シューベルト(1797-1828)

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CD

スヴィヤトスラフ・リヒテル、プレイズ・シューベルト1949-1963(10CD)(日本語解説付)

シューベルト(1797-1828)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KKC5732
組み枚数
:
10
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明


大半が初出音源!
音質良好! 絶品揃い!
Profilのリヒテル第2弾シューベルトBOX。国内仕様盤で登場!


スヴャトスラフ・リヒテル[1915-1997]、壮年時代(35歳〜49歳)にモスクワ、キエフでのこしたシューベルトのライヴ音源がまとまって発掘され、ドイツ・プロフィール・レーベルから10枚組のCD BOXで発売されました。Profilがドイツの放送局に眠るリヒテルの音源を調査したもので、当時ソ連の放送局から提供されたマスターテープを中心に制作されたこのBOX、なんと6割が完全な初出、2割が本邦初出となる音源! 大半がリヒテルの膨大なディスコグラフィーにない初出ものです。
 リヒテルの真骨頂といえばシューベルト。「さすらい人幻想曲」はリヒテルが自らを「放浪者」と宣言、高く評価していた作品。1963年EMIへの有名な録音のほか、前年のモスクワ・ライヴも収録。こちらは初出! 絶美の演奏で言葉を失います。
 ピアノ・ソナタは8作品を収録。同曲異演が4つあるため12もの演奏を堪能することができます。ことに第21番変ロ長調の1957年5月9日モスクワ・ライヴは、かのグレン・グールドが列席し「リヒテルの催眠術でトランス状態へ連れて行かれた」と評した伝説の演奏。国内初発売となるこのCDで、グールドが受けたショックを追体験できます!
 リヒテルのシューベルト解釈を探求するうえで貴重な版違いの演奏を3曲集めています。即興曲第3番D.899は原曲通りの変ト長調版と、半音上げたト長調版。「3つの小品」第1番は現行版と、シューベルトがのちに削除した別エピソードを含む完全版。ピアノ・ソナタ第6番は3楽章版と2楽章版です。いずれも後者の版は今日弾く人がいないため超お宝音源です。
 さらに魅力は、リヒテル夫人でソ連を代表するソプラノ、ニーナ・ドルリアクを独唱にリヒテルが伴奏を務めた音源が収められていること。「冬の旅」「白鳥の歌」からの名作をリヒテルのピアノで堪能できます。(お断り:ロシア語歌唱のため歌詞対訳は添付しておりません)
 最後の超お宝音源は、10枚組セットの最後に入っている「魔王」。リスト編の超難曲。35歳のリヒテルが唯一のこした音源を初復刻・収録! 思わず身震いするほどの凄み。魔力を感じさせます。
 大半は入手困難なうえ、復刻新音源を用いているため大歓迎。復刻音源の音質も評価の高いホルガー・ジードラー(THSスタジオ)のマスタリングで文句なし。
 さらには充実した日本語解説書つきで、永久保存盤の価値を高めました。国内盤CD10枚組として驚きの価格で発売。あらたなリヒテルの名盤誕生! ピアノ音楽の財宝です。(輸入元情報)

特製カートンボックス
輸入盤・日本語帯・解説付
解説:オリジナル・ライナーノーツの和訳、
全曲目解説、演奏者紹介を含む24ページ
*歌曲の歌詞・対訳は付いておりません。

【収録情報】
スヴィヤトスラフ・リヒテル、プレイズ・シューベルト1949-1963


Disc1
1. ピアノ・ソナタ第6番ホ短調 D.566(三楽章版)
2. ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D.664
3. ピアノ・ソナタ第6番ホ短調 D.566(二楽章版)


 録音時期:1962年11月29日(1)、1957年6月27日(2)、1958年2月5日(3)
 録音場所:モスクワ(1,3)、キエフ(2)
 録音方式:ライヴ

Disc2
1. さすらい人幻想曲 D.760, Op.15
2. ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D.664


 録音時期:1962年11月29日(1)、1963年2-4月(2)
 録音場所:モスクワ(1)、パリ(2)
 録音方式:ライヴ(1)、セッション(2)

Disc3
1. ピアノ・ソナタ第14番イ短調 D.784
2. ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 D.840


 録音時期:1957年4月8日(1)、1961年11月13日(2)
 録音場所:モスクワ
 録音方式:ライヴ

Disc4
1. ピアノ・ソナタ第16番イ短調 D.845
2. ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 D.840


 録音時期:1957年3月2日(1)、1961年10月19,20日(2)
 録音場所:モスクワ(1)、パリ(2)
 録音方式:ライヴ(1)、セッション(2)

Disc5
1. ピアノ・ソナタ第17番ニ長調 D.850
2. さすらい人幻想曲 D.760, Op.15


 録音時期:1956年8月11日(1)、1963年2-4月(2)
 録音場所:モスクワ(1)、パリ(2)
 録音方式:ライヴ(1)、セッション(2)

Disc6
1. ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 D.958
2. ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960


 録音時期:1958年2月5日(1)、1961年11月13日(2)
 録音場所:モスクワ
 録音方式:ライヴ

Disc7
1. ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
【グレン・グールドが実聴した演奏】

 録音時期:1957年5月9日
 録音場所:モスクワ
 録音方式:ライヴ

Disc8
1. 即興曲 第2番変ホ長調 D.899, Op.90-2
2. 即興曲 第3番変ト長調 D.899 Op.90-3
3. 即興曲 第3番変イ長調 D.899 Op.90-4
4. 即興曲 第2番変イ長調 D.935 Op.142-2
5. 3つのピアノ曲 D.946
6. 即興曲 第3番 D.899, Op.90-3(ト長調版)
7. ピアノ曲 変ホ短調 D.946-1(オリジナル短縮版)


 録音時期:1957年2月19日(1,2)、1959年6月12日(3,6)、1961年10月19,20日(4)、1963年(5)、1961年11月13日(7)
 録音場所:モスクワ(1,2,7)、キエフ(3,6)、パリ(4)、不詳(5)
 録音方式:ライヴ(1,2,3,5,6,7)、セッション(4)

Disc9
1. 楽興の時 Op.94〜第1曲ハ長調/第3曲ヘ短調/第6曲変イ長調
2. アレグレット D.915
3. 12のワルツ D.145
4. 2つのエコセーズ D.734
5. レントラー集 D.366〜第1曲イ長調(2種)/第3曲イ短調/第4曲イ短調(2種)/第5曲イ短調(2種)
6. アレグレット D.915
7. レントラー集 D.366〜第1曲イ長調(2種)/第3曲イ短調/第4曲イ短調(2種)/第5曲イ短調(2種)
8. 楽興の時 第3曲ヘ短調 Op.94-3


 録音時期:1957年2月19日(1,3,4,5)、1961年11月13日(2)、1961年10月19,20日(6-8)
 録音場所:モスクワ(1-5)、パリ(6-8)
 録音方式:ライヴ(1-5)、セッション(6-8)

Disc10
1. 創作主題による8つの変奏曲 D.813
2. 歌曲集(ロシア語歌唱)

 挨拶を送ろう D.741
 ミニヨンの歌『ただ憧れを知る者だけが』 D.877-4
 郵便馬車(冬の旅より)
 からす(冬の旅より)
 別れ(白鳥の歌より)
 鳩の使い(白鳥の歌)
3. 魔王 D.328(リスト編曲)

 ベンジャミン・ブリテン(ピアノ連弾:1)
 ニーナ・ドルリアク(ソプラノ:2)

 録音時期:1963年(1)、1953-55年(2)、1949年12月8日(3)
 録音場所:モスクワ(1,2)、不詳(1)
 場所方式:ライヴ

 スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)

内容詳細

徹底した完璧主義を貫き通した伝説的ピアニスト、リヒテル。彼の1949年から1963年までのライヴを中心としたシューベルト演奏をまとめたディスクが登場した。神がかり的な演奏はもちろん、同曲異演や即興曲第3番の半音違い版、「三つの小品」第1番の削除されたエピソード付き版が聴けるなど、資料的価値も高い。★(進)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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リヒテルといえばシューベルトの名演の数々...

投稿日:2021/07/11 (日)

リヒテルといえばシューベルトの名演の数々が浮かんでくるが、今まで知られていない曲の演奏が網羅されている。 ライヴならでの緊張感、どこをどのように弾くんだろうという期待感で、あたかも50〜60年代にラジオの前で生放送を聞いているような不思議な空間に誘ってくれるCDである。

チバリスト さん | 千葉県 | 不明

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グールドが聴いたという曰く付きの21番は...

投稿日:2021/07/10 (土)

グールドが聴いたという曰く付きの21番は、70年代セッションの録音と比べると、若い頃のせいかテンポはやや早め。録音はモノラルながらより聴きやすい。基本的な解釈は変わってはいない。

海尾水 さん | 神奈川県 | 不明

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