オペラ座の怪人 角川文庫

ガストン・ルルー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784042840015
ISBN 10 : 4042840019
フォーマット
出版社
発行年月
2000年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,458p

内容詳細

十九世紀末、パリ。華やかなオペラ座の舞台裏では奇怪な事件が続発していた。首吊り死体、シャンデリアの落下。そして、その闇に跳梁する人影…“オペラ座の怪人”と噂されるこの妖しい男は一体何者なのか?オペラ座の歌姫クリスティーヌに恋をしたために、ラウルは、この怪異に巻き込まれる。そしてその運命の夜、歌姫とラウルは、まるで導かれるように、恐ろしい事件に飲み込まれてゆく。オペラ座の地下で、闇を支配する怪人と対峙したラウルが目にした、想像を絶する光景とは?そして怪人と歌姫の真実とは?不朽の名作『オペラ座の怪人』の新訳決定版、ついに刊行。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 財布にジャック さん

    3日前に劇団四季の「オペラ座の怪人」を観に行ってきました。映画は観たことがありますが、考えてみたら原作は未読だったので慌てて読んでみました。まず、この真実なのか虚構なのかがあやふやな語りに、心を鷲掴みにされました。舞台のオペラ座も魅力的で、ホラー、ミステリー、恋愛と盛りだくさんの内容で、たっぷりと楽しめます。劇団四季の舞台でもラストの方でほろっとしてしまいましたが、原作もやっぱり哀しい読後感でした。心に残る名作です!

  • miww さん

    「オペラ座の怪人」。ミュージカルも映画もあまりにも有名で、いつか原作を読みたいと数年来積んでいた本をやっと手に取った。醜い容姿故に誰の愛も得られなかった「怪人」、彼にはエリックという名前がありただ愛される事を望むひとりの生身の人間だった。怪人の愛は歪んでいるが「可哀想な不幸せなエリック」のラストの姿に胸が締め付けられた。諸事情で読んでいる途中でミュージカル映画を観てしまったが、こちらも良くできていた。この作品は美しい映像とあのインパクトのある哀しい音楽で感動が倍増する。本場のミュージカルはどんなだろう。

  • jam さん

    I love musicals公演に行き、ラミンのエリックとシエラのクリスティーヌを聴いた。余韻のままに記念特別公演DVDを観て、原作を読了。時間制約があるものとの違いは物語の重奏である。謎を軸にした展開に、登場人物それぞれの苦悩が昏く深くまとわる。オペラ座の地下深くに潜み、圧倒的な絶望に支配されつつも愛に焦がれた怪人。男の孤独は舞台の上で増幅され、人の根源的な悲しみに共振する。それは、愛の前では愚かで不器用な人間の慟哭として、私たちの魂を揺さぶる。歪んだ、しかし至上の愛の象徴として、怪人は君臨する。

  • Willie the Wildcat さん

    心を閉じた理由が心を開くカギ、愛。芸術の美しさを引き出す心の純粋さ。ダーエ親子が築き上げた「明」に対するエリックの「暗」。明暗の奏でる調べに「明」が広がる印象。天使という夢と現実の乖離に苦しむのではなく、エリックの心の傷を慈しむ一貫性。これも愛情。ダロガも同様。一方、対照的な支配人。不信が生み出す疑念や憎悪。欲が盲目となり、本質を見失う過程も著者のメッセージ。クリスティーヌとラウルの選択も、エリックの最期も本人の意思であり自然。人の噂も300日であり、昨今のゴシップの溢れる世の中への批判ともとれるなぁ。

  • 財布にジャック さん

    劇団四季の舞台が今週末千秋楽です。何度も観ましたが、それでも名残惜しいです。ファントム〜!何度観ても泣けます。そして、原作はちょっと散漫な印象で読みにくいのが玉に瑕ですが、それでも設定やキャラクターは素晴らしいので、再読でも心に沁みました。ファントムの境遇を思うと、胸が張り裂けそうです。

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人物・団体紹介

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ガストン・ルルー

1868‐1927。パリ生まれ。「最後の連載小説家」と称されるベル・エポック期の人気作家。大学卒業後弁護士となるが、まもなくジャーナリストに転身。1894年、“ル・マタン”紙に入社し司法記者となり、のちにこの日刊紙の名物記者となる。評判を呼んだ『黄色い部屋の謎』(1907年)を発表した年にル・マタン

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