シュルホフ、エルヴィン(1894-1942)
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投稿日:2021/03/19
エルヴィン・シュルホフは、ハプスブルク帝国時代のプラハにドイツ系ユダヤ人として生まれ、プラハ音楽院で学び、その後ウィーンやライプツィヒ音楽院で学んでドイツ・オーストリア圏で活動しました。第一次大戦後は共産主義を信奉し(「共産党宣言」をテクストにした歌曲まで作っている)、音楽ではシェーンベルクが主宰する「私的演奏協会」に参加、ジャズを取り入れるなど「ダダイズムの作曲家」として当時の前衛音楽の最前線に立ちました(ただしシェーンベルクの十二音音楽には否定的だった)。1928年の「交響曲第1番」の初演はエーリヒ・クライバーによって行われています(このCDには含まれない)。「どこがダダイズムなの?」と思える、前向きで意欲にあふれ颯爽とした作風です。1920年代のドイツ音楽の「モダニズム」とはこいういったものだったのでしょう。 1930年代に入ると「ユダヤ人」「共産主義者」「退廃音楽」という二重三重にナチスからにらまれる存在となり、共産主義者ということで祖国チェコでも活動の場が狭められていきます。その後チェコを併合したナチスによって強制収容所に送られ、そこで1942年に世を去ります。そしてその音楽の足跡は忘れ去られ、第二次大戦後も長い間顧みられることはありませんでした。 そのシュルホフの作品を聴く機会は今日でもほとんどありませんが、私はたまたま弦楽四重奏の演奏会で「5つの小品」(1923年)を聴いて、なかなかエモーショナルな作品なので興味を持ちました。 この作品集には、交響曲、協奏曲、室内楽、ピアノ曲などがバランスよく収められ、それぞれが一流の演奏なので、シュルホフという作曲家を知る上では絶好の企画といえます。
Tan2 さん
投稿日:2020/02/14
シュルホフはジャズを自分の音楽に取り入れたことで知られているが、単純に引用するなどの直接的な表現をしているのではなく、ジャズの要素を自分の音楽と見事に融合させている。 基本的にシュルホフはジャズの要素をユーモアとして取り入れているようだ。
ユローヂィヴィ さん
投稿日:2020/02/16
『5つのピトレスク集』と『ジャズのスケッチ』ではフォックストロット、ラグタイム、タンゴ、ブルース、チャールストンなど、当時最新の音楽の形式を、いわば舞曲として取り込んだ作品といえる。 『ジャズのスケッチ』はスケッチという名前以上の練り上げられた作品。 『ピアノ・ソナタ第2番』はシリアスな雰囲気で始まるが、最後は明るく楽しく終わる。 『ピアノのための音楽』はドビュッシーやスクリャービンを感じさせる部分もあるが、シュルホフの理想とする世界を聴くような気がする。
ユローヂィヴィ さん
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ありがとうございました
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