カーター・ディクスン

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かくして殺人へ 創元推理文庫

カーター・ディクスン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488118426
ISBN 10 : 4488118429
フォーマット
出版社
発行年月
2017年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
294p;15

内容詳細

処女作がいきなり大当たりしたモニカ・スタントンは、ロンドン近郊の撮影所へやってきた。小説を映画化する、ついては脚本を――という話になるかと思いきや、脚本は脚本でも他人の原作を手がけることに。撮影所内で執筆を始めたモニカは、何度も危ない目に遭う。硫酸を浴びかけたり銃撃されたり、予告状も舞い込みいよいよ生命の危機。モニカに一目惚れした探偵小説作家が証拠をひっさげてヘンリ・メリヴェール卿に会い、犯人を摘発してくれと談判するが……。

【著者紹介】
カーター・ディクスン : アメリカ、ペンシルヴェニア州生まれ(1906‐77)。本名ジョン・ディクスン・カー。1930年に『夜歩く』を発表。以後、オールタイム・ベスト級の傑作を次々とものし、熱狂的な読者を獲得

白須清美 : 1969年山梨県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 星落秋風五丈原 さん

    今回の探偵役はヘンリ―・メリヴェール郷で、彼に捜査を依頼するのがウィリアム・カートライト。なぜ?と聞くのは野暮と言うもので、二つ返事で引き受けないものの、メリヴェール郷はちゃんと現場にやって来る。なぜならば彼には密かに演じてみたい役があったのだ。だがしかし、その役は馬に乗れないといけないので、おそらく馬役の俳優が倒れるであろう。そうなると名場面が…いやいや、彼にそんな事を言える者は誰もいない。ナポレオンと戦うイギリスのウェリントン公爵を主役に据えた映画製作にこと寄せて現場を揶揄している。

  • geshi さん

    最悪の出会いを果たした男女が織り成すコテコテのラブコメ要素でユーモアたっぷりにしながら、したたかに企みを忍ばせている技。キャラクターを活かすくどくないギャグや合間に挟まれる謎の二人組の会話を楽しみ、中盤でH・M卿が登場してからは誰もが怪しく見えてくる疑惑のサスペンスが盛り上がる。そのストーリーテリングこそが作者の掌の上。264頁の一行目の台詞で見えていた事件が様相を一変させるクライシスを味わい、丁寧に配された伏線の数々にやられた!と膝を打った。

  • Betty さん

    2018年の一冊目。カーのH.M卿シリーズ。皆さんが書いているように、恋愛色豊かで王道の出会ったタイミングが最悪な導入部分w硫酸をかけられそうになったり拳銃で撃たれそうになるヒロイン。卿の登場でバタバタづと解決するのですが、古典ならではの楽しさを味わいました。

  • kagetrasama-aoi(葵・橘) さん

    カーター・ディクスン、登録四十二作目。ヘンリー・メリヴェール卿の長編十作目。今作の舞台は第二次世界大戦中のイギリスの映画界。というわけで、あまりおどろおどろしさは無きと思いきや、灯火管制のため薄暗く、雰囲気がたっぷりです!最後は散りばめられた伏線が綺麗に回収されて成る程納得のH・Mの語りです!ロマンス譚も花を添えて如何にもカーらしいお話です。久しぶりにケン・ブレークが登場、よくあのH・Mに仕えているなぁと感心します。「パンチとジュディ」辺りで普通なら破天荒過ぎるH・Mに愛想つきますよね(*^ ^*)。

  • 歩月るな さん

    「わしのお墨付きがなければ窮地を脱することもできないほど無能なら、わしのところだろうとどこだろうと役には立たん。」ペテンの成り行きが展開していく、かくして殺人へ、至る物語。全然関係ない映画撮影現場が、H・Mとケンの本業に関わる問題に発展していくのが見所。その呼び出しの真相とは。普通に本業で忙しそうにしている。七十近くなった年齢と、近付く死への不安をケンにもらす、深刻な状態には驚かされる。不意にユダの窓のネタバレ。他の作品への言及も。これだから発表順に読みたいのだが。今作は完璧なラブコメでもある。ラブコメ。

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