グレツキ、ヘンリク・ミコワイ(1933-2010)

人物・団体ページへ

SACD 輸入盤

交響曲第3番『悲歌の交響曲』、カンティクム・グラドゥム アルティノグル&シンフォニア・ヴァルソヴィア

グレツキ、ヘンリク・ミコワイ(1933-2010)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
V5019
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
France
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

グレツキの交響曲第3番新録音 &
世界初録音、宇宙遊泳的祈りの世界「カンティクム・グラドゥム」
1969年に作曲され、同じ年にミヒャエル・ギーレンによって初演された『カンティクム・グラドゥム』は、今回が初録音。初演以来半世紀近くを経てのレコーディングということになります。
 打楽器を含まない大編成オーケストラによって、オルガンのような音世界が織り上げられています。荘厳な和音の連続にのって、ソプラノが歌いあげるさまは、なんとも近未来的で、宇宙遊泳をしているような感覚(?)に陥るほど。

 有名な交響曲第3番は、『悲歌のシンフォニー』として、10年ほど前にヨーロッパを中心に世界的に大ヒットした話題作で、当時イギリスではポップスも含むヒット・チャートでトップ10入りを果たしました。独特の癒し系の美しさを持つ音楽で、ポーランド語のテキストによる歌の付いた3つの楽章から成っています。
 第一楽章のテキストは、15世紀後半のポーランドの修道院で歌われた哀歌。第二楽章のテキストは、ゲシュタポの地下牢の壁に、少女が「お母さん、泣かないで、私のことはいつも天国の女神様が守ってくれるから」と遠くにいる母に宛てて書き記した言葉で、最後のポーランド語によるアヴェ・マリアが印象的。
 第三楽章のテキストは、わが子を虐殺された母の深い悲しみと祈りを歌ったオポーレ地方の民謡。
 すべて、心に傷をおった人の穏やかでやさしく、気高い祈りに満ちており、あらためて「平和ってなんだろう、しあわせって何だろう」としみじみと考えさせられる内容です。
 ソプラノのペルーシュは、マルゴワール指揮のオペラなどでも活躍している若手で、リサイタルなどではアレクサンドル・タローがいつも伴奏をつとめる有望株です。アラン・アルティノグリュもまだ若手ながら、ザルツブルクの音楽祭にも登場したことがあるなどまさに人気実力ともに急上昇中の実力派。平和のこと、幸福のこと、色々と考えながらグレツキに癒されてみるのもいいものです。

 このアルバムのもうひとつの重要なポイントは音が良いこと。録音は、フランスのプロダクション“LGS(Le Grenier à Son)”のチームによっておこなわれており、ヴァージン・レーベルやOPUS111レーベルの録音なども手がけてきた辣腕エンジニア、ピエール=アントワーヌ・シニョレの腕が今回も冴え渡っています

ヘンリク・ミコワイ・グレツキ
・交響曲第3番 Op.36 『悲歌の交響曲』
 第1楽章「私の愛しい選ばれた息子よ、自分の傷を母と分かち合いたまえ」[25'39"]
 第2楽章「お母さま、どうか泣かないでください」[9'38"]
 第3楽章「私の愛しい息子はどこへ行ってしまったの?」[18'30"]
・カンティクム・グラドゥムop.27(世界初録音)[10'17"]

イングリッド・ペルーシュ(ソプラノ)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
アラン・アルティノグル(指)

録音:2004年12月、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオ S.1

レコーディング・エンジニア:ピエール=アントワーヌ・シニョレ(LGS)
レコーディング・エンジニア:ジャック・ワルニエ(LGS)
サウンド・アシスタント:ロール・カスナヴ=ペレ
SACDミキシング・エンジニア:ピエール=アントワーヌ・シニョレ(5.1 HD Studio)
DSDエンコーディング&マスタリング:M. POUSSIN (Digital Encoding System)
マイクロフォン:DPA 4003, DPA 4041, Soundfield Mark V,Neumann M149, U87, TLM 170
プリアンプ:Millenia HVD-3, DPA HMA 4000
Recording on Pyramix Virtual Studio Workstation

収録曲   

  • 01. Symphony no 3, Op. 36 "Symphony of Sorrowful Songs"
  • 02. Symphony no 3, Op. 36 "Symphony of Sorrowful Songs"
  • 03. Symphony no 3, Op. 36 "Symphony of Sorrowful Songs"
  • 04. Canticum graduum, Op. 27

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
グレツキの3番ならこれがベストだろう。特...

投稿日:2011/03/11 (金)

グレツキの3番ならこれがベストだろう。特にSACDで音質がいいのが良い。第一楽章などの地を這うような低音などSACDできくと感動ものだ。思うに、このような曲は音質によりかなり演奏の印象が左右されるだろう。

ロマン派 さん | 新潟県 | 不明

0

グレツキ、ヘンリク・ミコワイ(1933-2010)に関連するトピックス

  • グレツキ:ノンサッチ録音集(7CD) レトロスペクティヴ、回顧的というタイトルが付されたシリーズからのリリースではありますが、新作アルバムの交響曲第4番も... HMV&BOOKS online|2015年08月13日 (木) 12:10
    グレツキ:ノンサッチ録音集(7CD)
  • グレツキ・ボックス(3CD) 『悲歌のシンフォニー』で知られるポーランドの作曲家、グレツキの代表作をまとめたセットがナクソスから登場。 HMV&BOOKS online|2014年03月11日 (火) 00:30
    グレツキ・ボックス(3CD)

おすすめの商品