クリストファー プリースト

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夢幻諸島から 新ハヤカワ・SF・シリーズ

クリストファー プリースト

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784153350113
ISBN 10 : 4153350117
フォーマット
出版社
発行年月
2013年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
442p;19

内容詳細

時間勾配によって生じる歪みが原因で、精緻な地図の作成が不可能なこの世界は、軍事的交戦状態にある諸国で構成されている「北大陸」と、その主戦場となっている「南大陸」、およびその間のミッドウェー海に点在する島々「夢幻諸島」から成っている。最凶最悪の昆虫スライムの発見譚、パントマイマー殺人事件、謎の天才画家の物語…。死と狂気に彩られた「夢幻諸島」の島々には、それぞれに美しくも儚い物語があった。語り/騙りの達人プリーストが年来のテーマとしてきた「夢幻諸島」ものの集大成的連作集。英国SF協会賞/ジョン・W・キャンベル記念賞受賞作。

【著者紹介】
クリストファ- プリ-スト : 1943年イングランド生まれ。1995年に刊行した『奇術師』は世界幻想文学大賞を受賞、クリストファー・ノーラン監督の手によりハリウッドで映画化された(映画化名「プレステージ」)。2002年に発表された『双生児』は英国SF協会賞とクラーク賞を受賞した(以上、早川書房刊)。『夢幻諸島から』で英国SF協会賞、ジョン・W・キャンベル記念賞受賞。名実ともに現代の英国SF/ファンタジイ界を代表する作家である

古沢嘉通 : 1958年生。1982年大阪外国語大学デンマーク語科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    一見は一つの仮想の島を巡る観光ガイドブック。しかし、無関係に思えた島での事象や事件が実は織り連なって限られた関係者たちへと収斂していったかのような構成に目を見張ることになります。そして重ねられ、織り成された構成に見えるのは奇妙で芳醇な島の実態でもあり、人々の連ねてきた人生の軌跡でもあったという仕掛けに目を見張るしかありません。特に一人のパントマイマーの死の事実や証言と彼の事件を著した作家達や関係者による語りはまさに『藪の中』のよう。

  • sin さん

    旅に挑んで元の島に戻れる保証のない島世界の旅行案内?その世界を網羅する地図も作れず呼び名すら重複する掴みどころがない多くの矛盾を孕んだ設定だが作中で幾度も言及される人物が死後この本の序文に登場することを筆頭とする時系列の混乱の意図をどう解釈するか?一昔前なら○○年代記と題されるような構成が独特な世界を形づくっているがときに表れる“インターネット”や“オンライン”“eメール”といったテクノロジーにこの作品の世界を構成する雰囲気にふさわしくない違和感を覚えた。

  • GaGa さん

    これは、かなり好みが分かれる作品だと思う。大枠で一致するとしててもほとんどが単独の短編小説。正直、私は楽しむことができなかった。この作品が「言語都市」と争うレベルかというと首を傾げたくなる。まあ、それだけSFという文学は人それぞれで取り方が違うということか

  • アーチャー さん

    行ってはみたいけど、ひとたび行けばもう戻って来られないような島々のことを魅力的に書かれた連作集で、個人的には〈シフ〉で書かれた”最後の瞬間の解像度の粗いビデオ”というのが変に怖くて印象に残りましたね。無理は承知で書きますが、巻頭や巻末に島の想像図を掲載してほしかったな〜。

  • かわうそ さん

    解説には最初の数十ページはとっつきにくいと書いてあるけど個人的には全くそんなことはなく冒頭から一気に世界に惹き込まれて終始楽しく読み切った。少しずつ情報が明らかになって世界の姿が見えてくるワクワク感は最高。これは傑作!

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