ガリーナ・ショスタコーヴィチ

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わが父ショスタコーヴィチ 初めて語られる大作曲家の素顔

ガリーナ・ショスタコーヴィチ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784276217379
ISBN 10 : 4276217377
フォーマット
出版社
発行年月
2003年07月
日本
追加情報
:
19cm,203p
19cm,203p
19cm,203p
203p 四六版

商品説明

ロシアの権威ある文芸誌『新世界』の連載を翻訳したもので、ショスタコーヴィチの二人の子どもが語った「父ショスタコーヴィチ」を、友人のアールドフがまとめたもの。これまでこの大作曲家の作品をめぐる議論はおおいになされてきたが、その人柄について書かれたものはほとんどなかった。本書では、外へのガードを必要としない自分の子どもたちへの「本心のショスタコーヴィチ」が描かれており、新たなショスタコーヴィチ像を発見できる。

内容詳細

目次 : ●疎開、そして≪第七交響曲≫の初演 / ●作曲・1 / ●プロコーフィエフ、そして≪第八交響曲≫の作曲 / ●ロストロポーヴィチ / ●モスクワの最初のアパート / ●体操 / ●リハーサル / ●交通規則 / ●ドイツ人捕虜 / ●カレリヤ地方の別荘 / ●誓約書 / ●作曲・2 / ●すばらしい音楽を作るには / ●陽気なポルカと涙 / ●引越し・・・・・ 他 / (語り)ガリーナ・ショスタコーヴィチ / マクシム・ショスタコーヴィチ / ミハイル・アールドフ 編 / 田中泰子・監修 「カスチョールの会」訳

【著者紹介】
ガリーナ・ショスタコーヴィチ : 1936年生まれ。モスクワ国立大学生物学部卒業、定年退職するまでピラゴフ名称モスクワ第2医科大学外科講座で研究員として働いていた。2人の息子と3人の孫がいる

マクシム・ショスタコーヴィチ : 1938年生まれ。1981年アメリカに亡命。指揮者としてアメリカ、フランス、オーストリア、日本、香港などで活躍している。現在はペテルブルグ在住

ミハイル・アールドフ : 1937年生まれ。1960年モスクワ大学卒業。プロの作家だったが、1980年にロシア正教会の司祭となる。数冊の著書あり

田中泰子 : 1938年東京生まれ。東京女子大学英文科在学中にモスクワ留学、1965年モスクワ民族友好大学文学部卒業。1967年より大阪外国語大学で教鞭をとり、現在に至る。1990年にロシアの児童文学・文化の研究会「カスチョール(たきび)の会」を創立し、現在まで主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • どら猫さとっち さん

    21世紀最大の作曲家・ショスタコーヴィチ。スターリンの独裁政権に屈せず、自らの方法で音楽を作り上げた偉大な作曲家は、同時に家族想いの家庭人でもあった。2人の子どもから見た彼の姿を、インタビュー形式で浮き彫りにしていく。波乱の音楽活動を生きた彼の、心休まる瞬間。温和で威厳に満ちた彼の心は、読む人の心を打たずにはいられない。

  • ハンター さん

    二人の子供、そして生涯を良き理解者として共に過ごしたグリークマン、彼に好意的な作曲家、指揮者、演奏家などの証言により、生身の"ショスタコーヴィチ"が浮かび上がる。「僕自身の人生に捧げた作品」(弦楽四重奏曲第八番)に関するエピソードはとりわけ印象深い。DEs.CH.音型を全編に散りばめたこの曲は、やはり自身にとって碑とも言うべき作品だったということだ。ソ連、スターリン政権下の抑圧的な状況の中での作曲活動。「党員にさせられてしまったよ」と、二人の子供の前で涙を見せたエピソード。胸に迫る。

  • RuiRui さん

    曲からは想像も付かない日常に溢れたトピックいっぱい。また逆にこういう人だからこそのあのスタイルとか曲調なのだなと納得するところもしかり。ドイツ捕虜兵のくだりを息子に諭す話とかいいですねえ。

  • 岸野令子 さん

    この本では「ロスチャイルドのヴァイオリン」のフリーシュマンとの関係は語られていなかった。残念。でも、子どもたちが見た父の姿は貴重な証言。

  • regacian さん

    20世紀を代表する大作曲家の一人にして、室内楽曲を筆頭に非常に内省的で魅力的な曲を多く残したショスタコーヴィチ。その肖像を子息や友人の証言から描き出した著作。神経質で家族思い、そのような気質が、自由に音楽ができない時代の中で一層苦悩をもたらしていたのだろうといったことを感じた。また、同時代の音楽家との関係も見えてきて面白かった。ロストロポーヴィチと思った以上に交流があったり、雪どけ後も体制寄りのカバレフスキーから作品を批判されたり。

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