ケージ、ジョン(1912-1992)

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ジョン・ケージ著作選 ちくま学芸文庫

ケージ、ジョン(1912-1992)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480092021
ISBN 10 : 4480092021
フォーマット
出版社
発行年月
2009年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,207p

商品説明

ジョン・ケージの出現により、音楽を聴く、音を作る姿勢が決定的に変わった。彼は従来の作曲者主導による音楽の在り様に背を向け、あらゆる意図を排除するために作曲・演奏・鑑賞に「偶然性」を関与させることで因襲を打破した。「ひとつひとつの音は固有のものであって、ヨーロッパの歴史や理論を備えているわけではない。」この思想は、言葉としても残された。本書は単行本未収録作を中心に、彼の音楽論をはじめ、偏愛したキノコに関するエッセイ、革新的なテキストなど様々な形の言葉を集めたオリジナル編集。また編者による解説と年譜を付す。

内容詳細

ジョン・ケージの出現により、音楽を聴く、音を作る姿勢が決定的に変わった。彼は従来の作曲者主導による音楽の在り様に背を向け、あらゆる意図を排除するために作曲・演奏・鑑賞に「偶然性」を関与させることで因襲を打破した。「ひとつひとつの音は固有のものであって、ヨーロッパの歴史や理論を備えているわけではない。」この思想は、言葉としても残された。本書は単行本未収録作を中心に、彼の音楽論をはじめ、偏愛したキノコに関するエッセイ、革新的なテキストなど様々な形の言葉を集めたオリジナル編集。また編者による解説と年譜を付す。

目次 : 音楽愛好家の野外採集の友/ 合衆国に於ける実験音楽の歴史/ 実験的音楽ジョン・ケージ/ ダニエル・シャルルの33の質問に対する60の答え/ インタビュー集 ケージの音楽―1970年以降/ われわれはどこで食べているのか?そしてなにを食べているのか?/ 作曲を回顧して

【著者紹介】
ジョン・ケージ : 1912年アメリカ・ロサンゼルス生まれ。シェーンベルクに作曲を師事。既存楽器を改造したり、演奏にラジオを使用するなど新たな音源を開発し、演奏者が全く楽器を鳴らさない曲を作る等、作曲・演奏・鑑賞に「偶然性」を関与させた革新的な音楽を創り上げた。現代の音楽に偉大な足跡を残しただけでなく、芸術全般に大きな影響を及ぼす。1992年逝去

小沼純一 : 1959年東京生まれ。早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Kano Ts さん

    難しい!書いてあることは読めるが、意味をほとんど理解できなかった。ただケージが音楽家だったことはわかる。チャンスオペレーションとか4分33秒とか、表面的には奇妙な手法を使う人なんだろうけど、音楽の可能性を広げることに努めた音楽家なのかなと感じた。だからケージの技法を他者が取り入れることはあまり意味がないのだろう。現代音楽について知るための本というよりは、ケージの人となりを知るための本という感じかな。本の作りが謎すぎて正確に理解できたのは数パーセントだろうけど。ほぼ雰囲気で読みました。

  • ネムル さん

    クセナキスは多少聴くけど、ケージはさっぱり。ケージに対する興味はさておき、タイポグラフィーだらけの文面にゲラゲラ笑いながらノリで買ってしまったけど、ケージの文章は意外にも美しかった。偶発性を取り入れるというのもダダみたいだが、「音、そのものを聴く」ことについては正直よくわからなかった。

  • ふくろう さん

    音楽と茸の関係性について、エレガントに語る音楽家。

  • roughfractus02 さん

    実験experimentとは、経験experienceを変えるのではなく動かすことだ。確かに、外に向いた五感を内に向けることはできる。が、音楽に満ちた世界で、音を静寂や沈黙の中に自身の生のざわめき(心臓音や空腹時の音等)を見出すより、ノイズと見なす我々がいる。一方、作り手と聴き手の経験を動かす実験を試みる著者は、音を「感情や秩序の概念」の表現のために「搾取」する作り手と聴き手に対し、音の「本来の権利を取り戻す」作品を提示する。すると、私の体内と環境にざわめく音は、音楽の不要な未知なる未来へと経験を動かす。

  • np さん

    『ダニエル・シャルルの33の質問に対する60の答え』の文字が散らばって読めないったら!/「ケージはしばしば、辞書を引いたら音楽(music)の前にキノコ(mushroom)があった、と語っていた」(『音楽愛好家の野外採集の友』)/『われわれはどこで食べているのか?そして何を食べているのか?』のスタイリッシュなスタイル/この本から連想したのは工作舎と尾崎翠、つまり、これはたいへん素敵な本ていうこと!

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