カーター・ディクスン

人物・団体ページへ

殺人者と恐喝者 ヘンリ・メリヴェール卿シリーズ 創元推理文庫

カーター・ディクスン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488118365
ISBN 10 : 4488118364
フォーマット
出版社
発行年月
2014年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
316p;15

内容詳細

余の出生は一八七一年二月六日、サセックス州―ヘンリ・メリヴェール卿の口述が始まった。心打たれる瞬間である。しかしその折も折、変事が突発した近傍のフェイン邸へ出馬を要請する電話が入った。家の主人が刺されて亡くなり、手を下した人間は判っているが状況は不可能を極めているという斗柄もない事件である。秘書を従え捜査の合間も口述を進めるH・Mの推理は如何に。

【著者紹介】
高沢治 : 1957年茨城県生まれ。東京大学、同大学院人文研究科に学ぶ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Tetchy さん

    なかなか復刊されない本書に業を煮やして図書館で2004年に原書房から出版されたハードカバー版を読了してまさか2ヶ月後に文庫で新訳版が出るとは思わなかった。読後の感想はハードカバー版に譲るので割愛。アンフェアと評された例の一文もやはりあれしか書きようがないだろう。それらを含めた麻耶雄高氏の解説は非常に秀逸。さて約55年ぶりに文庫での再刊が成された本書が手に入るのは今を措いて他にはなく、この機会を逃すと次は生きているうちには手に入らないかもしれない。長らく問題作と評された本書だが、この機会にぜひぜひ!

  • 星落秋風五丈原 さん

    正直言って、メリヴェール郷の軽口と負けていないマスターズ警部の丁々発止のやり取りや、メリヴェール郷の昔のいたずら(というが、大嫌いな叔父に対する仕打ちは犯罪すれすれでメリヴェール郷の方が犯人より怖いよ!)など、自伝絡みのコメディ要素がかなりあり、そちらを読むのが楽しみだった。というのは、当時はそれなりに信ぴょう性もあったのかもしれないが、現代感覚で読むと「人は、例えああいう状態にあっても、絶対に自分が嫌がる事はしない」という定説が広まっているために、そもそも容疑者を怪しいと思えなかったためである。

  • みっぴー さん

    カー御乱心?このトリックはどう評価すべきか…色んな意味で驚きました。HM卿シリーズです。催眠術をかけられた女性が出来るはずのない℃E人を犯します。それをきっかけに次々と事件が。タイトルに込められた真実、ストーリー展開はやはり巨匠。それだけにあのネタ明かしでの落胆は大きいと言わざるをえません。ですが巻末の解説者の名前を見て一気にテンション上がりました。ネタバレありでの解説ですので、手っ取り早く物語の筋だけ知りたい方は解説だけ読むのもありですね。

  • kagetrasama-aoi(葵・橘) さん

    カーター・ディクスン、登録四十四作目。ヘンリー・メリヴェール卿の長編十二作目。謎は凄く魅力的です。衆人環視の中での不可能犯罪。しかも催眠術が絡んできます。カーの面目躍如です(o^O^o)。唯、トリックがね…。うーん、発表された頃は斬新だったのかも!ロマンス譚も健在、しかも二組も。謎解きもロマンスの行方もドキドキです。作中でH・Mが回想録を口述筆記させるんですが、これが爆笑もの。刊行して欲しいです。

  • Aminadab さん

    カー長編21冊目で山口雅也お薦め5冊目(1941)。さあ毀誉褒貶ありゾーンに入ってきたぞ。結論を言えば条件付きだがお薦め。大きな傷が2つ(読めばわかるから伏せる)。しかし眼目の大仕掛けはぴしゃり嵌まるし、叔父さんのキャラが楽しいし、美人に催眠術をかけて殺人を犯させるという主題は、そこに内在する悖徳感のゾクゾクを十分堪能させてくれていると思う。HM卿が口述する回顧録は大サービス。摩耶雄嵩さんがネタバレありの解説の中で、登場人物がこんなに少ない中でどうやって「意外な犯人」を演出したかという創作技術論を展開。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品