順列都市 下 ハヤカワ文庫

グレッグ イーガン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150112905
ISBN 10 : 4150112908
フォーマット
出版社
発行年月
1999年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
16cm,285p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • 催涙雨 さん

    最初に宇宙消失を読んでからイーガンの長編を読むのは一年ぶりになる。宇宙消失よりこちらのほうがだいぶ難しかった。個人的には下巻の流れはそれほど好きではないのだが、全体を通した本筋を改めて振り返ると上巻がある種の導入であることにはうなずける。切り口は異なるが短編で頻繁に見られる自己同一性テーマと共通点が多い。世界観の構築とそのなかで昇華されるテーマの構図は見事としか言いようがない。人格のコピー以外に共通点はないが、なぜかターミナル・エクスペリメントを読み返したくなった。

  • GaGa さん

    現実世界の人間が擬似空間へと迷い込む(あるいは何ものかによって作為的に送られてしまう)というようなSF作品はすきなのだけれど、登場人物がすでに何ものかが創造した擬似空間の住人で、また、そのことを自覚しているというスタイルのSFはネットワーク社会の昨今、割と多いのだが、正直苦手と言うか好みの話ではない。本作も同様に心から楽しめなかった。

  • 亮人 さん

    10年位ぶりの再読。友人に貸すために本棚から出してきた。なので今回は難解な描写もすべて理解するつもりで読んだ。前は「塵理論」が意味不明ってだけの印象だったが、今回はなかなか理解できたかも。塵に宇宙を走らせるとか、普通は思いつかない奇想で面白い。初期長篇は「主観的宇宙論三部作」と呼ばれているが、たしかに知性が認識することで宇宙の姿が固着されるとか、初期長篇のテーマの共通性も読み取れたよ。

  • Small World さん

    いや〜、なんか凄いのを読んでしまった。w ギブソンのギミックを用いつつ、ディック的なアイデンティティーの喪失をスパイスとし、クラーク的な主題を、ベアのミクロを包括したマクロな視点で語る....みたいなw 自分の想像力を超えるスケール感を感じさせるのがSFの醍醐味だとすれば、イーガンはまさにSFでしたね。その他の作品も読んでみたいです。

  • 葵衣 さん

    自分をスキャンしてソフトウェア化された意識、コンピュータ上の人工生命、電脳空間での生活などなど、もう私の好きな要素だらけの小説だった。専門的な内容についての描写など、難しくてよく分からない部分もいくつかあったけれど、それでも面白く、読み終わった後は満足感と高揚感に包まれた。イーガンの発想力、創造力はすごいなあと、ただただ感動。どこまでが実際に科学的な根拠のあることで、どこからがイーガンの創造なのか正直よく分からないけれど、面白かったからよし!

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人物・団体紹介

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グレッグ イーガン

1961年、オーストラリア生まれ。数学の理学士号をもつ。1980年代末から本格的な作家活動を開始した。長篇『万物理論』と『ディアスポラ』(ハヤカワ文庫刊)で星雲賞を2年連続受賞した。また、短篇「プランク・ダイヴ」でローカス賞、「祈りの海」でヒューゴー賞・ローカス賞を受賞。世界各国のSF賞受賞の栄誉に

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