CD 輸入盤

ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番、神話 スクリデ、ペトレンコ&オスロ・フィル、L.スクリデ

シマノフスキ(1882-1937)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ORFEO873141
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Germany
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番、神話
スクリデ、ペトレンコ&オスロ・フィル


注目のバイバ・スクリデ「Orfeo」レーベル第4弾はシマノフスキのヴァイオリン協奏曲、それもペトレンコとの初共演という話題のアルバムです。両者が2013年9月にBBCプロムスで披露して以来、各国で弾いて評判となっているだけにCDリリースは大歓迎。シマノフスキはポーランド近代の大作曲家ながら、育ちの点からロシア音楽の影響を、血筋の関係から北欧的な感性も兼ね備えているため、ラトヴィア人のスクリデとロシア人のペトレンコにうってつけの作品と申せましょう。
 シマノフスキは2篇のヴァイオリン協奏曲を残していますが、第1番はシマノフスキが作風を確立させた中期を代表する作品。大編成のオーケストラによる精緻を極めた作曲技法によりますが、交響曲第3番『夜の歌』やピアノ・ソナタ第3番と同傾向な極彩色の妄想の世界にひたれます。一方、第2番はシマノフスキ最後の大作。ポーランドの民俗音楽の要素を採り入れた作風で、両曲の味わいはかなり異なります。
 スクリデの演奏は冴えに冴え、これまでリリースした協奏曲アルバム中ベストといえる凄さ。第1番では高音域が多用される独奏部を非現実的な美しさで再現。超絶的なカデンツァはとりわけ圧巻。曖昧さのない正確な技巧に感嘆させられます。第2番では躍動感あふれるエネルギー全開で、リズムのノリの良さも最高。
 ペトレンコはほとんど交響曲のような充実ぶり。細部まで計算されたスコアを絶妙なバランスで響かせ、延々と続く官能の世界を持続させます。難解なイメージのあるシマノフスキの音楽ですが、めくるめく色彩とハープやチェレスタのキラキラした音響に聴き惚れさせられます。オスロ・フィルのひんやりとした音色もシマノフスキの音楽にピッタリ。
 カップリングはヴァイオリンとピアノのための『神話』。妹のラウマがピアノ・パートを受け持っているのも魅力。女性たちならではの感性で、シマノフスキの描く愛の世界を再現しています。(キングインターナショナル)

【収録情報】
シマノフスキ:
1. ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.35
2. ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.61
3. 神話 Op.30(全3曲)

 バイバ・スクリデ(ヴァイオリン)
 ラウマ・スクリデ(ピアノ:3)
 オスロ・フィルハーモニー管弦楽団(1,2)
 ワシリー・ペトレンコ(指揮:1,2)

 録音時期:2013年2月14,15日(1,2)、6月16日(3)
 録音場所:オスロ・コンサート・ホール(1,2)、イエス・キリスト教会(3)
 録音方式:ステレオ(デジタル)

収録曲   

  • 01. Vivace Assai
  • 02. Tempo Comodo - Andantino
  • 03. Vivace Scherzando
  • 04. Poco Meno - Allegretto
  • 05. Vivace (Tempo 1)
  • 06. Moderato - Molto Tranquillo
  • 07. Andantino Sostenuto
  • 08. Allegramente - Molto Energico
  • 09. Andantino - Molto Tranquillo
  • 10. La Fontaine D'arethuse - Baiba Skride/Lauma Skride
  • 11. Narcisse - Baiba Skride/Lauma Skride
  • 12. Dryades Et Pan - Baiba Skride/Lauma Skride

ユーザーレビュー

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美しい ”神話”はヴァイオリンの技巧の可...

投稿日:2018/02/05 (月)

美しい ”神話”はヴァイオリンの技巧の可能性を追究して濃密な音楽になっている 聴きごたえがあるが息苦しさを覚えてしまう スクリデの腕は見えるが ”神話”はDuoでありながら凝縮した重さがある 聴くなら初めにした方がいい アンコールピースには向かない さて二つのVn.Con,だ 夢幻の旅に出よう 第1番は高山の峰から峰を辿って雲の世界を渡っていくようだ 高音を駆使してVn.が飛翔する 管弦楽は印象派や神秘主義のソノリティを奏でる 繋がった5つ楽章は無辺に変転する虚空の光と流動を描いて留まらない 目眩く色彩は様々な幻像を描き出してみせる 見入ってしまう 空間も時も変質して無限の生成の中に取り込まれてしまいそうだ スクリデ&ペトレンコに賛辞を これだけで満足だが 晩年の第2番を聴こう これは大地を踏みしめている 随所に民族舞曲をアナライズした楽想が散りばめられ 4つの楽章はやはり続けて歌われ起伏に富んだラプソディが展開される この土の匂いがするVn.Con.も聴きものだ あなたも如何  

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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