サラ・ウォーターズ

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黄昏の彼女たち 上 創元推理文庫

サラ・ウォーターズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488254094
ISBN 10 : 4488254098
フォーマット
出版社
発行年月
2016年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
428p;15

内容詳細

1922年、ロンドン近郊。戦争とその後の混乱で兄弟と父を喪い、広い屋敷に母とふたりで暮らすフランシスは生計のため下宿人を置くことにする。募集に応じたのはレナードとリリアンのバーバー夫妻だった。ふとしたきっかけから、フランシスは自分よりも年下のリリアンとの交流を深めていくのだが…。心理の綾を丹念に描いて読む者を陶酔させる、ウォーターズの最新傑作ミステリ。

【著者紹介】
サラ・ウォーターズ : イギリスの作家。1966年ウェールズ生まれ。98年にTipping the Velvetを発表、小説家としてデビューする。99年に刊行した第二作『半身』でサマセット・モーム賞を受賞。2002年発表の第三作『荊の城』では英国推理作家協会(CWA)最優秀歴史ミステリ賞を受賞したほか、第四作『夜愁』、第五作『エアーズ家の没落』の三度にわたりブッカー賞の最終候補に選ばれている

中村有希 : 1968年生まれ。1990年東京外国語大学卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    ミステリーと言うよりも 「女の花園」的な シーンが延々と続く上巻だった。 フランシスとリリアンの 心の通いあいは ひどく静かで 女性二人の 愛の語らいの世界が続く。二人の各々の過去に 何があったのか..ひどく危うげな今と これから何が起こるのかだけが 気になる 上巻だった。

  • KAZOO さん

    上巻はミステリーというよりもラブロマンス的な色彩が非常に濃い内容となっています。ただこの物語を読んでいく上で注意していきたいことはこの時代背景というものを理解しないとなぜこんなに主人公たちがうじうじと悩まなければならないのかということが理解できないと思います。私は我慢して読みとおしました。

  • のぶ さん

    まだ前編を読む限りだが、とても繊細な心理で、人間関係を描いた小説のような気がする。一次大戦後母と暮らす主人公フランシスが、下宿人を家に置くことにする。やってきた夫婦の妻リリアンに魅かれ愛に変わっていく。同性間のラブロマンスがこのまま続くのか?新たな事件のミステリーに進んで行くのか?何となくそんな気配を感じさせたところで上巻は終わり。感想は下巻で。

  • yumiha さん

    『殺しへのライン』(ホロヴィッツ)のホーソーンが読んでいた『エアーズ家の没落』を置いていない地元図書館だったので、同じ作家の本書をチョイス。そして驚いた、レスビアン小説だったので。しかもそこへ至るまでの心理状態やら性行為やらの描写がとても詳細だった。これまで女性との恋愛経験のなかった私、かなりドギマギ赤面しましたぜ。でも主人公のフランシスの気丈さは、好みだ。また、英国なのに古めかしい道具類や思考が出てくるしので、あれっ⁉と思ったら、時代背景は1920年代だったのねん。

  • 星落秋風五丈原 さん

    上巻と下巻の表紙は対になっている。上巻の普段着の女性は外を向き、下巻の女性はハイヒールを履いて、今にもどこかに出かけそうだ。一見、普段着の女性が労働者階級の女性、華やかな服装の女性が上流階級の女性のように見えるが、実は逆である。物語は第一次大戦と第二次大戦の間に挟まれた時代のことであり、ウォーターズ作品『エアーズ家の没落』でも描かれていたような、上流階級の没落が始まっていた。本作に特定の悪役はいない。必要ないのだ。なぜならば、同性同士の恋愛を忌避する世間の常識が彼女らの敵であるからだ。

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サラ・ウォーターズ

イギリスの作家。1966年ウェールズ生まれ。98年にTipping the Velvetを発表、小説家としてデビューする。99年に刊行した第二作『半身』でサマセット・モーム賞を受賞。2002年発表の第三作『荊の城』では英国推理作家協会(CWA)最優秀歴史ミステリ賞を受賞したほか、第四作『夜愁』、第五

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