シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

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CD 輸入盤

『ドン・ファン』『ティル』『死と変容』 フルトヴェングラー(平林直哉リマスター)

シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
GS2023
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

フルトヴェングラー・シリーズ第15弾
世界初CD化の「ティル」を含むR.シュトラウス演奏集

【制作者より】
ここに収められたウィーン・フィルによるR.シュトラウスの3曲の交響詩は、ベートーヴェン以外の作品ではフルトヴェングラーの個性が最も顕著に現れたものと言われています。特に「ドン・ファン」と「ティル」はモノーラル末期の鮮明な音質で捉えられていますが、今回はHMV最初期の重量盤から復刻したため、異様にまで生々しい音質で再現されます。また、「死と変容」の初発売はSP(78回転)でしたが、このディスクではよりノイズの少ないイギリスHMV最初のLPを使用して復刻しました。
 ベルリン・フィルによる「ティル」はあまりにも有名な映画「フルトヴェングラーと巨匠たち」(原題:音楽の使者)のサウンド・トラックです。フィルムの音声故に音質はそれほど良くありませんが、宇野功芳著『フルトヴェングラーの全名演名盤』(講談社+α文庫)、そしてJ.アードイン著『フルトヴェングラー・グレート・レコーディングズ』(音楽之友社)ではそれぞれフルトヴェングラーの残した「ティル」の最高峰と評価されています。ピリオドの最初期の重量盤LPから復刻したその音質は、従来のディスクに比べてかなり聴きごたえのあるもので、制作者自身もその演奏の凄まじさに改めて仰天したほどです。他の3曲と違ってレコード用の録音ではないためにボーナス・トラックとしましたが、演奏内容そのものはメインと言っても過言ではありません。なお、この「ティル」は世界初CD化となります。   (平林 直哉)

【解説書の内容】
HMVの3曲である「ドン・ファン」、「ティル」、「死と変容」は英グラモフォン誌の初出の批評を邦訳して掲載します。また、フルトヴェングラーとベルリン・フィルによる戦後初の演奏会(1947年5月25日、ティタニア・パラスト)の貴重なプラグラムも掲載します(一般市民用と駐留米軍兵用の2種類を掲載します)。その他、オリジナルLPのジャケットも含まれます。


【CDの内容】
リヒャルト・シュトラウス
@交響詩「ドン・ファン」、作品20
A交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 、作品28
B交響詩「死と変容」、作品24

[ ボーナス・トラック]
C 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 、作品28

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
@―Bウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
Cベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:@1954年3月2日、3日、A1954年3月3日、B1950年1月21日、23日、24日
    ウィーン、ムジークフェライン・ザール
   C1951年12月、ベルリン、ティタニア・パラスト

Source: @A HMV (U.K.) ALP 1208, BHQM 1137
C Period (U.S.A.) SPL 716 (Soundtrack from the film "Botchafter der Musik")

制作:平林 直哉

収録曲   

リヒャルト・シュトラウス:

  • 01. 交響詩「ドン・ファン」、作品20
  • 02. 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 、作品28
  • 03. 交響詩「死と変容」、作品24
  • 04. 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 、作品28 (Bonus Track)

ユーザーレビュー

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ウィーン・フィルと録音した3曲が、さすが...

投稿日:2010/05/23 (日)

ウィーン・フィルと録音した3曲が、さすがはグランドスラム盤ならではの見事な復刻である。これまでのやや不鮮明な音質とは段違いの、素晴らしい音質に蘇っている。これによって、フルトヴェングラーの名演を良好な音質で味わうことができるようになったことを大いに喜びたい。R・シュトラウスの交響詩と言えば、カラヤンによる名演が真っ先に思い浮かぶが、フルトヴェングラーの名演はそれとは全く対照的なもの。カラヤンの演奏が、オーケストラの機能美を活かした音のドラマであるとすれば、フルトヴェングラーの演奏は、劇的な人間のドラマであるということができよう。ここで指摘しておきたいのは、両者に優劣はないということ。両者ともに、それぞれのやり方で最高峰の名演を成し遂げたのだから、あとは、好みの問題と言える。ドン・ファンの彫りの深い表現、ティルのめまぐるしく変遷する場面毎の描き分けの巧みさ、死と変容のダイナミックレンジを幅広くとった劇的な表現は、フルトヴェングラーならではの至芸と言えよう。ウィーン・フィルも、フルトヴェングラーの統率の下、最高のパフォーマンスを示していると言える。併録のベルリン・フィルとのティルは、グランドスラム盤をもってしても録音はいささか良くない。演奏自体は、ウィーン・フィルとの演奏よりも劇的な表現を行っているだけに少々残念な気がした。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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EMIのシュトラウスは、ポール・ベイリーが...

投稿日:2008/03/05 (水)

EMIのシュトラウスは、ポール・ベイリーがリマスタリングした外盤CDを永く聴いていたが、このグランドスラム盤の音は、EMI盤を優に上回る出来。正直、シュトラウスの音楽はそれほど好きではないのだが、VPOの音色の美しさ、内容の詰まった演奏づくりにこの名盤に今さらながら感動した。

川崎次郎 さん | 神奈川県 | 不明

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