グレゴリー マグワイア / 服部千佳子 / 藤村奈緒美

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ウィキッド 誰も知らない、もう一つのオズの物語 下

グレゴリー マグワイア / 服部千佳子 / 藤村奈緒美

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基本情報

ジャンル
：
文芸
ISBN/カタログNo
：
ISBN 13 : 9784797342710
ISBN 10 : 4797342714
フォーマット
：
本
出版社
：
SBクリエイティブ
発行年月
：
2007年10月
発売国
：
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
グレゴリー・マグワイア, 服部千佳子, 藤村奈緒美 ,  
追加情報
:
１９ｃｍ,３１２ｐ
１９ｃｍ,３１２ｐ

商品説明

不朽の名作『オズの魔法使い』の知られざるプロローグ
不朽の名作『オズの魔法使い』の知られざるプロローグを描いたこの小説は、ドロシーが「オズの国」に迷い込むずっと前に起こった、二人の魔女の出会いの物語です。一人は緑の肌に生まれつき、賢く、激しい気性で周囲の誤解を受け、もう一人は美しく、野心家で人気者。この二人が「西の悪い魔女」と「善い魔女グリンダ」になるまでの数奇な運命をドラマティックに描いています。
特に「西の悪い魔女」となる少女エルフォバの、オズの魔法使いの圧倒に決然と立ち向かい自由を求める姿は、混迷した現代社会の閉塞感を吹き飛ばす力強さを持ち、乾いた現代社会を生きる人々に潤いをあたえる“心”の物語。
出会いと別れ、人生の選択、そして愛。
二人の少女の友情と成長の物語は、心に魔法をかけ、勇気をあたえるに違いありません。

ミュージカル『ウィキッド』は2003年ニューヨーク・ブロードウェイのガーシュイン劇場で開幕、その後全米ツアー、シカゴ、ロンドン、ロサンゼルスなど次々と公演地を広げ、劇団四季によって、いよいよ日本へ。
驚異的なのは、そのチケットの売れ行き。開幕から現在までの3年間にわたり、すべてのカンパニーが連日100%を一度も切らずにロングランを続けています。

内容詳細

名作『オズの魔法使い』で、主人公ドロシーは『西の悪い魔女』を打ち負かす。しかしこれは、ドロシーの視点から語られた話であった。魔女からはどう見えたのだろうか。魔女はどのように育ち、なぜ悪い魔女になったのか。オズの国では、言葉を話す“動物”たちが自らを守るために戦い、権力者はその権力を濫用し、民衆は快楽信仰の虜となっていた。愛、信仰、善とは、そして悪とは何か？緑の魔女エルファバが、人間の本質について問いかける、壮大で謎めいた空前絶後のファンタジーロマン。大ヒット上演中の劇団四季ミュージカル『ウィキッド』原作。

【著者紹介】
グレゴリー・マグワイア : ニューヨーク州アルバニー出身。ベストセラー作家。『Ｗｉｃｋｅｄ：Ｔｈｅ　Ｌｉｆｅ　ａｎｄ　Ｔｉｍｅｓ　ｏｆ　ｔｈｅ　Ｗｉｃｋｅｄ　Ｗｉｔｃｈ　ｏｆ　ｔｈｅ　Ｗｅｓｔ（ウィキッド：西の悪い魔女の生涯とその時代）』は、トニー賞を受賞したブロードウェイ・ミュージカル『ウィキッド』の原作。現在は家族とともにマサチューセッツ州のボストン郊外で暮らす（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

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読書メーターレビュー

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  • ryodo さん

    読了日：2020/12/08

    ★3.5　やっぱりミュージカルとは違う！でもこれはこれで面白い。下巻では舞台版の大体第2幕にあたる話。エルファバが「悪い魔女」になる過程、そして『オズの魔法使い』とのリンクが楽しめる。でもクドいほど哲学的・宗教的・政治的な視点で描かれてるから内容を掴むだけで一苦労。個人的にはグリンダとエルファバの友情に重きを置かれてなかったのが少し残念かな。でも「ドラゴン時計」について知れたのは良かった。まぁ…内容はともかく、WICKEDを本で読んでいること自体が楽しくて仕方なかった;)いつかBWか四季で観劇したい。

  • 昼夜 さん

    読了日：2011/10/30

    宗教の味つけが濃すぎて自分には受け付けなかったな。

  • seri さん

    読了日：2013/10/05

    緑の肌に不気味な笑い声。意地悪な化け物。そんな印象しかなかったオズの魔法使いの西の悪い魔女。これはその悪い魔女と呼ばれた一人のみじめな女の歴史。怒りを携え、自分の正義を貫いて意固地に彼女なりの精一杯の生の記録。読了後も彼女への理解は及びませんでした。彼女を悪と定義したのは権力者、社会だけど、妄執に囚われ見失ったものも多かったようだから。悪とは知り得ないもの。最後まで不可解なミス・エルファバでした。それでも、西の悪い魔女の死は一人の人間の死であり、悲しいものに違いない。もうグッドニュースとは歌えない。

  • wa-run さん

    読了日：2010/05/30

    個人的には下巻の方が好みでテンポよく読めた。しかし読了後はやりきれない気持ちが残る。許しを請い続けたエルファバが最期に許しを請われてしまうのが悲しい。そしてそんな彼女の人生も。この原作をあれほど夢溢れるファンタジーに作り上げたミュージカルの脚本家に拍手を送りたい。原作のやるせなさをミュージカルが払拭してくれるような気がする。

  • 緑青 さん

    読了日：2009/10/18

    ミュージカルとずいぶん違ってて驚いた。ミュージカルのテーマは友情なのかな？こっちは愛憎と狂気？ミュージカルみたいに綺麗じゃない、そしてエグい。でも人間的でエネルギーに満ちていてぐいぐい引き込まれる。面白かった！個人的には弟君から2人のお姉さんはどう映っていたのか気になる。原作に続編があるんですね、読みたい。

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