シチェドリン、ロディオン(1932-)

人物・団体ページへ

SACD 輸入盤

歌劇『左利き』全曲 ゲルギエフ&マリインスキー歌劇場、A.ポポフ、マクサコワ、他(2013 ステレオ)(2SACD)

シチェドリン、ロディオン(1932-)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MAR0554
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Russia
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明


シチェドリン:歌劇『左利き』全曲
ゲルギエフ&マリインスキー歌劇場、A.ポポフ、マクサコワ、他


SACDハイブリッド盤。1932年生まれのロディオン・シチェドリンが2013年に作曲した最新オペラの世界初録音。ゲルギエフの還暦誕生日プレゼントとしてマリインスキー劇場が委嘱し、2013年7月27日のステージ初演の記録というのも興味津々です。
 原作はニコライ・レスコフ(ショスタコーヴィチの『ムツェンスク郡のマクベス夫人』の著者)の小説「ぎっちょの鍛冶屋とのみ」(池田健太郎訳 東京創元社刊)に基づき、シチェドリンの6作目のオペラにあたります。『ムツェンスク郡のマクベス夫人』と違い風刺的な喜劇で、古き頑固なロシア男の生き様、ロシアとイギリスの関係などが滑稽に描かれています。
 旧ソ連の大物作曲家のなかで、現在でも気炎を吐いているシチェドリン。ショスタコーヴィチ的な旧ソ連作風が健在なのはまさに奇跡と申せましょう。こうした音楽で育ったゲルギエフが、シチェドリンにこだわり偏愛し続けるのも納得の魅力があります。シチェドリンもゲルギエフの還暦プレゼントということもあり、いつも以上に力の入っていて充実感満点。華麗なオーケストレーション、老練な舞台効果、音楽に込められた皮肉と悲哀など、最良のソ連音楽の伝統を最新で味わえる贅沢さ。
 ゲルギエフ組の歌手陣も充実。主役のアンドレイ・ポポフは昨2014年のNHK音楽祭でリヒャルト・シュトラウス『サロメ』でのヘロデ役が記憶に新しいテノール。またシャーロット王女役のマリア・マクサコワも2014年に来日した若手メゾ。ゴロワーノフのお気に入りだった伝説のソプラノ、マリア・マクサコワの実孫というのも注目です。ゲルギエフの指揮も見事で、ソ連オペラ最盛期の響きを再現しています。(キングインターナショナル)

【収録情報】
● シチェドリン:歌劇『左利き』全曲 (2013)

 左利き:アンドレイ・ポポフ(テノール)
 アタマン・プラトーノフ:エドワルド・ツァンガ(バス)
 皇帝ニコライ一世:ウラジーミル・モローズ(バリトン)
 蚤:クリスチーナ・アリェワ(ソプラノ)
 シャーロット王女:マリア・マクサコワ(メゾ・ソプラノ)
 マリインスキー歌劇場管弦楽団&合唱団
 ワレリー・ゲルギエフ(指揮)

 録音時期:2013年7月27,28日
 録音場所:サンクト・ペテルブルク、マリインスキー第2歌劇場
 録音方式:ステレオ(デジタル)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND

収録曲   

  • 01. 01. the Winter Palace
  • 02. 02. Ataman Platov's Story
  • 03. 03. Inspection of the Armoury (Terzetto)
  • 04. 04. the River Tulitsa (Dissolve)
  • 05. 05. Buckingham Palace. Orchestral Interlude I
  • 06. 06. the Royal Presentation
  • 07. 07. Seven Turns of the Key. Orchestral Interlude II
  • 08. 08. the Flea
  • 09. 09. Arioso of Alexander I and Scena
  • 10. 10. Again in the Winter Palace (During the Reign of Tsar Nicholas I)
  • 11. 11. a Village in Tula and the Left-Hander's Rude Songs
  • 12. 12. Ataman Platov Arrives in Tula
  • 13. 13. the Russians Refashion the English Flea (Choral Interlude)
  • 14. 14. Ataman Platov Returns to Tula
  • 15. 15. the Journey from Tula to St Petersburg. Orchestral Interlude III
  • 16. 16. Ataman Platov and the Left-Hander Arrive at the Winter Palace
  • 17. 17. the Microscope Is Brought in. Orchestral Interlude IV
  • 18. 18. the English Flea Subjected to Russian Modification
  • 19. 19. Act One Finale
  • 20. 20. the Left-Hander and the Flea at Buckingham Palace
  • 21. 21. the Russified Flea
  • 22. 22. Delighted English Question the Left-Hander
  • 23. 23. the English Brides (Love Canzonets)
  • 24. 24. Attempts at Persuasion (Recitative and Ensemble)
  • 25. 25. Know How. Orchestral Interlude V
  • 26. 26. How to Clean Your Musket?
  • 27. 27. a Vision of Russia
  • 28. 28. the Left-Hander Sets Sail for Russia
  • 29. 29. the Storm. Orchestral Interlude VI
  • 30. 30. Return to St Petersburg
  • 31. 31. Final Scenes (Ordeal in the Infirmaries)
  • 32. 32. Epilogue

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
素晴らしい。 シチェドリンの歌劇『左利...

投稿日:2015/07/08 (水)

素晴らしい。 シチェドリンの歌劇『左利き』は全2幕で演奏時間は約2時間。 シリアスとユーモアが混じりあった面白い音楽でロシアの民族音楽の要素も入っている。 原作はレスコーフの小説。レスコーフ原作のオペラと言えばショスタコーヴィチの歌劇『ムツェンスク郡のマクベス夫人』がまず頭に浮かぶが『左利き』はレスコーフの最も知られた作品でロシア人で知らない人はいないという。 ちなみにシチェドリンにはオペラではないが、レスコーフの小説をもとにした『封印された天使』という作品もある。 アルバムのジャケット写真はワーグナーの歌劇『さまよえるオランダ人』を連想させるが、ブックレットにあった舞台写真はロシア民話の世界を舞台にしたようで舞台の映像を観てみたくなった。 個人的にゲルギエフの指揮の良さがいまいちわからなかったが、この録音を聴いて素晴らしさに気付いた。ゲルギエフの一番の名盤ではないだろうか。 ライブ録音でお客さんもこの作品の誕生に沸いていることが感じられる。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

2

シチェドリン、ロディオン(1932-)に関連するトピックス

オペラ に関連する商品情報

おすすめの商品