サミュエル・ベケット

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新訳ベケット戯曲全集 1 ゴドーを待ちながら/エンドゲーム

サミュエル・ベケット

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784560093313
ISBN 10 : 4560093318
フォーマット
出版社
発行年月
2018年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
302p;19

内容詳細

不条理演劇の最高傑作が楽しめる「ゴドー」と、チェスの終盤戦になぞらえられる「勝負の終わり」の新訳を収録。

【著者紹介】
サミュエル・ベケット : 1906‐1989。アイルランド出身の劇作家・小説家。1927年、ダブリンのトリニティ・カレッジを首席で卒業。28年にパリ高等師範学校に英語講師として赴任。ダブリンやロンドンでの生活を経て、37年の終わりにパリに正式に移住。ナチス占領下には、英国特殊作戦執行部の一員としてレジスタンス運動に参加。52年『ゴドーを待ちながら』を刊行(53年に初演)。69年にノーベル文学賞を受賞。晩年まで、ミニマル・ミュージックさながらの書法で、ラジオ・テレビドラマなど数多く執筆

岡室美奈子 : 早稲田大学文学学術院教授、早稲田大学坪内博士記念演劇博物館館長。芸術学博士(国立アイルランド大学ダブリン校)。サミュエル・ベケットを中心に、現代演劇論とテレビドラマ論を専門とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ケイトKATE さん

    自分の理解力不足と、戯曲を読むことに親しみがないため”分からない”ままに読み終えた。ただ、”分からない”から二度と読みたくないという気持ちはなくて、舞台で観れば面白さが”分かる”のではないかという期待がある。そして、演劇というものを一度も観たことがないので、『ゴドーを待ちながら』の舞台を機会があれば観たい。また、機会があれば戯曲を再読してみたいが……。

  • zirou1984 さん

    Nothing to be doneが「どうにもならん」から「なにやってもダメ」へと変化を遂げた半世紀ぶりの新訳ゴド待ち&エンドゲーム。はじまろうとして始まらない、終わろうとして終わり損ねるベケットの代表的戯曲の二作はどちらも意味からの逃走をずっこけながら提示する。ゴド待ちに顕著な、言葉の反復による一体感は差異によって裏切られ、宙ぶらりんなさながら残尿感のような居心地の悪さこそがベケットなりの人間賛歌。ウラジミールとエストラゴンは人生の過程という今を誰よりも懸命に、ファニーなほどに生きている

  • あなた さん

    友達と、自立/依存、ではなく、ケア、っていう考え方ってあるよねという話をしたことがあって、さいきん、ゴドーを読んでると、このエストラゴンとウラジミールのふたりがお互いにいきてゆくのにケアしあってる物語としても読んでもいいんじゃないかと思えてくる。しにたい、しぬよ、といえる相手がいること。過去をしってて今話せばぱっとわかりあえるあいてがいること。やあまたおまえだね、といえるあいてがいること。いっしょに待ってくれるあいてがいること。ゴドーという絶対的な非ケアをまえに、ケアしあうふたり。「嬉しいよ、また会えて」

  • nonicchi さん

    訳者の岡室さん曰く「世界の紛争地や被災地で繰り返し上演されている」ゴドー。不条理な世界で、救済者を待つことで一日を一日をやり過ごすしかない弱者の姿が、彼の地の人たちに響くのかも。絶望を描きながらもどこかユーモラス。「エンドゲーム」も核戦争後の何もかも無になった世界が想起されるにもかかわらず、不思議と暗い気持ちにならず一気読みでした。一読しての感想は「半端ないセリフの量と同じような繰り返し。役者さん大変そうだな」ということ。わざとミスを誘うような作りになっているとの事ですが、そこに役者さんは燃えるようです。

  • saladin さん

    第2幕でポゾーが盲目となっているが、あとは第1幕と同じような展開。おそらくこの後もやってこないゴドーを待ち続けるであろうウラジミールとエストラゴン。永遠にこれが続くのか…。となると、その”待つ”時間は即物的な笑いで逃げるしかない。が、それは否定すべきことではない。今この瞬間を生きるための知恵である。そんな間にも前進の小さな兆しが芽生えるかもしれないのだから。

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サミュエル・ベケット

1906‐1989。アイルランド出身の小説家・劇作家。1927年、ダブリン・トリニティ・カレッジを首席で卒業。28年、パリ高等師範学校に英語教師として赴任し、ジェイムズ・ジョイスと知り合う。30年、トリニティ・カレッジの講師職を得てアイルランドに戻るも翌年末に職を離れ、その後パリに舞い戻る。33年末

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