第1弾は、ヴァイオリン協奏曲を中心に据えたプログラム。シューマンのヴァイオリン協奏曲は、晩年の1853年の作。当時のヴァイオリンの名手、ヨーゼフ・ヨアヒムとの出会いがこの作品を生みだしました。完成の翌年にシューマンが療養所に入ったことなどからしばらく日の目を見ないままになっていましたが、1907年にヨアヒムが所蔵していた楽譜がベルリン図書館に売却され、1937年には初演および出版のはこびとなりました。力強い第1楽章、第2楽章の美しい旋律はファウストの美しい音色と音楽の真骨頂を見るようです。この旋律は後にシューマンの耳に「天使の歌」としてあらわれ、この旋律に基づいて、変奏曲(精霊の主題による変奏曲)が書かれています。第3楽章は3拍目に重点がくるポロネーズのリズムで、オーケストラとソロ楽器の充実の対話の中しめくくられます。
 カップリングのピアノ三重奏曲は、1851年に作曲されたもの。シューマン家でクララのピアノで初演されたのち、1852年に公開初演されました。クララ自身、この作品を情熱的で創意に満ちていると非常に気に入っていたようすの日記が遺されています。充実していたシューマンの、情熱と創意に満ちたトリオを、メルニコフのフォルテピアノの音色、そしてファウストとケラスの奏でる音色が織り成す抜群のバランスで堪能できます。
 ボーナスDVDには、シューマンのヴァイオリン協奏曲のライヴ映像が収録されているというなんとも嬉しい特典つきです。(キングインターナショナル)

【収録情報】
● シューマン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 WoO1 [32:12]

 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン/1704年製ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティー」)
 フライブルク・バロック・オーケストラ
 パブロ・エラス=カサド(指揮)

● シューマン:ピアノ三重奏曲第3番ト短調 op.110 [29:13]

 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン/1704年製ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティー」)
 ジャン=ギアン・ケラス(チェロ/ジョフレド・カッパ、1696年)
 アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ/ジャン=バティスト・シュトライヒャー ウィーン1847年、エドヴィン・ボインク・コレクション)

 録音時期:2014年5月、8月、9月
 録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

【ボーナスDVD】
● シューマン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 WoO1

 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン/1704年製ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティー」)
 フライブルク・バロック・オーケストラ
 パブロ・エラス=カサド(指揮)

 収録時期:2014年3月25日
 収録場所:ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 収録時間:37分14秒
 音声:ステレオ
 NTSC
 Region All

収録曲   

  • 01. In Krftigem, Nicht Zu Schnellem Tempo - Isabelle Faust/Freiburger Barockorchester
  • 02. Langsam - Isabelle Faust/Freiburger Barockorchester
  • 03. Lebhaft, Doch Nicht Schnell - Isabelle Faust/Freiburger Barockorchester
  • 04. Bewegt, Doch Nicht Zu Rasch - Various Performers
  • 05. Ziemlich Langsam - Various Performers
  • 06. Rasch - Various Performers
  • 07. Krftig, Mit Humor - Various Performers

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夢は枯野をかけめぐる 忘却の或いは無視さ...

投稿日:2017/01/07 (土)

夢は枯野をかけめぐる 忘却の或いは無視された協奏曲はヴァイオリンの為に書かれた おそらくシューマンの病状の悪化から療養所への入所そして自死に至った状況が 80年余の空白を作り出したとはいえ 妻クララですら演奏を望まなかったのは 名手ヨアヒムも音楽の変質を感じ取っていたからだろう 魂が抜けたか 異界の音楽か シューマンらしからぬ楽想と響きに怖気を振るって封印してしまった シューマンの精神が恐怖の悲鳴を聞いていたことが分かる だが人生半ばで崩壊していく己の 未だ詩心は無限の荒野を翔け止まないことを高らかに謳いきっている 無残な状況は冒頭のニ短調で嘆かれ 翔けめぐる夢は終楽章のニ長調の楽句で繰り返し繰り返し訴えかけてくる 演奏例が少ないのは難しいからなのだろうが シューマンの詩と真実を最も肌身に感じる逸品だ ファウストとフライブルクBOの演奏は美しい ピリオド楽器演奏か否かは知らない ただガット弦の響きがあったから表現し得た世界ではないと思う シューマンの音楽と人生への共感あってこそ為し得たものだと感じる シューマンへわたしも想いを馳せた 衷心より推薦する  

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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シューマン、ロベルト(1810-1856)

ロベルト・シューマン(Robert Alexander Schumann)は、 1810年6月8日にドイツのツヴィッカウに生まれました。5人兄弟の末っ子で、出版業者で著作もあったという父親のもとで早くから音楽や文学に親しみ、作曲や詩作に豊かな才能を示したといいます。  ロベルト16才の年にその父親が亡くなり、安定した生活を願う母親の希望で法学を選択、1828年にライプツィヒ大学に入学しますが、音

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