クリスチャン・モルク

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狼の王子

クリスチャン・モルク

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150018764
ISBN 10 : 4150018766
フォーマット
出版社
発行年月
2013年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
393p;19

内容詳細

謎の死を遂げたフィオナ・ウォルシュの秘密は、決して明かされることがないはずだった―彼女の日記が郵便局員ナイルに見つからなければ。そこには、悪魔的な魅力を持つ男ジムに出会った様子がつづられていた。アイルランド中を旅して、パブで物語を披露し聴衆を夢中にさせたジム。彼の周りに漂っていた暗い影が、フィオナやその家族に悲劇的な運命をもたらしたのだろうか?彼女の死をめぐるすべての真相を突き止めようと、ナイルは彼女の故郷に向かう。デンマークの新鋭が鮮やかに語り上げる幻惑のミステリ!

【著者紹介】
クリスチャン・モルク : デンマーク、コペンハーゲン生まれ。渡米し、コロンビア大学ジャーナリズム大学院を修了。雑誌の映画担当記者を経て映画会社で製作を務めた。『狼の王子』で英語圏にデビュー

堀川志野舞 : 横浜市立大学国際文化学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • GaGa さん

    デンマーク人の作家が閉鎖的なアイルランドを舞台にミステリーというよりも、ある三姉妹と叔母にまつわる「悲劇」を描き切った傑作。途中で導入される物語も秀逸で、最後まで釘付けになって読ませてくれる。最後の最後まで残る謎は比較的安易に想像できるが、読みごたえは十分。

  • ちょろんこ*勉強のため休止中 さん

    漫画家志望の郵便局員ナイルが、遺された日記から姉妹の死の謎解きをする物語。現実の冒険と日記と狼の話がツイストし、巧みな構成でハラハラしました。姉妹はそれぞれ個性があり魅力的。残念なのはナイルや、女たらしでカリスマ性のあるジムのキャラが弱く感じられたこと。ジムはキアヌリーブスのような黒髪、と書いてあった為、この前見た激太りのキアヌが頭に浮かんきてしまいイケメンぶりが伝わらず…それに「語り部」が、あまり馴染みのない職業でした(^^;)それ以外は恋愛要素のあるゴシックスリラー、テンポもよくて引き込まれました。

  • 飛鳥栄司@がんサバイバー さん

    ミステリというよりも、ダークファンタジーを読んだ読後感。叔母と姪2人が殺し合いをした結果の死体が発見されるシーンから始まる。姪2人が書いた日記に、叔母を殺すに至るまでの経過がしるされている。姉の書いた日記には狼の化身となる王子の寓話があるのだが、これが意外にも面白い。話の本筋よりも面白いのだ。ただしその寓話が大きく事件に絡んで来ないので、途中はかなり思わせぶり。姪2人の書いた日記が終わって、日記を読んだ郵便配達員が冒険する、わずか50ページ弱の章がその狼の寓話とシンクロしていて記憶に残った。邦題が見事。

  • 星落秋風五丈原 さん

    ダブリンの北にある小さな町マラハイドで三人の女性の遺体が発見。日記という確かな証人がいる故の消極的探偵役なのかと思っていたが、日記の中に、死体として発見されなかった第三の人物が登場。さて、こうなると事件が根底から覆される。生き残ったのは誰なのか?日記は真実だけを語っているのか? 起こってしまった事件を手記によって後追いして「つまりはこういう事だったんだな」と納得して終わりかと思われた物語が、結末なしに終わってしまった『狼の王子』の内容とリンクしてクライマックスに突入。次々予想を裏切る後半の展開が特に巧み。

  • アカツキ さん

    叔母による姉妹監禁殺人事件が発覚するも全員死亡で謎を残したまま忘れ去られるはずだったが、郵便配達員ナイルが配達不能郵便のなかから妹フィオナの日記を見つける。「私たちは人殺しだ」という告白から始まり、悲劇の元凶となる魔性の男ジムとの出逢いが書き綴られていて…。興味をそそる出だしだったけれど、登場人物に魅力を感じられなくて話に乗れず中盤から流し読み。それでもなかなか読み進まなくて時間がかかった。

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デンマーク、コペンハーゲン生まれ。渡米し、コロンビア大学ジャーナリズム大学院を修了。雑誌の映画担当記者を経て映画会社で製作を務めた。『狼の王子』で英語圏にデビュー

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