縮訳版 戦争論

クラウゼヴィッツ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784532176938
ISBN 10 : 453217693X
フォーマット
発行年月
2020年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
411p;19

内容詳細

戦略論の名著が明快な訳で再登場。クラウゼヴィッツ『戦争論』は、戦略論のデファクトスタンダード。軍事、国際関係を論ずるうえで常に基軸となっているが、日本人読者の何割が通読できているだろうか。本書は、難解さでも定評がある『戦争論』の重要部分を抜き出した縮訳版。既刊本に比べて格段にわかりやすい練りに練った訳文、厳選された訳語で、すんなり頭に入る本書によって、戦略論の古典が初めて理解される。

目次 : 第1篇 戦争の本質について/ 第2篇 戦争の理論について/ 第3篇 戦略一般について/ 第4篇 戦闘/ 第5篇 戦闘力/ 第6篇 防御/ 第7篇 攻撃(草案)/ 第8篇 作戦計画

【著者紹介】
カール・フォン・クラウゼヴィッツ : 1780年生まれ。プロイセン(ドイツ)の軍人・軍事学者。早くから軍に入り、軍で教育を受けて頭角を現した。ナポレオンのフランス軍との戦いに従軍。捕虜となり、フランスに勝てるプロイセン軍とする決意を固め、プロイセンがフランスと軍事同盟を結んだ時期には、ナポレオンの敵となったロシア軍に幕僚として加わり、参戦。その後、プロイセン軍に復帰し、陸軍大学校校長などを務めた。『戦争論』執筆中の1831年にコレラのため急逝(51歳)。最終階級は少将

加藤秀治郎 : 東洋大学名誉教授(専攻政治学)。1949年生まれ。慶應義塾大学法学部卒、同大学院(法学博士)をへて、京都産業大学専任講師、助教授、教授、東洋大学教授を歴任。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ひろ さん

    ★★★★★。東洋の孫子とよく比較されるが、個人的には徹底したリアリズムが数百年先の時代のマキャベリとの共通点を感じた。戦争はあくまでも政治の一形態であり、外交に特化したのがマキャベリ、武力交戦に特化したのがクラウセヴィッツというイメージ。「現実はこのように正しく観察されなければならない。戦争の粗暴な部分を嫌悪するあまり、戦争の本質を無視するのは無益であり、本末転倒である。」足元で起きている戦争も決定打に欠けている上、開戦した側の最終目的が見え辛く、どう終わらせるかが難しいと感じた。

  • エジー@中小企業診断士 さん

    東の孫子、西のクラウゼヴィッツと言われる古典。「戦争とは他の手段をもってする政治の継続に他ならない」「戦争とは相手に自らの意志を強要するための実力の行使だ」「戦争の目的は敵の抵抗力を奪うことである。その意味する要因は戦闘力、国土、敵の意志。戦闘力は撃滅されねばならない。国土は占領されねばならない。敵の意志は挫かれなければならない」軍事的天才とは種々の精神力を調和的に複合したものである。創造性より分析を重視すること、部分的に深めて考えるより包括的に物事を捉えること、気持ちを掻き立てるより冷静でいること。

  • okadaisuk8 さん

    孫子はビジネスとか、いわゆる世の「競争」全般に応用できそうな気もするが、戦争論は多分戦争にしか役に立たない笑。しかし、ベトナム戦争で米国が負けたことの説明に使えそうな記述もあったりしてはっとさせられる。それどころか、戦争においては精神も重要な要素であると言うことも含め、ロシアのウクライナ侵攻にも通用する部分がある。

  • 爆撃project さん

    第一版を訳しているのが良い。いわゆる改竄が解消されているように思う。

  • Fuyuki Kawasaki さん

    戦争の教科書というのが多分適切。 攻撃とは防御とは。戦略とは戦術とはという形で整理している。 訳はこなれており読みやすい。 「戦争は政治の一手段である」という箇所は、かなり後半で出てくる。一方で、大変重要かつ興味深い箇所なので、頑張ってここまで読んでほしい。 戦争の教科書だが、戦略・戦術を理論的に整理しているので、実社会でも役に立つかなという気もする。 なおこれは抄訳なのだが、これで十分なお腹いっぱいになれる。 興味があれば一読する価値はあると思う。

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クラウゼヴィッツ

1780年生まれ、1831年死去。プロイセン王国の軍人で軍事学者。ナポレオン戦争にプロイセン軍の将校として参加。戦後は研究と著述に専念したが、死後1832年に発表された『戦争論』で、戦略、戦闘、戦術の研究領域において重要な業績を示した

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