CD 輸入盤

交響曲全集 ベルグルンド&ヨーロッパ室内管弦楽団(4CD)

シベリウス(1865-1957)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
3984233892
組み枚数
:
4
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


シベリウス:交響曲全集
ベルグルンド&ヨーロッパ室内管弦楽団


EMIへの2度の全集に続く実に3度目の全集。ちなみに、得意の4番(DECCA→FINLANDIA)と、6番(BERLINCLASSICS)には別録音もあり、その他、協奏曲や管弦楽曲の録音もかなりの数にのぼりますから、名実ともにシベリウス最多録音記録保持者として、シベリウス・ファンにはまさに表彰状ものの指揮者です。ベルグルンドはまた、シベリウス研究者としても著名な存在で、自らの校訂譜による、細密なアプローチには以前から定評があります。
 今回のベルグルンドは、小編成のメンバー構成、二管編成オケで演奏していますが、ロマン的スタイルを残した1番と2番では、弦楽セクションを増員して、いわゆる14型(14-12-10-8-6)を採用し、計74名という比較的大きな布陣が敷かれているのが特徴的。3番の方は、これまで同様、10型(10-8-6-5-4)サイズで計51名という小編成が採用されています。
 演奏は、細部まで徹底してベルグルンド色に染め上げられた凄いもので、ピンと張り詰めた透明なテクスチュアと、個性的なフレージングの組み合わせがおもしろいことこの上なし。かなり強引な改変と写る箇所でも、シベリウスらしさがまったく損なわれていないのは、長年の蓄積の賜物といったところでしょうか。
 ともすると後期ロマン派的に響きかねない1番と2番でも、ベルグルンドの演奏は通常のアプローチとは大きく異なる様相をみせ、鋭利に研ぎ澄まされた感覚が、随所に民族的な響きを刻印させていて新鮮な驚きを連続で味わわせてくれます。
 3番は、いわゆる『シベリウスらしさ』を獲得した最初の交響曲であり、こうなると音楽はまさにベルグルンドの独擅場です。さりげない動機の持続的展開などに、その手腕の卓越ぶりは明らかで、ドイツ系交響曲ファンからは敬遠されがちな3番以降の作品から、徹底して書法のユニークさを引き出し、かえってとっつき易くさえ感じさせてくれるこの手法、ベルグルンドだからこそ達成できた素晴らしいアプローチと言えるものでしょう。(HMV)

【収録情報】
CD1
シベリウス:
・交響曲第1番ホ短調op.39
・交響曲第3番ハ長調op.52
 録音時期:1997年10月
 録音場所:RFOホール、ヒルフェルスム、オランダ

CD2
・交響曲第2番ニ長調op.43
 録音時期:1997年10月
 録音場所:RFOホール、ヒルフェルスム、オランダ

CD3
・交響曲第6番ニ短調op.104
・交響曲第4番イ短調op.63
 録音時期:1995年9月
 録音場所:コロシアム、ワトフォード、ロンドン

CD4
・交響曲第5番変ホ長調op.84
 録音時期:1996年12月
 録音場所:ネイメーネン・タウン・ホール、オランダ

・交響曲第7番ハ長調op.105
 録音時期:1995年9月
 録音場所:コロシアム、ワトフォード、ロンドン

 ヨーロッパ室内管弦楽団
 パーヴォ・ベルグルンド(指揮)
 録音方式:デジタル(セッション)

【プロフィール】
左手に指揮棒を持つことでも有名なパーヴォ・アラン・エンゲルベルク・ベルグルンドは1929年4月14日、ヘルシンキ生まれのフィンランドの指揮者。11歳よりヴァイオリンを学び、シベリウス・アカデミーではヴァイオリンに加えて指揮法も習得、1949年、フィンランド放送交響楽団のヴァイオリニストとしてプロのキャリアをスタートしています。
 同団在籍中の1952年には、ヘルシンキ室内管弦楽団を有志と結成して指揮を執るなど、当初から指揮者志望だったことは間違いないようで、1956年には、フィンランド放送響の副指揮者となり、1962年にはめでたく首席指揮者に就任し、1971年まで十年間その任にあたります。
 1972年から1979年まではイギリスのボーンマス交響楽団の首席指揮者に在任し、最初のシベリウス交響曲全集やショスタコーヴィチの交響曲録音などを手がけます。
 その後、1975年から1981年には母国ヘルシンキ・フィルの音楽監督兼首席指揮者を務め、二度目のシベリウス交響曲全集などを録音していますが、1981年からは再びイギリスに戻ってスコティッシュ・ナショナル管弦楽団の首席客演指揮者に就任。
 1987年から1991年にはスウェーデンに渡り、ロイヤル・ストックホルム・フィルの首席指揮者を務め、1993年から1998年まではデンマーク王立管弦楽団の首席指揮者を務め、以後、フリーランスで活動、数年前まで現役で活動していましたが、2012年1月25日、ヘルシンキの自宅で亡くなっています。
 ベルグルンドは広大なレパートリーの持ち主ではありましたが、シベリウスのスペシャリストとして最も有名で、交響曲の楽譜校訂までおこなうほどの研究の徹底ぶりと細密なアプローチでも知られていました。
 その実績を録音で見ると、シベリウスでは3度に及ぶ交響曲全集のレコーディングが際立っているほか、幻の作品だった『クレルヴォ交響曲』の紹介者としてもその名前は広く知られています。 ちなみに、EMIへの2度の全集とFINLANDIAへの全集のほかに、得意の第4番(DECCA→FINLANDIA)と、第6番(BERLIN CLASSICS)には別録音もあり、その他、協奏曲や管弦楽曲の録音もかなりの数にのぼりますから、名実ともにシベリウス最多録音記録保持者としてもその存在感には揺るぎないものがあります。(HMV)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. 交響曲 第1番 ホ短調 作品39 1.Andante ma non troppo-Allegro energico
  • 02. 交響曲 第1番 ホ短調 作品39 2.Andante(ma non troppo lento)
  • 03. 交響曲 第1番 ホ短調 作品39 3.Scherzo.Allegro
  • 04. 交響曲 第1番 ホ短調 作品39 4.Finale(Quasi una Fantasia).Andante-Allegro molto
  • 05. 交響曲 第3番 ハ長調 作品52 1.Allegro moderato
  • 06. 交響曲 第3番 ハ長調 作品52 2.Andantino con moto.Quasi allegretto
  • 07. 交響曲 第3番 ハ長調 作品52 3.Moderato-Allegro(ma non tanto)

ディスク   2

  • 01. 交響曲 第2番 ニ長調 作品43 1.Allegretto
  • 02. 交響曲 第2番 ニ長調 作品43 2.Tenpo andante ma rubato
  • 03. 交響曲 第2番 ニ長調 作品43 3.Vivacissimo-attacca:
  • 04. 交響曲 第2番 ニ長調 作品43 4.Finale.:Allegro moderato

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総合評価

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これ以上望むものはない。 他の指揮者の演...

投稿日:2015/04/12 (日)

これ以上望むものはない。 他の指揮者の演奏も聴くことがあるが、それは、改めてこのベルグルンドの3度目の演奏が最高峰だと確認するだけの作業となる。 弦の数を厚すぎず薄すぎず、バランスのとれた設定にしたのは大正解だったと思われる。静寂との対比がより強調され、瑞々しさも素晴らしい。またそれをオンノ・スコルツェとトニー・フォークナーという名エンジニアが余すところなく捕えてくれているのが嬉しい。それらの効果をすべて分かった上で、確信に満ちた、この3度目の録音を敢行したのだろう。 聞こえる音の一つ一つから巨匠の意思が感じられる幸せなひととき。

ドクロちゃん さん | 島根県 | 不明

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シベリウス演奏の永遠の(は大げさとしても...

投稿日:2013/05/14 (火)

シベリウス演奏の永遠の(は大げさとしても、おそらく21世紀の前半の間は)模範となるであろう、すばらしい全集である。録音も非常に優秀だ。今後何度も発売され、さらに廉価になったり、高音質盤で出たり、とお目にとまる機会が繰り返しあるだろう。だから、あえて「買うなら今でしょ」とは言わない。オーケストラ音楽を愛する方であれば、いつかは入手されることをお勧めする。

ニャンコ先生 さん | Tochigi | 不明

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ベルグルンドとヨ−ロッパ室内管弦楽団のシ...

投稿日:2012/06/18 (月)

ベルグルンドとヨ−ロッパ室内管弦楽団のシベリウス交響曲全集は、今地上でめぐり合うことの出来る最高のレベルの音楽を表現していると思います。 シベリウスは霊的世界の入り口に立ち、そしてやがて地上世界に別れを告げて霊的世界へと分け入って行く。そして求めるものは純粋な生命の世界であり、それを表現する純粋な音楽です。ベルグルンドとヨ−ロッパ管弦楽団はそれを追体験し、最上のレベルで表現することに成功している。 純粋な生命の表現とは何であろうか。それは永遠なるものであり、無限なるものであり、限りなく深い静寂です。シベリウスとベルグルンドとヨ−ロッパ管弦楽団はこの交響曲4番で、現在得られる最も純粋なレベルでこれを表現していると思います。ただ、純粋な生命に出会うには自己の内の純粋な生命に目覚めていることが前提になると思います。

慈音 さん | 東京都 | 不明

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