敗戦国・日本とドイツ 戦後70年でなぜ差がついたのか

クライン孝子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396615369
ISBN 10 : 4396615361
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
311p;19

内容詳細

なぜ日本は、国家の芯を抜かれてしまったのか。憲法、教育、メディア、情報機関、政治家…日本が再び立ち上がるためにドイツに学ぶべき教訓がここにある!ドイツ在住45年余のノンフィクション作家、渾身の直言。

目次 : 戦後ドイツの「国家百年の計」―大欧州連合の構想は、どこから生まれたか/ ドイツ人捕虜一一〇〇万人の運命―悲惨な抑留体験から見る戦争の本質/ ドイツはなぜ、反論を封印したのか―一般市民一二〇〇万の過酷体験からドイツが学んだこと/ 「ニュルンベルク裁判」と「東京裁判」―裁判の受けとめ方に見る日独の大きな差異/ 情報戦略と諜報機関(生き馬の目を抜く情報戦の実態と「ゲーレン機関」/ 世界の中の「情報欠乏国家」日本の惨憺)/ 再軍備と旧軍人の処遇―旧軍人を復興に活用した国、社会から葬った国/ 国家の自立、政治家の責任―なぜ日本は目先しか見えず、国益を失うのか/ 国運を左右するメディアの責任―なぜドイツは、報道の質に対する要求レベルが高いのか/ 教育は国家百年の大計―戦勝国の指示を聞き流した国、真に受けた国/ 独自の憲法を持つ国・持たぬ国―なぜ日本は、国家の芯を抜かれてしまったのか

【著者紹介】
クライン孝子 : 1939年(昭和14年)旧満州生まれ。ノンフィクション作家。ドイツ・フランクフルト郊外に在住。1968年に渡欧、チューリッヒ大学、フランクフルト大学でドイツ文学と近代西欧政経史を学ぶ。滞独生活は45年余に及び、独自の取材源をもとに、海外からの視点で日本を見つめる鋭い提言に定評がある。ドイツ・ジャーナリスト連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • hk さん

    「殺すより盗むが良く、盗むより騙すが良い」 本書で紹介されているチャーチルの箴言だ。著者は戦後日本が殺すことと盗むことを放棄したところまでは善しとした上で、騙すことを忘却してしまったのは致命傷だと喝破する。わたしも全く同感である。つまり戦後、自前の情報機関を喪失してしまったことが現在日本の頽落の根源だということだ。ゲーレンと瀬島龍三という名うての情報将校を、戦後のドイツは再度要職に就け日本では悪の権化のように扱った。本書はこのような事例をふんだんに紹介して、日本の問題点を浮き彫りにしている。

  • Micky さん

    本のタイトルからは経済発展や豊かさを想像するがそうではなく、戦後における両国の国としてのスタンスの違いを詳細に述べている、国としての矜持を保ち続けるドイツ、一方、平和ボケに甘んじる日本。戦後パール判事の述べた独立国家の4つの条件に全て当てはまらない日本。『国家の基本法たる憲法は自分たちの手で書く』GHQお仕着せ憲法を70年も有り難がる此の国アイデンティティーはなんなのか。ドイツ基本法は制定2年目から改定を進めている。もっと真摯に世界に対峙して欲しいと切に願います。

  • くらーく さん

    日本では言いにくそうなことを、ずばずばと書きますな。ドイツと差がついたかどうかは、正直判断できませんが。ただ、敗戦国のドイツと日本が戦後半世紀程度で立ち直り、ある意味大国として君臨している。その経緯を詳細に見れば、差異はあるでしょう。 もっとうがった見方をすれば、ドイツ単体で見れば、GDP世界4位だけど、EUがほぼドイツの影響下とすれば、人口も経済も政治も超大国なのに、日本はまだ大東亜共栄圏が創れていないと見ることもできるかな。

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