CD 輸入盤

劇音楽『ペール・ギュント』(抜粋) ヤルヴィ&エーテボリ交響楽団

グリーグ(1843-1907)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
427325
組み枚数
:
1
レーベル
:
Dg
:
Germany
フォーマット
:
CD

収録曲   

  • 01. "Party And Bullshit"

ユーザーレビュー

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本盤は「抜粋版」というタイトルで私はこれ...

投稿日:2011/06/12 (日)

本盤は「抜粋版」というタイトルで私はこれそのものを聴いてはおりませんが全曲版と組曲版は聴いておりますのでその辺りからコメントいたしますので何らかの参考にしていただければ幸いであります。通常私たちが聴く「ペール・ギュント」は二つの作品に分かれた組曲形式となっており、果たしてイプセンのオリジナル劇詩をどこまで理解というか知識としていたかは甚だ疑問でありました。そしてこの組曲に入っている各曲の順番は必ずしも劇詩付随音楽のストーリー通りに配置されているわけではなくただ巧みに並べられた親しみ易い各曲の雰囲気を夫々味わう次元に留まっているのが我々素人レベルの実情でありました。そうした実情になぐりこみをかける様に玄人レベルを対象とした全曲版を北欧オーケストラGSOと長く仕事をしたN.ヤルヴィ(当時50歳頃)が指揮して1987年一気に録音しており、一方彼が指揮した組曲版はこの全曲版からの抜粋に後年1992年に一部録りなおしたソースを追加する形でリリースされており結果第1組曲がタイム14’44、第2組曲が同16’18・・・計31分余と歌唱部分や語り部分も全て含まれている長丁場の全曲版86分弱と比べ大幅短縮となっております。N.ヤルヴィ自身は幅広いレパートリーの中で民族楽派的な作品については打楽器出身という先入観なのか独特のセンスがありこの「ペール・ギュント」もただ我々に聴き慣れた耳に心地良い音楽だけでなく・・・そう北欧音楽の歌い文句たる透明感だけではなく長丁場だから現れる隠れていた土俗的な現実感をおおようにポロッと出している様であります。形式的には従って幕開け直後のハリング(1’25)とスプリンガル(2’07)においてノルウェーの民族舞踊をヴィオラのソロが開放弦による持続低音で演奏するハルダンガー・フィドルも聴けるのが玄人好み心をそそります。歌手陣ではソールヴェイ役のB.ボニー(S,当時31歳)があの有名なアリアを清澄にそしてペール・ギュント役のU.マルムベルイ(B,同25歳)がハチャメチャな人物を上手く演じている様でした。ただ劇詩自体寓想的であり時空を越えたやや私の理解をも超えた運びで正直私自身玄人レベルでも何でもありませんし北欧文学研究にも通じておりませんのでこれ程まで完璧な全編盤の有難さを百パーセント受け入れるわけではなく一般受けはしないかもしれません。最初に書いた様にこの「抜粋版」がどの程度曲数を入れているかわかりませんのですが全曲版、組曲版からの推定で素晴らしいランクと思います(タイムについては盤により多少異なる場合があります) 。

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