シューベルト(1797-1828)

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【中古:盤質A】 シューベルト:交響曲第9番『グレート』、ハイドン:交響曲第39番 ザンデルリング&スウェーデン放送交響楽団

シューベルト(1797-1828)

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基本情報

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カタログNo
SSS0133
レーベル
Europe
フォーマット
CD
その他
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輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

クルト・ザンデルリング初出レパートリー!
シューベルト『グレート』&ハイドン第39番
スウェーデン放送響ライヴ


ザンデルリングのディスコグラフィは、実演でのレパートリーに較べるとだいぶ少なめなものとなっており、シューベルトの『グレート』とハイドンの交響曲第39番という2つの作品もレコーディングがおこなわれていないため、今回、ライヴ音源がリリースされるのは非常に歓迎されるところです。

【スウェーデン放送響】
スヴェトラーノフやチェリビダッケのほか、セーゲルスタム、サロネン、ブロムシュテット、ハーディング、ゲルギエフらと高水準な演奏を聴かせてきたスウェーデン放送交響楽団は、ストックホルムを拠点にストックホルム・フィルとしのぎを削るオーケストラ。  これまでヴァイトブリック・レーベルでもスヴェトラーノフとの見事な演奏をリリースしてきましたが、今回、ザンデルリングとの『グレート』は、1994年の収録ということなので、1990年に同じベルワルド・ホールで収録されたスヴェトラーノフによる『グレート』との比較も興味の尽きないところです。

【ザンデルリングのシューベルト】
独墺系作品を得意としていたザンデルリングですが、シューベルトのレコーディングはソ連時代の『ロザムンデ』があったくらいで、少し前にBBCノーザン交響楽団を指揮した『未完成』のライヴ録音がリリースされたときは、ザンデルリングらしい重厚な演奏ということもあり、話題になったものでした。今回は、より規模が大きくザンデルリング向きと思える作品で、さらに音質条件にも恵まれているということで大いに期待されるところです。

【ザンデルリングのハイドン】
ザンデルリングはハイドンを好んでおり、レコーディングでも「パリ・セット」や、88番、104番など残していますし、実演でもよくとりあげており、ヴァイトブリックからもすでに94番のライヴ録音がリリースされてもいました。  今回登場する疾風怒濤期の短調作品、交響曲第39番は、モーツァルトに影響を与えたことでも知られる作品で、ザンデルリングのディスコグラフィでは初登場となるレパートリーでもあります。(HMV)

【収録情報】
1. シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944『グレート』[54:44]
 I.14:39 II.15:11 III.10:29 IV.13:44

2. ハイドン:交響曲第39番ト短調 Hob.I:39 [17:26]
 I.4:36 II.4:24 III.3:10 IV.5:16

 スウェーデン放送交響楽団
 クルト・ザンデルリング(指揮)

 録音時期:1994年10月14日(1)、1992年10月16日(2)
 録音場所:ストックホルム、ベルワルドホール
 録音方式:デジタル(ライヴ)

【プロフィール】
重厚長大スタイルながら情感が非常に豊かな演奏を聴かせたドイツの大指揮者、クルト・ザンデルリングは、ヴァント[1912-2002]やチェリビダッケ[1912-1996]、ショルティ[1912-1997]、マルケヴィチ[1912-1983]と同年の生まれ。
 2002年、90歳の歳に引退するまで積極的に指揮活動を展開するなど、老いてますます盛んなのはヴァントと同様でしたが、ザンデルリングの場合は独墺系基幹演目のほかにも、マーラーやショスタコーヴィチ、シベリウスなども重要なレパートリーとしていたのが大きな相違点でした。それにはザンデルリングが辿った音楽家としての道筋も大きく影響していたものと思われます。
 1912年9月19日、東プロイセンのアリスに生まれたクルト・ザンデルリング(ザンデルリンクとも)は、個人教授を受けて音楽を学び、1931年にベルリン国立歌劇場の練習指揮者として採用。しかしユダヤ系ドイツ人だった彼はナチスの台頭を嫌って1935年にスイスを経てソ連に亡命、翌年、モスクワ放送交響楽団を指揮して正式なデビューを果たします。
 ザンデルリングはこれをきっかけに同オーケストラの副指揮者に就任、その後、ハルコフ・フィルを経て1941年、疎開のためノボシビリスクに長期滞在中のレニングラード・フィルにムラヴィンスキー音楽監督のもと、指揮者陣の一人として迎えられます。
 以後、1960年まで20年間続くこのレニングラード・フィル時代には、ムラヴィンスキーと共に同オケの黄金時代を築き上げ、数多くの演奏会を指揮、1958年には日本ツアーにも同行するなど活躍したほか、メロディア・レーベルなどへのレコーディングも相当数おこなっていました。中でもドイツ・グラモフォンに録音したチャイコフスキーの交響曲第4番は、ディスク大賞を受賞するなどザンデルリングの名を大いに高めてもいます。
 1960年になるとザンデルリングは、東ドイツ政府からの要請により、設立間もないオーケストラであるベルリン交響楽団の首席指揮者に就任してレベル向上に努め、1977年の退任までのあいだに同オケの実力を一気に高めることになります。退任後も、このオケとの関係は深いものがあり、引退までの40年以上に渡って良好な関係が継続されました。
 その間、ザンデルリングは1964年から67年にかけてはシュターツカペレ・ドレスデンの指揮者も兼務し、さらにゲヴァントハス管弦楽団とも密接な関係を保って、海外公演なども精力的に展開。
 ベルリン交響楽団首席指揮者退任前後からは、世界各地のオーケストラを積極的に訪れ、日本でも1976年以来読売日本交響楽団に客演、1979年には名誉指揮者に就任し、以後たびたび来日して素晴らしい演奏を聴かせていました。
 なお、夫人のバーバラはコントラバス奏者で、子息のトーマスとシュテファンは指揮者、ミヒャエルはチェリストという音楽一家でもあります。(HMV)

ユーザーレビュー

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本盤で私は先ず1992年ザンデルリング80歳の...

投稿日:2012/06/27 (水)

本盤で私は先ず1992年ザンデルリング80歳の時にスウェーデンRSOを振って演奏したハイドン交響曲第39番(タイム@4’36A4’24B3’10C5’16)が気に入りました。正直初めてこの曲をまともに聴いた事もあるのですがザンデルリングがかつてハイドン交響曲に集中していた時代LPでその何枚かを聴いてこの指揮者のハイドンへの並々ならぬ腕前に感心していたのでそれを懐かしく思い出しました。オーケストラの合奏能力は超一流というわけではなくライブ故余計アンサンブルも怪しい処もありますが通奏低音としてのハープシコードが効果的でHMVレビューにもあります様に短調疾風怒濤の曲の第1楽章からの「処理」は中々聴かせます、第3楽章のメヌエット等も魅力的で流石「交響曲の父」と言われただけあります。さて、メインのザンデルリングには珍しいシューベルト「ザ・グレイト」交響曲は同じオーケストラを1994年振ってのライブ収録で演奏タイムは@14’39A15’11B10’29C13’44と心持ちゆったり目で運んでいますが特に印象的だったのは第1楽章オーケストラのソフトな感触もあって前半での例の堂々テーマ提示がやや肩透かしな感じとは対照的に後段クロージングでの「溜めて溜めて」の攻め具合とやや甘いアンサンブルによってのスローさに彼の説得力が増して行った様に思えました。まぁ、この曲のフィナーレは各指揮者の聴かせ処ではありましてザンデルリングのドラマチックな歌舞伎の大見得的踏ん張りも推察されますね・・・〆のファッと終わるのも面白かったです。それと第2楽章の運びは彼ならではで重厚長大スタイルながら情感が非常に豊かでニュアンスに富んでいた様に思えました。なお、ザンデルリングのグレイト交響曲は正式盤以外で1980年代ケルンRSOを振ったライブ盤や1983年NYPOを振ったライブ盤,1999年RCOを振ったライブ盤とかもある様ですが詳細は未確認であります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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