ゴンチチ

ゴンチチ プロフィール

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ゴンチチ

ゴンザレス三上とチチ松村から成るアコースティック・ギター・デュオの「ゴンチチ」。無国籍な風流ある音作りに定評のあるユニットで、最近ではCMやテレビ朝日系『やじうまワイド』などでも起用され、老若男女問わず愛されているユニット。1993年には竹中直人監督/主演の映画『無能の人』サウンドトラックを手掛け日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞。また1999年には新作『RED BOX』を発表し、今までのアコースティック・サウンドから枠を超越した意欲的なサウンドを実現。これからの活躍にも目が離せないデュオ。

この二人のプロフィールを簡単に掲載します。

ゴンザレス三上

1953年12月30日、大阪生まれ。何と小学生の頃からギターを始め、ギター歴なんと30年ものキャリアをもつ。また様々なアーティストらのレコーディングやライヴにもゲスト参加をしたり、『アートの会』なる芸術愛好のグループの主宰をしており、CGによるイラストレーションの作成など、幅広い活躍をしている。

チチ松村

1954年9月6日、大阪生まれ。ゴンチチ結成に至る前にはソロとして関西方面を本拠に活動をはじめる。クラゲを飼っていることでファンからは知られている。音楽活動の傍ら、「それゆけ茶人」、「私はクラゲになりたい」、「松村クラゲくんの日常」、「顔面採集帳」の著作を発売し、執筆活動も盛ん。

この二人から成るゴンチチのアルバムについて触れてみたいと思います。

ゴンチチは1983年7月25日にファースト・アルバム『ANOTHERMOOD』を発表。素朴さとナチュラルさが全面に出されたアルバムでモーツァルトの「トルコ行進曲」を除いては、殆どの曲をゴンザレス三上が作曲しています。そしてその翌年1984年7月に『脇役であるとも知らずに』を発表。斎藤ネコ(ヴァイオリン)や溝口肇(チェロ)らが参加していたこのアルバムも名盤。タブラやパーカッションを使った無国籍な作風がこの頃から覗える意欲作。この2枚のアルバムは廃盤になってしまいましたが、1990年に2in1として再発売されています。

1985年の5月にはアルバム『PHYSICS』を発表。1年足らずで新作をリリースするといった急ピッチな中、一切手抜きなしの完成度の高さには圧巻。この頃の意欲が聴く側にもひしひしと伝わってきます。独特のナイロン・ストリングス・ギターの音色が限りなく心地よい時を誘うサウンドを展開。前作でも参加していたアーティストら(溝口肇、松浦雅也、板倉文、BANABA他)も引き続き参加しています。またしてもその翌年に『SUNDAY MARKET』を発表。エキゾチックな雰囲気漂う「COCONUT BASKET」や「南方郵便船」を筆頭に、日本の独特な風情とエキゾチック・サウンドを織り交ぜた音作りを展開。南国の夜がいかにも似合うスティール・ギターの響きと和みに徹したゆったりとしたナンバーはゴンチチ・ファンならずとも、エキゾチック・サウンンズが好きな方は必聴。

そして立続けに1987年の7月には『マダムQの遺産』を発表。ゴンザレス、チチのギターをメインにした音作り。このアルバムではのちのアルバムでも参加をしている太田裕美がヴォーカルとして1曲(MIKA)に参加。ファンの間でも人気の高いアルバムで、聴けば納得の名盤。そよ風のような空気の振動をも音楽の中に感じさせ、シンプルに聴かせつつも、その優しい音色と手の込んだバックトラックの調和が見事にとれており、何とも秀作です。意欲的に活動を続ける彼らはまたしても立て続けにアルバム『IN THE GARDEN』を発表。本作で初めてゴンチチ二人のプロデュースとして作り上げた入魂の1枚。ちなみに海外盤もエピック・ソニーより発売され、ワールド・ワイドにデビューを果します。ゴンチチの持つ日本的な風流感と、穏やかな空気が一体化した、何とも和めるサウンド。「ストレンジ・ソックス」や「眠そうな子供たち」などゴンチチ・ファンは必聴のアルバムなのは言うまでもありません。

そして1990年4月に『DEVONIAN BOYS』を発表。このアルバムは日本発売の3ヶ月後にアメリカ盤も発売。ジャケットのアートワークもさることながら中身も秀作。温かさと切なさを共存させたナンバーや、心地よさに徹したナンバーなど多彩ぶりを発揮。中でもゴンザレス三上作曲の「DEVONIAN PARADE」、チチ松村作曲の「CHINESE BELLFLOWER」などが聴きドコロ。全編に広がるゴンチチ・サウンドは不滅といったところ。

そして同年の1990年12月には初のクリスマスをコンセプトにしたアルバム『FINGERING CHRISTMAS』を発表。そよ風のような優しいメロディーと哀愁漂う「SLEIGH RIDE」や、「GREEN CHRISTMAS」など、クリスマスの時期になるとつい聴きたくなる、そんな素敵なこのアルバムは、発売以来、クリスマスの時期がくると毎年人気がありますが、聴けば納得して頂けること請け合いのクリスマスの定番アイテムです。そしてその翌年1991年の6月に発表されたのがこの『KIT』というアルバム。年に1枚以上のペースで製作されているにも関わらず、この完成度の高さは、流石といったところ。名曲「水の誘惑」「君の自転車」を筆頭に、休日の午後のゆったりとした町並みや窓辺からはいってくる清々しいそよ風のような浮遊感漂う素敵な曲ばかり。ジャケットの可愛さもあって、発売以来ロング・セールスを記録している人気盤です。

そして、竹中直人が監督・主演をした映画『無能の人』のサントラを手掛け、日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞した記念すべきアルバムを1991年10月に発表。映画の評価云々、このサントラ自体の評価が先立ち、映画よりも音楽が話題を独占したといっても過言ではない程、ゴンチチが注目されるきっかけともなった1枚。チチ松村の作曲したタイトル曲や「ラヴ・ソング」、「峠の我が家」のアレンジ等で、チチ松村の独走作な本作の効果で個人としてのソロ作も注目されるようになりました。ちなみにジャケットのアートワークは知る人ぞ知る沼田元氣。

そして1992年の7月に『GRAVITY LOVES TIME』を発表。宇宙服を着た二人が写っているジャケットも秀逸!勿論内容も充実している名盤です。ジャケットからは、宇宙をコンセプトにしたアルバムのように想像できますが、音はいたって今まで通りの和みサウンド。名曲の「漁夫の利」や「窓辺の3月」「SOMETHING ALL LIGHT」他、御存知の代表曲を筆頭に、和みサウンドが存分に味わえる人気盤です。

CMやTVでも注目され始めた1990年台初頭から、ゴンチチのサウンドが巷で流れるようになった頃、日本TV系で田中美佐子が主演したドラマ『日曜はダメよ」のサントラを担当し1993年の6月にサントラとして発売されたのが本作。ドラマの本編よりもゴンチチの音楽が印象強く、TV局やCD販売店にも問い合わせが殺到したのも、アルバムをちゃんと聴けば頷ける内容。全ての曲の作曲クレジットが「ゴンチチ」となっているので、恐らく二人の共作。控えめながらも存在感のある音作りはドラマに効果覿面。実力を見せ付けてくれました。

『日曜はダメよ』の発表から間もなく3ヶ月ごに発表されたのが映画『ぼのぼの』のサントラ。この映画は原作者のいがらしみきおがメガホンを取った人気マンガの長編アニメ映画。森に生息する動物たちを描いた作風にあわせ、温かい、ほのぼのとした音楽を製作。タイトル曲や「シマリスくんのテーマ」「スナドリネコのテーマ」など可愛らしさいっぱいの曲ばかり。大沢誉志幸の「初恋」も収録されています。 93年の『ぼのぼの』からその間ベスト盤は発売されたものの新作をリリースしなかったゴンチチが待望の新作として95年にリリースしたのが、このアルバム『BLACK ANT'S LIFE』。ゴンチチにしてはヴォーカル・ナンバーが多く収録されていたり、「はじめてのシャンプー」や「北海道はどこのにある?ここにある!」などがCMでも起用され、このアルバムを境に巷で話題となり、注目を集めるようになります。CMで起用された2曲は問いあわせが殺到したほど印象強い和みナンバー。またリチャード・ロジャーズのカヴァーなども名曲。

勢いも衰えず翌年1996年に発売されたアルバムがこの『SOMEWHERE BEFORE』。FMラジオJ−WAVEでゴンチチがパーソナリティを務めていた番組からの企画盤で、そのアルバムと同名ラジオ番組のテーマ曲や、スペースシャワーのシングル曲も何とも名曲。ちなみにジャケットは下条ユルなるイラストレーターによるもので、印象的。

前作に収録されていた曲がCMや番組で起用された効果もあって、注目を集めるようになった1996年に発売されたアルバムが未だにロング・セールスを記録更新中の本作『イージー・ビジー』。このアルバムにはハワイの歌姫、テレサ・ブライトが参加し、JALハワイ・キャンペーンのCMでも使われた曲や、マンダム「ルシード」CMでお馴染みの曲「放課後の音楽室」も収録された名盤。

そしてその翌年の1997年6月に発売されたのがこの『世界悠々 父なる大河 ライン』を発表。このアルバムはNHKの衛星放送(BS2)で放映されていた同名の番組の為に製作されたサントラ的。世界が誇る大河ライン河に焦点を当てた(放送時間22時間そのうち川下りの衛生生中継が10時間を越えた大プロジェクト番組)この番組に相応しいテーマ曲だったのも記憶に新しい。ゴンチチの持つ独特なサウンドでライン河の風土、文化のイメージを描いた温かく強く、そしてやさしい音楽を作り上げています。

そして、同年にリリースされたアコースティック路線一本の『デュオ』です。1曲目の「オルゴール」から「BLUE BLOSSOM」、「虹」・・・と、和みサウンドがいっぱいです。シンプルなサウンドの中に深みを感じさせる、とても素敵なギター・デュオです。アコースティックな素朴さと、底知れぬ存在感、これぞゴンチチ・サウンド!といった感じ。とにかくお勧めの1枚です。

98年にこの『ストリングス・ウィズ・ゴンチチ』と『デュオ』が2枚組でアナログ発売されたことからその人気もうかがえる本作は、『デュオ』の翌年、98年の7月にリリースされたアルバム。オーケストラをバックにした全11曲。前作の好調なセースルに続き、このアルバムも爆発的にヒット「RAILWAY」や「水辺の人々」ほか、ゴンチチ特有の穏やかさが広がるアコースティック・サウンドを展開した素敵な1枚です。 またオーケストラ・アレンジャーとして溝口肇、清水靖晃、朝川朋之などが参加しています。

そして1999年に発売された新作『レッド・ボックス』。アコースティック路線の前2作も好評だったゴンチチですが、この爆発的に売れている新作では打ち込みサウンドを中心に展開、アジア、中近東、ブラジル…無国籍な音楽性が、より一層深まった素晴らしいアルバムです。メンバーの松村氏が取ってきた音をノイズとして織り交ぜ、何とも絶妙な雰囲気が醸し出されています。中でもホーミーが入っている1曲目の「FIRE&TRAP」や、アート・リンゼイが参加した「TEMPLO」、そして全体に漂うエキゾチックな雰囲気は、お馴染みの和めるゴンチチ・サウンドという概念から突き出て、枠をさらに広げた感じがします。

GONTITI's Best Album

頻繁にリリースするといった意欲的なゴンチチですが、その間ベスト盤も発売しています。すこし触れてみたいと思います。

1989年に国内盤初のベスト『BODY OF GONTITI』を発表。「身体にやさしい曲」のコンセプトに基づいて選曲されたアルバムで、全編に和めるムードいっぱいのナンバーを収録しています。これぞゴンチチ・サウンドといった曲ばかりでニンマリ!

上記の『BODY OF GONTIT』と同じく1990年5月にリリースされたベスト『SPIRIT OF GONTITI』。このベストは「心にうれしい曲」というコンセプトに基づいて選曲されたアルバム。癒しというより、休日の陽だまりで聴きたい暖かいナンバーばかりを収録しています。ヴァケーションというより、週末の河原や河川敷がいかにも似合うサウンドが堪らん!!といった感じ。

1990年に発売された『デボニアン・ボーイズ』以降リリースされたアルバムの中から選曲されたベスト盤『VACANCIES』。映画『無能の人』や名曲「水の誘惑」「漁夫の利」「LOVE」などが収録された、発売以来ロング・セールスとなっているベスト盤。タイトル通り、長い休みをとって旅へ・・・なんて時にお勧め。仕事など忘れてしまいそう。

GONTITI's Live VIDEO & CD

そして1996年にはライヴ・ビデオ&ライヴ・アルバムを発売しています。1996年12月28日から30日に、東京シアター・コクーンで決行された3daysライヴを収録したライヴ・アルバム。ゲストも多彩で豪華なライヴだったとか。ライヴに惜しくも行けなかった方、映像を是非観たい方は是非この1本。夏を演出した内容の違う3日間それぞれから厳選しておあります。

ゴンチチ最新ベスト・アルバム!マンダム『ルシード』CM起用曲「放課後の音楽室」、資生堂『ミネラルウォーターのシャンプー』CM曲「はじめてのシャンプー」などなど、CMやTVで御馴染みのあの曲、この曲、またクレモンティーヌへの書き下ろし曲「レ・テ〜夏」、・・・ゴンチチのイイシゴトを集めた目からウロコのベスト盤です。収録曲全てが、CM/TVで起用されていた楽曲。また、新曲として収録の「Platypus」と「Lament」の2曲も勿論TVで起用されています。

その後の作品はこちらから・・・

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