シオドア スタージョン

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海を失った男 河出文庫

シオドア スタージョン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309463025
ISBN 10 : 4309463029
フォーマット
出版社
発行年月
2008年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,467p

内容詳細

魔術的な語りで読者を魅了する伝説の作家、シオドア・スタージョン。頭と左腕を残して砂に埋もれた男は何を夢みるか―圧倒的名作の表題作、美しい手と男との異形の愛を描いた名篇「ビアンカの手」、墓を読む術を学んで亡き妻の真実に迫る感動作「墓読み」他、全八篇。スタージョン再評価に先鞭をつけた記念碑的傑作選。

【著者紹介】
シオドア スタージョン : 1918年、ニューヨーク生まれ。『人間以上』で国際幻想文学賞受賞。85年没。世界幻想文学大賞生涯功労賞が贈られる

若島正 : 1952年、京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。京都大学大学院文学研究科教授。『乱視読者の英米短篇講義』にて読売文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    「ビアンカの手」は皆川博子作品での異形への愛と川端康成の「片腕」のようなフェチズムの官能性に満ちた作品で耽美でありながらも恐ろしい一品で個人的に好きです。「成熟」はエレファントマンと『アルジャーノンに花束を』かな。永遠に成熟し続けたロビンが見つけた真理が哀しくも人間への愛で満ちている。「墓読み」は妻が夫に向けた言葉に切なさが募ります。「そして私はおそれがつのる」は『人間以上』の骨子かしら?超能力の大先輩で全体の善を求めるフィービーが情愛による愛を否定する様子は性に対する恐れを抱いた女性の典型のよう。

  • sin さん

    わからないから知りたいと思い、まるで関心を引きたいかのように知ったかぶりしてみる。奇妙な振るまいが魅力的で、平凡が特別になる。嗚呼まるで恋心のようではないか?鼓動は音楽、身を捧ぐ、成熟の証、投影された自我、人徳のすすめ、善悪は表裏一体、自制心あるいは還らぬ人へ払う敬意、走馬灯、8つの短編それぞれに記された洞察が心を擽り、翻訳に移し変えて尚そのスタイルに魅了される。

  • Shun さん

    翻訳者によるスタージョンの魅力発掘といった内容の作品集。いくつか難解な内容でしたが、それは今まで読んだことのない独創性なアイデアによるものだからかもしれません。頭の中で小説世界を映像として想像するのは難しかったものの、不思議と惹き込まれる世界観、そして語りにおいても優れた文章だと思います。中でも私が惹かれた作品は「成熟」という1作。生物的に未熟な成人男性が医療処置によってその資質を向上させ”成熟”とは何かを模索していった末、得た答えが絶妙な感慨を生む作品。このSF感とテーマがアルジャーノンを想起しました。

  • miroku さん

    スタージョンのイマジネーションは、現実を深く思考することから始まる。いかに突拍子もない物語であろうとも、感情移入出来るのはそこに由来すろのかも知れない。スタージョンは、・・・本当に良い♪

  • 月世界旅行したい さん

    SFだけでなくメインストリームでもやれそうなかんじ。この作者の書く変人は本当の変人だ、たいていの作家の書く奇人変人なんて上っ面のニセモノだけどこの人は本当の変人が書ける。すばらしい作家です。

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シオドア スタージョン

1918‐1985。アメリカSF界における幻想派の巨匠として、レイ・ブラッドベリと並び称されていたのだが、近年再評価がめざましく、ジャンルを超越した短編の名手として認められるようになった。スタージョンの作風を語るとき、よく使われるのが「キャビアの味」という評言。独得の読後感を表す言葉だろうが、じつは

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