CD

6つのトリオ・ソナタ アンサンブル・リクレアツィオン・ダルカディア

ガルッピ(1706-1785)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALCD1155
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ガルッピ:6つのトリオ・ソナタ

ヴェネツィアのブラーノ島出身でオペラや教会音楽の作曲家として名を馳せたバルダッサーレ・ガルッピ。生前に出版された器楽曲は数曲しかなく、その他は筆写譜のみが現存しています。スウェーデンのウプサラ大学図書館所蔵のコレクションに伝えられる『6つのトリオ・ソナタ』は、器楽によるレチタティーヴォが導入されるなど、オペラ作曲家ならではの趣向が凝らされています。アレグロ楽章の清澄な快活さと、静謐さにみちた緩徐楽章の鮮やかなる対比を、4人の名手たちが描き出します。(ALM Records)

【収録情報】
ガルッピ:6つのトリオ・ソナタ(ウプサラ大学図書館イーム・コレクションによる)


● トリオ・ソナタ第1番イ長調
● トリオ・ソナタ第2番ヘ長調
● トリオ・ソナタ第3番ニ長調
● トリオ・ソナタ第4番ト長調
● トリオ・ソナタ第5番変ロ長調
● トリオ・ソナタ第6番ホ長調『パスクィーノとマルフォーリオの対話』

 アンサンブル・リクレアツィオン・ダルカディア
  松永綾子(バロック・ヴァイオリン)
  山口幸恵 (バロック・ヴァイオリン)
  懸田貴嗣 (バロック・チェロ)
  渡邊 孝(チェンバロ)

【使用楽器】
 松永綾子:Violino Sebastian Klotz, Mittenwald, 18th century
 山口幸恵:Violino Jacques Boquay (Paris, 1723)
 懸田貴嗣:Violoncello Francois Le Jeune (Paris, 1755)
 渡邊 孝:Clavicembalo Takahito Shimaguchi (Saitama, 2003), Italian harpsichord after Anonymous harpsichord

 録音時期:2015年1月10-12日
 録音場所:埼玉県、秩父ミューズパーク
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

【アンサンブル・リクレアツィオン・ダルカディア】
2001年モンテヴェルディの作品をテーマとしたコンサートをきっかけに出会い、2004年から活動を始めた。4人のメンバーは現在ヨーロッパを拠点とし、「イル・ジャルディーノ・アルモニコ」「アンサンブル・ゼフィロ」「アンサンブル・ゼフィロ」「B'Rock」「ラ・ヴェネシアーナ」「バッハ・コレギウム・ジャパン」「オーケストラ・リベラ・クラシカ」など、日本のみならずヨーロッパの古楽グループのメンバーとしてもそれぞれ活躍している。
 2004年秋、イタリア、ロヴェレートでの第8回ボンポルティ国際古楽コンクールのアンサンブル部門で第1位、聴衆賞、ORF(オーストリア国営放送)録音賞を受賞。本選の模様はイタリアRAIとORFラジオで放送された。2005年夏から秋にかけてイタリアとスロヴェニアでの11の音楽祭へ出演、大成功を収めた。その後、オーストリアのメルク国際バロック音楽祭、インテーネ・バロックフェスティヴァル、エッカルツァウ城でのコンサートシリーズ、ザンクト・フローリアン・フィオリ・ムジカーリ、ブルンネンタール音楽祭、イタリアでは、メラーノ、ブレッサノーネの音楽祭などに出演、いずれも圧倒的な支持を得た。
 国内では、2006〜08年目白バ・ロック音楽祭に参加、グナール・レツボール、エンリコ・ガッティ、ラ・ヴェネシアーナらと共演し、大きな話題となった。ラ・ヴェネシアーナとのライヴはNHK/BSで録画・放送された。また、2011年にはNHK-FMの名曲リサイタルにも出演した。
 2009年から東京オペラシティ・近江楽堂で定期的に行われるコンサートシリーズは、ナポリの知られざる作曲家に焦点を当てた「ヴィヴァ、ナポリ!!」や、バッハのゴルトベルク変奏曲の演奏会と並んで企画された「ヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルクとドレスデン宮廷の音楽家たち」、「モーツァルトとバッハ一族〜偉大なパトロンとしての G. van スヴィーテン男爵」など毎回意欲的なプログラミングと、演奏の質が各方面より高く評価されており、識者からも大きな注目を集めている。
 レパートリーは1600年から1800年のバロック・古典派初期の主にトリオ・ソナタをメインとした室内楽作品で、ヴィヴァルディ、コレッリ、J.S.バッハ、モーツァルトといった有名作曲家のみならず、ヨーロッパの図書館に所蔵されるバロック期の作曲家の未出版作品まで広くカバーしている。(ALM Records)

【松永綾子(まつなが・あやこ)】
桐朋女子高等学校音楽科及び、桐朋学園大学卒業。在学中よりバロック・ヴァイオリンを若松夏美氏に師事する。アムステダム音楽院、ミラノ市立音楽院でルーシー・ファン・ダール、ステファノ・モンタナーリの各氏に師事する。現在はイル・ジャルディーノ・アルモニコ(G.アントニーニ)、アンサンブル・ゼフィロ(A.ベルナルディーニ)、アンサンブル・コルディア(S.ヴェッジェッティ)、ラ・リゾナンツァ(F.ボニッツォーニ)、Le Cercle de l'Harmonie などのヨーロッパ各地のバロック・オーケストラで演奏・録音活動を行っている。それらの録音は、アルファ、アルカナ、ドイツ・ハルモニア・ムンディ、ラメー、オワゾリール、アンブロネ・レーベル、ブリリアント・クラシックスなどからリリースされている。(ALM Records)

【山口幸恵(やまぐち・ゆきえ)】
桐朋学園にて故江藤俊哉氏に師事したのちバロック奏法を本格的に学ぶ。文化庁派遣芸術家研修員としてアムステルダム音楽院に留学、ルーシー・ファン・ダール氏に師事し、演奏では栄誉賞付き最高得点を、修士論文ではヴィオリーノ・ピッコロについて言及し、「Publishable」の高い評価を得て修了する。積極的かつ柔軟なアンサンブルが持ち味で、創設した、リクレアツィオン・ダルカディア(イタリア、ボンポルティ古楽コンクール第1位)、デュオ音の恵(ベルギー、ブルージュ古楽コンクール第1位)また現代音楽と古楽を組み合わせたライブを行う鈴木優人とのアンサンブル・ジェネシスで国内外の古楽音楽祭にて演奏、TV収録(NHK)、録音(WDR、NDR、ORF、NHK)をこれまでに多数行っている。七條恵子との デュオCD(浜松市楽器博物館、コレクションシリーズ40「シューベルティアーデU」)は古楽雑誌アントレに紹介され、レコード芸術準特選に選ばれるなど好評を得ている。2002年よりバッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーとして活動、近年は鈴木雅明との室内楽の共演、Bach Collegium Japan Euroの首席奏者としてますます活動の幅を拡げている。(ALM Records)

【懸田貴嗣(かけた・たかし)】
東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程修了。チェロを鈴木秀美、藤森亮一の各氏に師事。ミラノ市立音楽院ではガエタノ・ナジッロ氏に師事した。ラ・ヴェネシアーナ、イル・コンプレッソ・バロッコ、バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカなど、イタリア・日本の主要な古楽アンサンブルのメンバーとして、国内外の主要な音楽祭での演奏やレコーディング活動を行っている。関わったCD録音はEMI/Virgin、Glossa、BIS、ORF、ALM、DENONなど多くのレーベルに渡る。2012年ソロCD「ランゼッティ/チェロ・ソナタ集」(ALM)をリリース、音楽誌上などで高い評価を受け、平成24年度(第67回)文化庁芸術祭レコード部門優秀賞を受賞。 エンリコ・オノフリ、エンリコ・ガッティ、グナール・レツボール、ロベルタ・マメリなど海外の著名な演奏家との共演も数多い。2007年度文化庁在外派遣研修員。日本イタリア古楽協会運営委員。(ALM Records)

【渡邊 孝(わたなべ・たかし)】
東京音楽大学ピアノ専攻卒業。在学中にチェンバロを始め、渡邊順生氏に師事。桐朋学園大学研究科(チェン バロ専攻)修了後、2002年より拠点をヨーロッパに移し、アムステルダム音楽院にてボブ・ファン・アスペレン氏に師事。現在はイタリアに在住 し、ミラノ市立音楽院にてロレンツォ・ギエルミ氏にオルガンを師事し、2010年にディプロマを取得。ヨーロッパ各地でも、アンサンブル・ゼフィロ(A. ベルナルディーニ)、アンサンブル・コルディア(S.ヴェッジェッティ)、イマジナリウム・アンサンブル(E. オノフリ)などと演奏し、ソリスト、通奏低音奏者として活躍している。2012年に、 J.S.バッハ 『ゴルトベルク変奏曲』をリリースし、レコード芸術誌上において特選を獲得したほか、翌年リリースした『スヴェーリンク鍵盤作品集』もレコード芸術特選を 始めレコード・アカデミー賞古楽部門にノミネートされるなど各方面から高い評価を得た。平成20年度、文化庁芸術家在外研修生。2011年のプレミオ・ボンポルティ国際古楽コンクールにおいて審査員を務めた。ブルーニコ(イタリア)の古楽講習会にて定 期的にチェンバロのマスタークラスを受け持つ。2013年9月よりスイス、ベルン音楽院の客員教授を務め歴史的演奏法、通奏低音、チェンバロを教えている。(ALM Records)

内容詳細

ガルッピはバロック末期のヴェネツィアのオペラ・ブッファの作曲家として有名だが、スカルラッティに次ぐチェンバロの名手としても知られていた。ここでのトリオ・ソナタは、優雅で軽快、まことに気持ちのいい音楽が広がっている。もちろんその気持ちよさは、4人の名手たちの親密な語らいによる。★(T)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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