カントルーブ (1879-1957) レビュー一覧
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投稿日:2023/03/03
ロス・アンヘルス、キリ・テ・カナワの選曲盤を聴いてきました。その感想は、「バイレロ」だけは何とか聴けるが、後はちょっとねえ・・・でした。今回ダヴラツ盤を聴き、目の覚める思いがしました。声楽的にどこが違うのかはわかりません。しかし心にまっすぐ響く歌声なのです。「バイレロ」の素晴らしさはいうまでもありませんが、他にもコミカルなもの、牧歌的なもの、悲しく切ないものなど変化に富んだ曲で、聴いていて飽きません。ダヴラツ畢生の名演でしょうね。訛りが強いとの声もありますが、この地方は独特の方言を使っているよし、これが正しい歌い方なのかもしれません。このあたり、専門家に教えていただきたいところです。ラ・ローシュ指揮の管弦楽団、名前がないのが何ともうさんくさいのですが、情感のこもったいい演奏だと思います。
ひらかな さん
投稿日:2021/03/13
初出からほぼ40年経っても新鮮な魅力に満ちた歌唱。素晴らしい。
ジャン=ルイ さん |60代
投稿日:2020/06/22
どういう演奏を行うかについて、アップショウとナガノは徹底的に話し合ったに違いありません。話し合いの結果は、アップショウの輝く声を最大限に活かすというものだったのではないかと思います。そのためにオーケストラは、丁寧ながらやや抑えぎみです。2人の考え抜いて狙いすました演奏がとても見事です。ジャケットの写真も演奏をよく表しているように思います。
アイル さん
投稿日:2014/08/10
LP時代から聞いていましたがCDになって音質も良くなっているようです。なんと言ってもネタニア・ダヴラツの歌が絶品です。ドーン・アップショー、キリ・テ・カナワ、アンナ・モッフォ、ロス・アンフェレスなどなど有名なソプラノのは皆聞いていますがネタニアの足元にも及びません。微妙なニュアンス、可憐な歌い方、伸びのある声…やはり最高です。有名なバイレロやアントゥエノではもう他の追随を許しません。まさに稀代の名演名唱です。
太子 さん
投稿日:2014/08/10
リリックな声質は可憐で曲にマッチしており期待していたのですがほぼ予想通りでした。フランスの田舎、オーヴェルニュ地方の雰囲気をよく出していると思います。有名なソプラノ歌手は大げさな歌い方をする人が多く幻滅なのですが、その中のあってこのCDは光っています。例えばキリ・テ・カナワ、アンナ・モッフォ、ロス・アンヘレスなどに比べれば断然よいでしょう。ただ稀代の名演と言われたネタニア・ダヴラツに比べるともう全ての曲で聴き劣りがします。節回しなど明らかにネタニアを意識して歌っていますが、まあこれは相手が素晴らしすぎるので致し方ないかもしれません。バイレロなどは素晴らしいのですがアントゥエノではもういけません。力みすぎで可憐さの微塵もなくイメージぶち壊しというのが何曲かあります。
太子 さん |60代
投稿日:2013/12/16
ラフマニノフのヴォカリーズが聴きたくて購入したが、モッフォの美声が期待にたがわず素晴らしい。ストコフスキーの管弦楽伴奏も立派だと思う。オーヴェルニュの歌もブラジル風バッハ第5番も聴いてみるとなかなかの佳曲。天は二物を与えずとよく言われるが、アンナ・モッフォの場合は確かに違うようで、美貌と美声どちらも与えられているようです。
johnbach さん |50代
投稿日:2013/10/05
私の一番の愛聴盤はロスアンヘレスだが、その次はテカナワとアップショーだ。アップショーの歌唱は美しいが、曲想に対してやや知的に過ぎ、表情づけが過剰なのが気になる。テカナワは発声法が今一気に入らないが、美声で表情づけも濃すぎないところが良い。この Double Decca 盤は随分前のマスタリングだが、音は今でも十分良い。
greyfalcon さん |50代
投稿日:2012/01/20
長らく待たされてようやく入手、聴き終えたばかりの感想である。 アンナ モッフォ。懐かしい名前である。ハリウッド女優かと見紛うばかりの美貌で鳴らした名花であるが、当然のことながら美貌に劣らぬ美声である。オーベルニュの歌はカントルーブが生まれ故郷の民謡の数々を管弦楽伴奏付き歌曲に編曲したものであるが、モッフォの歌は原曲が民謡であるという背景にとらわれず、麗しくも可憐の限りを尽くしている。又,元々が色彩的といわれるこの編曲を、ストコフスキーは更に光彩陸離なものとし眩いばかりである。この二人による共演には土臭さや素朴さの微塵もないところが聴き手によっては好悪の分かれるところであるが、私は大いに魅了された。続くブラジル風バッハとヴォカリーズも両者の美質が存分に発揮された魅力に溢れている。リマスタリングもうまくいっており、優れた音質である。
晴釣雨聴 さん |60代
投稿日:2011/12/02
名盤の復活喜ばしい。ブラジル風バッハは、夏の気だるい夜の雰囲気が、もっと見直されていいと思う。ヴォカリーズの良さは、冬の夜の雰囲気が素晴らしい。他に美声の名盤も多くあるが、モッフォの暗い憂いのある声は独特で、すこぶる魅力がある。最近の歌手の没個性(誰が歌っているかさっぱりわからない)とは、対局にある。生きていたときは、美貌が故の、悪い批評ばかり(特に日本の評論家はけちょんけちょんだった)だったが、もっと見直されていいと思う。他の盤も復活してほしい。
アルベリヒ さん
投稿日:2011/08/05
このCDも入手してかなり経過したままであったが、再生装置のTune upに伴い久々に傾聴した次第。結論から述べると、定番に値する高評価も頷ける程の大変立派な出来栄えである。’69〜’74年にかけSalle Wagramにて収録されたセッションではあるが、データを伏せ目隠しで聴かせれば近年の録音と誰しも思うに違いない。眼前にワァ〜と広がるのではなく、SP後方に展開するオケの極めて自然なパースペクティヴはあたかも後部席からステージを俯瞰しているようでもありコンサートプレゼンス重視の録音である。特定の楽器が突出したり歌声のみが浮いたりすることもなく渾然一体に響き、とりわけ木管群の渋く鄙びた音色はまさに陶酔ものである。世評ではダヴラッツ盤に人気が集まっているようだが、歌手とオケの力量に目を遣れば明らかに格の違いを感ぜずにはいられない。加えて録音品質の圧倒的な優位を鑑みれば全曲版が収録されなかったことは返す返すも残念でならない。
盤鬼hmv11 さん
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ありがとうございました
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