サーリアホ:風に語らせて
ONDINEレーベルで精力的にリリースを続けているフィンランドの大作曲家カイヤ・サーリアホの新作は、フルートを含む室内楽作品です。ここでは1982年に初めてサーリアホと邂逅し、以降数々のコラボレーションを続けてきたフルーティスト、カミラ・ホイテンガが、最初の出会いによって生まれた作品『翼の簡潔さ』を含む9つの作品を演奏しています。
最も最近に書かれた『影』の中の1曲は1966年に書かれたもので、この1枚にはサーリアホのおよそ40年間の作風の変遷も収められているのです。『影』は世界初演となります。(ONDINE)
【収録情報】
サーリアホ:
1. Tocar(遊び) (2010)
2. 鏡 I (1997)
3. 風の色 (1998)
4. 影 (2012) 第1番:歌 CXVIII/第2番:歌 CXX/第3番:断片 (1966)
5. 甘き苦痛 (2004)
6. 鏡 III (1997)
7. ああ、月よ (1990)
8. 翼の簡潔さ (1982)
9. 鏡 II (1997)
カミラ・ホイテンガ(フルート)
アンシ・カルットゥネン(チェロ:2,6,7,9)
ダニエル・ベルヒャー(バリトン:4)
エロイーズ・ダウトリー(ハープ:1)
ダ・カメラ・オブ・ヒューストン(アンサンブル:4)
パウル・エリソン(コントラバス)
ブリジット・キッビー(ハープ)
マテュー・ストラウス(パーカッション)
録音時期:2013年10月28日、2014年10月21日、12月4日(1-3,5-9)、2013年2月24日(4)
録音場所:ケルン、室内楽ホール(1-3,5-9) ヒューストン、アジア・ソサエティ大講堂(4)
録音方式:ステレオ(デジタル)