『コヤニスカッツィ』（オリジナル完全版）

『コヤニスカッツィ』（オリジナル完全版）
13トラック76分で復活！

フィリップ・グラスが音楽を担当し、1982年に公開された映画『コヤニスカッツィ』。社会活動家でもあるゴドフリー・レッジョが、高度資本主義によって引き起こされる、アメリカ大陸でのさまざまな自然破壊の映像を、斬新な映像テクニックを駆使して描いたドキュメンタりー作品で、セリフはなく全編グラスによるアンビエントなサウンドが、映像の迫力とともに流れ続ける異色作。公開当時、その斬新な映像と、大音響で流れ続けるミニマル音楽は大きな話題を呼びました。
　1980年に発売されたサウンドトラックＬＰは、物理的な制約からか45分しか収録されず、グラスが望む最良の状態でのリリースができませんでしたが、1998年には、サントラ盤にも参加した「ウエスタン・ウインド・ヴォーカル・アンサンブル」を中心にしたオリジナル・メンバーが再結集し、新たに録音されたアルバムが発売されて話題になりました。 　今回リリースされるのは、あくまでもオリジナルにこだわった、13トラック76分のリマスター・アルバムです。追加された内容は、映画に使用されながらＬＰ未収録だった音楽と効果音というもので、映画『コヤニスカッツィ』に込められたフィリップ・グラスのオリジナルな精神を味わえるアルバムとして非常に注目度の高い内容となっています。

【収録情報】
・『コヤニスカッツィ』（オリジナル完全版）
　フィリップ・グラス・アンサンブル
　マイケル・リースマン（指揮）