サン=サーンス (1835-1921)

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CD 輸入盤

交響詩集〜死の舞踏、オンファールの糸車、ファエトン、ヘラクレスの青年時代、英雄行進曲、他 準・メルクル&リール国立管弦楽団

サン=サーンス (1835-1921)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8573745
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

サン=サーンス:交響詩集
準・メルクル&リール国立管弦楽団


交響詩というジャンルはリストが始めたとされますが、フランス音楽の伝統の中では、ベルリオーズのいくつかの作品にも「交響詩」と呼ぶべきものがあります。またフランクの一連の交響詩もその流れの中に位置するものでしょう。そしてサン=サーンスの作品が続きます。
 彼の4曲の交響詩中、最も知られているのが詩人アンリ・カザリスの詩からインスパイアされた『死の舞踏』です。こちらは真夜中に不気味に踊り狂う骸骨の姿が迫真の音楽で描かれています。『ファエトン』と『ヘラクレスの青年時代』はギリシア神話を題材にした作品で、それぞれ「誇り」と「英雄主義と快楽の煩悩」が表現されていると作曲者自身が語っています。第1番である『オンファールの糸車』はリストからの影響が強い作品。こちらもギリシア神話が題材となっており、後にピアノ独奏版も作られたほどサン=サーンス自身のお気に入りでもありました。どの曲も精緻なオーケストレーションが施されており、準・メルクルが見事に演奏しています。(輸入元情報)

【収録情報】
サン=サーンス:
● 交響詩第2番『ファエトン』 Op.39 (1873)
● 英雄行進曲 Op.34 (1870)
● 交響詩第4番『ヘラクレスの青年時代』 Op.50 (1877)
● 交響詩第1番『オンファールの糸車』 Op.31 (1871)
● サラバンド Op.93-1 (1892)
● リゴードン Op.93-2 (1892)
● 交響詩第3番『死の舞踏』 Op.40 (1874)


 フランス国立リール管弦楽団
 準・メルクル(指揮)

 録音時期:2016年9月21-24日
 録音場所:Le Nouveau Siecle, Lille, France
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

内容詳細

意外にもサン=サーンスの交響詩集はあるようでない。確かに実演では「死の舞踏」以外にはなかなか耳にしない(全7曲収録)。メルクルは一曲一曲のツボを押さえ心憎いまでの迫力で押してくる。熱い表現力と強力な牽引力が曲の持ち味を際立たせずにはおかない。演目的にも貴重な内容で重宝するアルバムだ。(弘)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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Tan2 さん | 神奈川県 | 不明

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投稿日:2019/02/27 (水)

特定の楽曲ばかりがサン=サーンスのイメージを作っている 交響曲も五曲あるが”オルガン付き”ばかりがサン=サーンスの貌になっている 管弦楽曲は大小12曲がわたしの愛用する作品名辞典には紹介されているが 耳にするのは”動物の謝肉祭”ばかりで たまに”アルジェリア組曲”を見かけるだろうか 交響詩に至っては”死の舞踏”一本槍で このように交響詩四曲をまとめて聞く機会を得ようとは幸甚 “オンファールの糸車””フェエトン””エルキュルの青春時代”孰れも名曲だ 加えて管弦楽曲から初期の”英雄行進曲”と円熟期の”サラバンドとリゴドン”が聞ける どちらも秀作だが 特に”サラバンドとリゴドン”は素晴らしい曲で小品などと侮ってはいけない サン=サーンスの才気が迸っている 準・メルクル&リオン国立O.の演奏はツボを心得た歌い回しと自然な運びを以ってサン=サーンスの魅力を伝えるに十分働いている このコンビには独奏楽器を要する管弦楽曲の数々も録音して欲しいものだ 何にしてもサン=サーンスが残した品性と知性に彩られた諸作品が人々の耳に届くことを願わずにいられない あなたも如何 

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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