MEAD GUNDAM シド・ミード『ターンエーガンダム』モビルスーツ・デザイン画集 [復刻版]

シド・ミード

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784835449203
ISBN 10 : 4835449207
フォーマット
出版社
発行年月
2013年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
319p;21

内容詳細

シド・ミード氏が描いた『∀ガンダム』のすべてがここに!
2000年に発売されて瞬時に品切れ状態となり、いまだ復刊リクエストが絶えない幻の一冊がついに復刻!!

『機動戦士ガンダム』シリーズ上、そのデザイン性で大変な話題を呼んだ人気作『∀ガンダム』。そのモビルスーツをデザインしたのは、フォードのカーデザインをはじめ、『ブレードランナー』や『トロン』『スタートレック』等のデザインで教祖的存在となっているシド・ミード。その工業デザイン的な造形は、大きな反響を巻き起こした。シド・ミード氏が描いた400点超のデザインワークに加え、サンライズとの意見交換の文書も時間軸に沿って収録した、画期的なドキュメント・ファイル!!

【著者紹介】
シド ミード : 1933年7月11日、ミネソタ州セント・ポール生まれ。幼少期から絵に神童ぶりを表し、ハイスクール時代はイラストの技巧を磨き、卒業後、コロラド・スプリングスにある映画会社にアニメーターとして就職。兵役で短い軍務を終えた後、ロサンゼルスのアート・センター・スクールに入学し、フォード・モーター社より授業料金額支給の奨学金を得て、インダストリアル・デザインを専攻。トップで卒業後、1959年にフォード・モーター社に入社し、数々の実験車のデザインを手がける。2年後にUSスチール社に移り、鉄鋼材を利用した未来工学的なインダストリアル・デザイン・カタログなどを作成する。これによって未来のデザインをリードする革新家として国際的に評価され、1970年にデトロイトでシド・ミード社を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 姉勤 さん

    工業デザイナー、シド・ミードによるアニメーションキャラクターデザイン本。制作側のオーダーに応える所と、最初のインスピレーションを残し続ける所の折衝が時系列に分かり、あの「ヒゲ」のガンダムが出来上がる過程が面白い。 既存シリーズのフォーマットを踏襲しない事による拒否感や違和感は未だに多数な意見だが、ブロックの積み上げ、前作デザインの踏襲、ネタが尽きれば羽でも大砲でも背負わせておけ的な、ガンダム的なシルエットと一線を画すデザインは、遠未来のマシーンに相応しい。デッサンの触れれば切れそうな線の鋭さとフォルム。

  • エリナ松岡 さん

    『∀ガンダム』のモビルスーツのデザイン画集。実際には、デザイナーのシド・ミード氏とのデザイン完成までのやりとりを書簡とプレゼン画で再現したドキュメンタリーと言えます。個人的には『∀ガンダム』のモビルスーツ群のデザインは歴代のガンダムの中でも突出して渋いと思うんですが、本書を読むと、その渋さを醸し出すための制作陣の工夫や意図が色々汲み取れました。放映当時あれほど斬新に見えた主役機の∀ガンダムは、ある意味妥協の産物であったらしく、本書を読んだ後では結構保守的に見えたりします。

  • ビッチュウ さん

    「制作ドキュメント本」とでも言えるような内容の一冊。デザインの変遷をシド・ミード氏と日本スタッフのやり取りを載せながら紹介していく。日本スタッフの敬意を払いながらも容赦の無い注文に、シド・ミード氏がイラストと共に回答する様は熱いものがある。単純に設定集とも取れるが、シド・ミード氏の創作精神、アニメの制作やデザイナー職の姿、ドキュメンタリー等、様々な分野からの切り口がある素晴らしい書籍である。

  • えんじ さん

    復刻したので買い直しました。ガンダムというキャラクタに挑むメカデザイナー、シド・ミードと富野監督とのやりとりを高橋良平がまとめるという夢のような本・・・。2013年1月にはあきまん氏の∀ガンダムデザイン論がツイッター上で読めました。関連モデルグラフィックス(2冊)やCHOCO同人誌『HIGE FIX』、東海村源八 ガレージキットのスモーガンダムとかいろいろな思い出が通り過ぎていきます・・・。復刻版と旧版の違いは、帯だけだと思います。

  • 150betty さん

    (☆4)工業デザイナーが、ある種の子どもたちの憧憬の対象である神像としてのガンダムを理解し、学び、作り上げていく過程が記されている本。ガンダムのデザインを頼まれたシド・ミードが最初にガンダムのデザインとして提出してきたのはスモーだったんだけど、それに対してサンライズ側が意見を出し、シド・ミードが新しいデザインを返すというやり取りが時系列で載っていてかなり面白い。

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