ピアノ・ソナタ全集第４集　ケンプ・イングリッシュ（フォルテピアノ）

コジェルフ：ピアノ・ソナタ全集　第４集

ボヘミア出身の作曲家レオポルト・コジェルフのピアノ・ソナタ集、第４集です。聴けば聴くほどに彼の世界の奥深さを堪能していただけます。初期のフォルテピアノのために書かれたソナタの中で、50曲ほどある彼の作品は突出しており、ハイドンとベートーヴェン、シューベルトを繋ぐ橋渡しとしての機能も備えています。彼が1747年に誕生した時、最初の洗礼名はヤン・アントニンでしたが、同じ名前のいとこがいたため「レオポルド」に変更、その後そのいとこは彼の初期の先生の一人となったというエピソードが残っています。そんなコジェルフの作品を当時の楽器の複製でお聴きください。
　演奏はこのシリーズでお馴染み、ニュージーランドのピアニスト、ケンプ・イングリッシュです。彼は既にコジェルフのソナタ50曲の録音を終えていて、全曲の発売が待たれるばかりです。（Grand Piano）

【収録情報】
コジェルフ：ピアノ・ソナタ全集　第4集
● ピアノ・ソナタ第12番ハ長調 Op.10-2, P.XII:16 (1784)
● ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.13-1, P.XII:3 (1784)
● ピアノ・ソナタ第14番ト長調 Op.13-2, P.XII:7 (1784)
● ピアノ・ソナタ第15番ホ短調 Op.13-3, P.XII:6 (1784)
● ピアノ・ソナタ第16番ト短調 Op.15-1, P.XII:17 (1784)

　ケンプ・イングリッシュ（フォルテピアノ）
　使用楽器：1795年製アントン・ヴァルター（トーマス＆バーバラ･ヴォルフ複製）、a'=430 hZ

　録音時期：2011年4月25-29日
　録音場所：ニュージーランド、ゴールデン・ベイ、モップス・アーリー・キーボード・コレクション
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）