クリストファー・ワイリー

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マインドハッキング あなたの感情を支配し行動を操るソーシャルメディア

クリストファー・ワイリー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784105071912
ISBN 10 : 4105071912
フォーマット
出版社
発行年月
2020年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
408p;20

内容詳細

あなたがいつ、どこで、何のページを見たか。誰とつながり、何に「いいね!」を押し、どんな言葉を検索したか。性別や年齢よりもはるかにあなた自身を語る情報が、いま巨大IT企業の手の内にある。彼らはそのビッグデータをAIで解析し、あなた以上にあなた自身を熟知する。そしてある日、あなたに狙いを定め、囲い込み、洗脳する―。トランプ政権誕生、イギリスのEU離脱と、世界分断の「立役者」となった組織、ケンブリッジ・アナリティカ。彼らが狙ったのは、フェイスブックに集積された膨大な個人情報だった。巧妙に仕組まれた性格診断アプリを介し、回答した本人のみならず、友人の情報までを入手。その数8700万人分。彼らはそれぞれの性格に合わせてカスタマイズした情報を流し、人々の不満や憎悪を掻き立て、分断を煽った。彼らにとって選挙の投票行動を操ることなど最早たやすいことだった―。一連のスキームづくりに携わっていた著者が、ソーシャルメディアとビッグデータ、AIの最先端で何が起きているのかを内側から明かした衝撃の書。

目次 : 事の始まり/ 失敗の教訓/ プラダでテロと戦う/ アメリカからやって来たスティーブ/ ケンブリッジ・アナリティカ/ トロイの木馬/ 暗黒の3大特性/ ロシアより「いいね!」を込めて/ 民主主義に対する犯罪/ アプレンティス/ カミングアウト/ 暴露

【著者紹介】
クリストファー・ワイリー : ケンブリッジ・アナリティカ(CA)とフェイスブックによるデータの悪用を暴露したことで、「ミレニアル世代最初の内部告発者」「未来から送られたピンク髪で鼻ピアスの神託」と称される。暴露はシリコンバレーを揺るがし、データ犯罪に対する史上最大の多国籍調査につながった。CAは解散。ワイリーはCAの設立と崩壊に関与することになった。1989年にカナダのブリティッシュコロンビア州に生まれ、英ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで法律を学ぶ。その後、文化をテーマにしたデータサイエンスとファッショントレンドの予測に研究を移す。現在はロンドン在住

牧野洋 : ジャーナリスト兼翻訳家。慶應義塾大学経済学部卒、米コロンビア大学大学院ジャーナリズムスクール修士。日本経済新聞社でニューヨーク特派員や編集委員を歴任し2007年に独立。早稲田大学大学院ジャーナリズムスクール非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • Willie the Wildcat さん

    無法地帯のSNSで思考の不備を突く。ルーディックループ、公正世界仮説JWHなどを踏まえた、Polical correctnessという”餌”。ヒトや組織の変化。直接・間接的なプライミング効果とも言える。象と驢馬共にCAのクライアントという事実なども、法的問題はなくも倫理観は問われる。著者SCL退職時の両親への相談の件は印象的。SNSの匿名性とコモディティ化した人間行動の齎す認知セグリゲーション。字面だけでも、世知辛い世の中。技術視点の本著と、組織視点のカイザー女史の『告発』。警鐘になることを信じるのみ。

  • チャー さん

    デジタル技術が政治に多大な影響を与えたとする著者の記録を綴った本。SNSの普及でオンライン上でつながることが容易となった昨今は、ときに個人の趣味趣向、思想に至るまでを大衆にさらす状況となる。そこに表示される広告やコメントは、ユーザーが興味を惹くものという点で便利ではあるが、それらが意図的に操作されていたという著者の記録は衝撃的な内容であった。信念や思想の点で情報を利用し集団を操作する方法は高度化した情報戦の最先端であるが倫理的な問題がある。グレーゾーンの境界線は曖昧であるが冷静な判断は必要と感じた。

  • 羊山羊 さん

    警告の書にして、トランプ元大統領在任中の全世界の政治トレンドの決算書にして2020年最大のビジネス書の1つにてワクワクする政治冒険譚。非常に多層性のある1冊。ネットに発信された無限の個人情報を収集・分析してある個人に特定の情報を提供することで思想を意図的に誘導してしまう。P95で著者とあのバノン氏が「文化トレンドの定量化」と言及しているが、正に文化トレンドの兵器化に成功したのが著者でありバノン氏だ。

  • ちびたろん さん

    かなり重たい事件だと思うが、日本ではさほど話題になってないのかもしれない。でも、自分も知らないところでかなり価値観を操作されてるんだろうな…と恐ろしくなる。 12章あたりは、みんな読んだほうがいい内容だと思った。 そして、数ヶ月後には忘れて、個人情報をあちこちで垂れ流し、マインドハッキングされて、物欲をたぎらせてるんだろうな…やだなぁ

  • かるてぶらんしぇ さん

    若き技術者がケンブリッジアナリティカを立ち上げ、同社のUSA及びUKでの選挙戦における不正を告発するまでの顛末を書いた実話。小国であれば、ビッグデータのマイニングと適切なプロパガンダで簡単に選挙をハック出来てしまうと軽く書かれていて、恐ろしさを感じた。AIとポピュリズムと相性が良く、仮想敵を創り上げれば人は簡単にコントロールされてしまう。人間の自由意志とはなんと儚いものか。

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