誰も知らないわたしたちのこと

シモーナ スパラコ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784314011129
ISBN 10 : 4314011122
フォーマット
出版社
発行年月
2013年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
277p;19

内容詳細

不妊の末に授かった息子には、出生前診断によって重大な疾患が発見された―選べるはずのないことを選ばされ、孤立感と絶望のあいだを揺れ動く35歳のフリーランス・ジャーナリスト、ルーチェの魂の彷徨を、著者みずからの体験をもとに描いて大きな反響を呼んだイタリアのベストセラー。ローマ賞受賞。イタリア最高の文学賞・ストレーガ賞最終候補作。

【著者紹介】
シモーナ スパラコ : ローマ生まれの作家・脚本家。イギリスの大学でコミュニケーション学を修めたあと、イタリアへ戻り、文学部の映画部門に入学。その後トリノのホールデンスクールのマスターコースなど、いくつかの創作コースに通った。『誰も知らないわたしたちのこと』は、2013年ローマ賞を受賞し、イタリア最高の文学賞であるストレーガ賞の最終候補になった

泉典子 : イタリア語翻訳家。東京外国語大学大学院修士課程修了

室月淳 : 宮城県立こども病院産科部長・東北大学大学院医学系研究科胎児医学分野教授。日本産科婦人科学会代議員、日本周産期・新生児医学会評議員、日本胎児治療学会幹事などを務める。胎児骨系統疾患フォーラムを主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 星落秋風五丈原 さん

    自身の体験が元になったフィクション。日本でも話題になっている出生前診断。母親にだけ残酷な役目を背負わせるものであってはいけない。

  • いずむ さん

    ボクは、幸せなコトに、生きている。27年と少し。年々、生きるというコトの意味を深めてきたけれど、そもそもの始まり、”産まれる”というコトについて、深く考えたコトはなかった。愛しあい、イノチを授かる。その最大の希望を、幸福の結晶を、最大の絶望として自ら”捨てる”という決断。イノチを繋ぐという自然なコトなのに、こんなに不自然で理不尽な苦しみが存在する。頭痛がする、吐き気がする、それほどに恐ろしいと思った。不謹慎かもしれない。けれどボクは、もう一度、女性として、”共感”できる立場で、この小説に触れたいと思った。

  • 内緒です さん

    図書館本。とてもいい本でした。未婚で出産経験もないけれど、将来、いつかは子供が欲しいと漠然と思っていた、結婚適齢期の私に現実を教えてくれた本。男女の、完全には理解ができない心の距離もうまいこと描かれていて、この本を今読めてとても良かった。

  • beniko さん

    長年待ち望んで、やっと授かった我が子を、どんな理由があるにしろ諦めなくてはならないというのは他人には理解しがたい悲しみであり、苦痛に違いない。以前、「誕生死」という本を読んだが、出産には至らなかった命でも、体内に宿す母にとっては紛れもなく我が子で、その我が子を失った痛みを誰かと共有することは、それが子どもの父であっても最初は難しいのだろうと、主人公のルーチェの姿から感じた。ルーチェを支え、辛抱強く待ったピエトロが、出産にいたらなかった我が子をちゃんと「息子」として愛情を持っていた姿に救われた。重いテーマ。

  • kino06 さん

    出生前検査を扱った番組の中でこの本のことを知って読んでみた。本当に難しい問題だと思う。先日見た映画「くちづけ」(2013年・日本)でも、知的障がいを持った子供を一人遺して逝く親の苦悩が描かれていたけれど、どっちを選択しても、結局は親のエゴなのかな・・・。そういうこともふまえて、子供を持つということの覚悟のために、これから子供をつくろうと思っている人、妊娠している人にも読んで欲しいけど、あまりにショッキングな描写があるので読まない方がいいかな、とも思う。それはまぎれもない現実なのだけれど。

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シモーナ スパラコ

ローマ生まれの作家・脚本家。イギリスの大学でコミュニケーション学を修めたあと、イタリアへ戻り、文学部の映画部門に入学。その後トリノのホールデンスクールのマスターコースなど、いくつかの創作コースに通った。『誰も知らないわたしたちのこと』は、2013年ローマ賞を受賞し、イタリア最高の文学賞であるストレー

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