クリストファー・チャブリス

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錯覚の科学 文春文庫

クリストファー・チャブリス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167901769
ISBN 10 : 4167901765
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
追加情報
:
445p;16

内容詳細

「えひめ丸」を沈没させた潜水艦の艦長は、なぜ“見た”はずの船を見落したのか。ヒラリーはなぜありもしない戦場体験を語ったのか。―日常の錯覚が引き起す、記憶のウソや認知の歪みをハーバードの俊才が科学実験で徹底検証。サブリミナル効果、モーツァルト効果の陥穽まで暴いた脳科学の通説を覆す衝撃の書!

目次 : 実験1 えひめ丸はなぜ沈没したのか?―注意の錯覚/ 実験2 捏造された「ヒラリーの戦場体験」―記憶の錯覚/ 実験3 冤罪証言はこうして作られた―自信の錯覚/ 実験4 リーマンショックを招いた投資家の誤算―知識の錯覚/ 実験5 俗説、デマゴーグ、そして陰謀論―原因の錯覚/ 実験6 自己啓発、サブリミナル効果のウソ―可能性の錯覚

【著者紹介】
クリストファー・チャブリス : 心理学者。ニューヨーク・ユニオンカレッジ教授。1966年生まれ。ハーバード大学にてコンピュータ・サイエンスを専攻。チェス王者たちの認知メカニズムの研究によりPh.D取得(心理学)。「見えないゴリラ」実験の研究にてイグ・ノーベル賞受賞(2004年)

ダニエル・シモンズ : 心理学者。イリノイ大学教授。カールトン・カレッジにて認知科学を専攻後、1997年、コーネル大学にてPh.D取得(心理学)。97年にハーバード大学でチャブリスと出会い、「見えないゴリラ」実験の共同研究者となる。イグ・ノーベル賞受賞(2004年)

木村博江 : 東京都生まれ。国際基督教大学卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • マエダ さん

    日常の行動の愚かさは傲慢、無知、注意力の欠如ばかりが原因ではなく、日常的な錯覚が影響を与えているかもしれなという。本書はモーツアルト効果、免罪、俗説、デマゴーグなどを実験を通して指摘、反証している。因果関係を調べるには実験しかないと、数々のユニークな実験はそれだけで面白い。

  • 佐島楓 さん

    認知心理学的な見地から、人間の「錯覚」がどういう結果をもたらすか暴く。本書を読むと、自分の認識能力が根底から覆されるほどいい加減なものだ、ということが証明されてしまう。視覚・記憶・自信、こういったものは自分の都合のいいようにしか動作しない。こういったことをとてもわかりやすく書いてあって、よかった。

  • デビっちん さん

    注意、記憶、自信、知識、原因、可能性と言った日常的によく陥りがちな錯覚が、数々の実験や数値から説明されています。そんな錯覚の多くは心の働きに多くの影響を受けていることがわかりました。集中して見るよりもボヤッと全体を観る方がチェックの精度が高いのは、きっと錯覚の影響があるのでしょう。

  • 青蓮 さん

    心理学ノンフィクション。自分が「見た」と記憶したことが実は「錯覚」であてにならない。考えてみると結構恐いけど、納得出来てスッキリする内容。参考文献は膨大。「見えないゴリラ」は過去に経験済み。あれは面白かったですね。

  • 胆石の騒めき さん

    (★★★★☆)全編目からうろこ。この本の内容はミステリのトリックに使えるとまず思ったけど、科学的に証明された錯覚に満ち溢れたミステリを読んで、果たして納得できるかと思い返した。「The invisible murderer」、探偵曰く「全ては、あなたの錯覚だったのです!」うーん…。それはさておき、脳の錯覚により形成された世界だからこそ生きていけるのかもしれないが、「自信の錯覚」による戦争発生に関する項は現状と照らし合わせると戦慄を禁じ得ない。最大の錯覚は明日以降も同じ日々が続くと思うことなのだろうか。

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