シューマン、ロベルト(1810-1856)

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CD 輸入盤

シューマン:交響曲第3番、ラヴェル:『ダフニスとクロエ』第2組曲、レスピーギ:ローマの祭 トスカニーニ&NBC響

シューマン、ロベルト(1810-1856)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OPK7052
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

〜イタリアの陽光に照らされたフランス音楽だ〜(宇野功芳)
イタリアの光、イタリアの音
トスカニーニ渾身の『ダフニスとクロエ』『ローマの祭』

『ダフニスとクロエ』の美しさが徒事ではない。これはイタリアの陽光に照らされたフランス音楽だ。詩情がいのちのラヴェルだが、トスカニーニは委細構わずに進む。・・・とにかく、この色彩の洪水と凄絶なフォルテと音楽の前進性はすばらしいの一語に尽きる。オーケストラの統率力は抜群で、どんなに楽器が増え、最強奏してもごちゃつくところはいっさいない。それにしても1949年の録音というのが信じられないくらい音が良い。(宇野功芳)

【収録情報】
・シューマン:交響曲第3番変ホ長調作品97『ライン』
 録音:1949年11月12日、スタジオ8H NBCライヴ

・ラヴェル:『ダフニスとクロエ』第2組曲
 録音:1949年11月21日、カーネギーホール

・レスピーギ:ローマの祭
 録音:1949年12月12日、カーネギーホール

 NBC交響楽団
 アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)

 録音方式:モノラル
 原盤:UK-HMV (ALP)
 CDは国内プレスとなります。 

内容詳細

トスカニーニの1949年の録音をまとめたアルバム。キリッと締まった気迫に満ちたシューマン、きらびやかな音色に満ちた「ダフニスとクロエ」、この曲の最右翼の地位も揺るぎない「ローマの祭」と、いずれ劣らぬ歴史的名演集だ。(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

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本盤は珍しい組合せの盤ですね。シューマン...

投稿日:2010/08/29 (日)

本盤は珍しい組合せの盤ですね。シューマン、レスピーギ、ラヴェル・・・バラエティに富んだ何れもトスカニーニ名演の復刻盤というわけです・。1949年録音の「ライン」交響曲・・・演奏タイムは@9’29A5’27B4’30C5’09D5’46と心持ち中三楽章が早い感じはしますがトスカニーニとしては普通なテンポです。それより曲運びは曲想とは裏腹にカンタビーレを噛ませつつの緊迫感がありトスカニーニ面目躍如たるものです。第1楽章では弦のアタックは素晴らしいのですが一方出場の多いホルンですがもう少し大らかさも欲しくはありました。第2楽章はあの滔々と流れるラインになぞらえてこの曲名が呼ばれる所以の楽章で若干弱含みで進み優しく歌う第3楽章へ繋げます。第4楽章はライン河河畔の古城を彷彿させる楽章でデモーニッシュさにも厳しさがありバロック的フーガ風では音の構成が明確なのもトスカニーニらしく語られます・・・印象的な処であります。最終楽章は追い込みで前楽章と対比的に活発さを表に・・・この辺りは上手いですね。何かと賑やかな「ローマの祭」(シューマンと同じ1949年録音@4’48A6’55B7’08C4’47)での勢いにも単に「勢い」だけではなく底に流れる緊迫感が聴き読み取れます。第1楽章の凄い祭りの始まりと悲しみの行進との対比の絶妙さは聴き物、鐘なども混じっての山作りの上手い第2楽章そして第3楽章では跳ねる弦を管の旋律が縫って行きソロ弦が官能的に魅了します。活発な最終楽章では歌う処と踊る処が最後渾然一体となり決して力任せでなく説得力ある演奏であることを改めて認識させてくれます。ともすれば一様的演奏の印象を持っていたトスカニーニの存在感に脱帽! 本盤は冒頭申しました様にローマ三部作ではない処がミソ。さて、本盤に戻ってラヴェルは聴いておりませんが東京の方のコメントからも察せられる演奏仕上がりとなっていることを前提に全体演奏は最高ランクと思って間違いないでしょう。なお、この欄をお借りして謝っておきたい件があります。つまりトスカニーニ「ローマ三部作」盤のカタログ番号GS2029,JMM24XR01,BVCC38040について2010/6にコメントした際、三番目の本「ローマの祭」を「ローマの松」とミスタイプしてしまいました・・・コメント内容からは「ローマの祭」と判断されるでしょうが「間違いは間違い」、申し訳ございませんでした。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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トスカニーニの類まれなる指揮芸術を味わう...

投稿日:2010/07/04 (日)

トスカニーニの類まれなる指揮芸術を味わうことができる名CDだ。メインのシューマンの第3は、表題の「ライン」を意識した演奏ではなく、いわゆる音のドラマとしての交響曲を念頭に置いた演奏であるが、オーパスによる見事な復刻によって、スコア一辺倒の冷たい音楽ではなく、血も涙もある名演に仕上がっている。全体の印象は、あたかも南国イタリアの青空の下にあるようで、随所にトスカニーニ一流のカンタービレが、いささかも品性を失うことなく効果的にちりばめられている。テンポも随所において、変化をさせており、トスカニーニ=インテンポという見解を覆すのに十分な卓抜さだ。ダフニスとクロエは、更に名演。シューマンと同様に、情景描写よりも音のドラマを意識した演奏を行っているが、にもかかわらず、ラヴェルの巧みなオーケストレーションを余すことなく完璧に描き出し、結果として、同曲に込められた情景が眼前に浮かび上がってくるという離れ業を成し遂げている。これは、巨匠トスカニーニだけが成し得た至高の指揮芸術と言えるだろう。そして、超名演として知られるローマの祭り。これについては、数年前にXRCD化され、当該盤こそが決定盤と考えていたが、オーパスによる復刻は、特に重低音の再現において著しい成果をあげており、これだけでも一聴の価値があると言える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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シューマン、ロベルト(1810-1856)

ロベルト・シューマン(Robert Alexander Schumann)は、 1810年6月8日にドイツのツヴィッカウに生まれました。5人兄弟の末っ子で、出版業者で著作もあったという父親のもとで早くから音楽や文学に親しみ、作曲や詩作に豊かな才能を示したといいます。  ロベルト16才の年にその父親が亡くなり、安定した生活を願う母親の希望で法学を選択、1828年にライプツィヒ大学に入学しますが、音

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