キャサリン ジェーン フィッシャー

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涙のあとは乾く

キャサリン ジェーン フィッシャー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062194969
ISBN 10 : 4062194961
フォーマット
出版社
発行年月
2015年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
井上里 ,  
追加情報
:
252p;20

内容詳細

日本で起きたレイプ被害者が実名・写真を公開して綴る、正義を求めた12年の勇気ある闘い!深い感動に包まれるノンフィクション自伝。

米兵による暴行事件の被害者、キャサリン・ジェーン・フィッシャーさんは2002年4月5日神奈川県横須賀市で、当時米海軍航空母艦キティホークの乗組員だったディーンズという男に強姦された。
被害者でありながら神奈川県警から屈辱的な取り調べを受けた上に、横浜地検は同年7月に理由を明らかにしないまま加害者を不起訴処分にした。その後フィッシャーさんは加害者に損害賠償を請求する民事訴訟を起こし、2004年11月に東京地裁で勝訴判決(暴行認定、被告に300万円支払いを命じた)を勝ち取るが、審理中に名誉除隊し帰国した加害者の所在がわからず、賠償金は支払われないままとなった。
2012年5月、フィッシャーさんは加害者である元米兵が住む米国ウィスコンシン州ミルウォーキーのウィスコンシン郡巡回裁判所に、2004年11月の東京地裁判決の履行を求めて提訴し、2013年10月15日、勝訴の判決を得た。
さらに日本での民事訴訟の審理中に米軍が加害者に指示をして帰国させたということも、米国での裁判の過程で明らかになった。この判決は、性暴力事件に対する外国判決を容認し、執行した米国で初めての判例であるとされる。
強姦、セカンドレイプ、日米地位協定の実態を抉る驚愕のノンフィクション自伝!
公正な裁きを求めて、財産も家も失いながら闘い続けた顛末が、一切包み隠すことなく綴られた感動と勇気の書!

著者
キャサリン.ジェーン・フィッシャー
オーストラリア・パース出身。1980年代に来日。以来日本在住。2002年4月、神奈川県横須賀で米空母「キティホーク」所属の米兵にレイプされ、駆け込んだ神奈川県警で“セカンドレイプ”にあい、深刻なPTSD(心的外傷後ストレス)におちいる。本書は、日米地位協定により審理中にアメリカに帰国した犯人を追い詰め、日米双方の裁判所で「正義」を勝ち取った勇気と感動のノンフィクション自伝。
現在はシングルマザーとして子育てをしつつ、国際的な性犯罪被害者支援のNGOと交流を重ね、啓蒙活動に取り組む。日本社会にいまだ無い、24時間体制のレイプ緊急センターの設立をめざす。

【著者紹介】
キャサリン ジェーン フィッシャー : オーストラリア出身。1980年代に来日・永住。2002年4月、横須賀でボーイフレンドを待っている間、飲み物にクスリを盛られ、見も知らぬ米兵にレイプされる。2005年、性犯罪防止と被害者への支援のため「ウォリアーズ・ジャパン」(Warriors Japan‐Woman Against Rape)を設立、活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • panashe さん

    とても読みにくかった。勿論、面白い本ではないのは解っているけれど、**年に**した。どういう経緯で行った(依頼された)かなどの説明が欲しかった。その為か、ご本人の言っている事に矛盾を幾つか感じてしまい何となく消化不良。ただ、レイプ被害に関して、日本という国は欧米諸国では当たり前の事が何も整備されていないと痛感した。次期大統領が基地について色々言っているようだけれど、繰り返し起きる沖縄の事件や「日米地位協定」とその密約、理解しているのだろうか?と心配になった。

  • 四男の母 さん

    読んでいてとても辛かったです。本当に日本の警察の対応が、恥ずかしかくて、失望しました。こんなに辛い目にあっても、立ち向かう彼女が素敵です。もっと多くのひとが読むべき本だなと思いました。

  • 添川 さん

    国際的な調査によって日本の性教育は著しく劣っていることは既に明らかになっています。情けないことに、日本では本来全ての人が手に入るべき情報を自らの手で掴まなければならない状況です。その意味で本書は、日本の平均的な性教育を受けた男性であれば必読です。著者には敬意の念を禁じ得ません。下記記事の併読も推奨します。http://www.huffingtonpost.jp/gretchen-kelly/thing-all-women-do-that-you-dont-know_b_8735974.html

  • pandamajp さん

    横須賀で米兵にレイプされて、神奈川県警に訴えるも セカンドレイプ会うと言うひどい目にあいながら、日米地位協定の壁でまんまと逃げた犯人や社会に対して、12年間も闘い続けて ついにアメリカで勝訴するまでの記録です。パニック障害などのPTSDや経済的困難など、読んでいて胸がいたくなりました。支援センター不足や、警察の対応アメリカに言いなりの日本と言った問題がよくわかりました。勝訴はしたものの彼女の失ったものも大きく犯罪に巻き込まれるという事の重大さを感じました。

  • akane さん

    男に暴行された後、少なくとも警察から、被害者として人間らしい手厚い保護を受けていたら、彼女の心の傷もこれほど深くえぐられることはなかったのではないか。某県警のあまりの非人道的な被害者の扱いに、本当にこれが日本の警察なのかと信じがたく、本末転倒だが怒りで本を投げ出してしまいたくなった。著者のために、最後まで読めてよかった。審議で、「被害者を責めてはいけない」 という言葉が初めに必要な犯罪、それがレイプ。暴行された被害者が同情されることなく世間から辱めを受けねばならない。同性としてその理不尽さが悔しい。

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キャサリン ジェーン フィッシャー

オーストラリア出身。1980年代に来日・永住。2002年4月、横須賀でボーイフレンドを待っている間、飲み物にクスリを盛られ、見も知らぬ米兵にレイプされる。2005年、性犯罪防止と被害者への支援のため「ウォリアーズ・ジャパン」(Warriors Japan‐Woman Against Rape)を設立

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