シェーンベルク(1874-1951)

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DVD 輸入盤

『グレの歌』 オーディ演出、マルク・アルブレヒト&オランダ・フィル、ブルクハルト・フリッツ、アンナ・ラーション、他(2016 ステレオ)(日本語字幕付)

シェーンベルク(1874-1951)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OA1227D
組み枚数
:
1
レーベル
:
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明


シェーンベルク:『グレの歌』(日本語字幕付)
オーディ演出、マルク・アルブレヒト&オランダ・フィル、ブルクハルト・フリッツ、アンナ・ラーション、他


1900年頃のウィーン。当時の音楽はワーグナーの影響を受けた重厚な響きに満たされ、クリムトが率いる「ウィーン分離派」が美術界を席巻、まさに「後期ロマン派」の作品が世の中に溢れていました。
 この頃のシェーンベルクは未だ十二音の世界に到達しておらず、1913年に初演された大作『グレの歌』でも、後半に前衛的な響きの萌芽が見られるとはいえ、全体的にはワーグナー、マーラー由来の極めてロマンティックな響きの音が使われています。題材となったのはデンマークの詩人ヤコブセン「サボテンの花ひらく」の中の一遍の詩で、こちらは中世デンマークの伝説をもとにしたもの。一人の王とその嫉妬深い妻、そして彼の愛する人の三角関係の結末が色鮮やかに描かれています。
 通常はカンタータ形式で演奏されますが、この舞台では、物語をオペラ仕立てにすることで、劇的なストーリーを分かりやすく見せています。語り手は男性が担うことが多いのですが、この演奏ではスイス出身の名女優、ズニー・メレスが担当。素晴らしい効果をあげています。(輸入元情報)

【収録情報】
● シェーンベルク:グレの歌


 ヴァルデマール王・・・ブルクハルト・フリッツ(テノール)
 トーヴェ・・・エミリー・マギー(ソプラノ)
 山鳩・・・アンナ・ラーション(メゾ・ソプラノ)
 農夫・・・マルクス・マルカルト(バリトン)
 道化クラウス・・・ヴォルフガンク・アブリンガー=シュペルハッケ(テノール)
 ナレーター・・・ズニー・メレス
 オランダ国立歌劇場合唱団
 オランダ・フィルハーモニー管弦楽団
 マルク・アルブレヒト(指揮)

 演出:ピエール・オーディ
 装置&衣装デザイナー:クリストフ・ヘッツァー
 照明デザイナー:ジャン・カルマン
 ヴィデオ:マルティン・アイデンベルガー
 ドラマトゥルギー:クラウス・ベルティシュ

 収録時期:2016年
 収録場所:アムステルダム(ライヴ)
 映像ディレクター:ミシェル・フェルマイレン

● 特典映像(ドキュメンタリー/キャスト・ギャラリー)

 収録時間:本編118分、特典22分
 画面:カラー、16:9
 音声:PCMステレオ、DTS 5.1
 字幕:英語・フランス語・ドイツ語・オランダ語・日本語・韓国語
 NTSC
 Region All

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舞台上演するとなると、超巨大編成オケをオ...

投稿日:2017/06/06 (火)

舞台上演するとなると、超巨大編成オケをオケピットに入れるだけでも大変だが(ピットを拡張したようだ)、結果はなかなか面白い。もちろん最後のシュプレヒシュティンメも担当する女性のナレーターが第1部と第3部の前にシェーンベルクが作曲していない原詩(ドイツ語訳)の一節を朗読して状況説明を補足するという工夫があるが、それ以外はすべて原曲通り進行。演出は第1部からすこぶる的確だが、やはり観て面白いのは第3部。普通の演奏会形式の演奏でも鳥肌がたつ場面だが、舞台を埋めつくすゾンビ兵士達の男声合唱は迫力満点。しかも例によって、オランダの合唱団の実にうまいこと(ショスタコの交響曲第13番の合唱で最も良いのが毎度、オランダの合唱団であることが思い出される)。第1部から舞台上にいたヴァルデマール王の分身が実は・・・・だったというのも秀逸な工夫だし、HMVの「商品説明」に写真がある大団円の演出も文句なし。声楽的にも至難なヴァルデマールのパートを演技しながら歌いおおせてしまったブルクハルト・フリッツにまず大拍手。やや太めながら見た目もそんなに悪くない。エミリー・マギーとアンナ・ラーションは相変わらず見事。マルク・アルブレヒトの指揮も精細かつスケールも大きい。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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