申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。 コンサルタントはこうして組織をぐちゃぐちゃにする

カレン・フェラン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784479794332
ISBN 10 : 4479794336
フォーマット
出版社
発行年月
2014年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

■前代未聞! 気鋭のコンサルが業界の内幕を暴露。
コンサルの過ちを懺悔した全米騒然の問題作!

本書の著者は、マサチューセッツ工科大学及び同大学院を卒業後、
大手会計事務所系コンサルティングファームの
デロイト・ハスキンズ&セルズや戦略系コンサルティングファームの
ジェミニ・コンサルティングで活躍。その後、ファイザーや
ジョンソン・エンド・ジョンソンなどの大手企業で
マネージャーとしての経験を積んだ敏腕コンサルタント。

本書は、その著者が自ら「自分たちがコンサルタントとして
クライアントに勧めてきたことは、あれもこれも間違っていた」と
懺悔した前代未聞の書である。
「この30年、多くの企業に入り込み、『目標による管理』だの
『競争戦略』だのとお題目を唱えて回ったすべての
経営コンサルタントを代表してお詫びします」
と告白したのだ。

■大手ファームの仕事の「実態」とは?

著者は自らが経営コンサルタントとしてクライアントに勧めてきた
さまざまなメソッドについて、その経緯と理論を振り返りながら、
コンサルティングを受けた企業の顛末を詳細に語る。
「戦略計画」「最適化プロセス」「業績管理システム」など、
コンサルがどういう発想で改革を持ち込み、それが企業にどんな影響を
与えているかを具体的に理解できるのも面白いところだ。
現代の経営手法を根幹からひっくり返すような「告白」を満載した本書、
コンサル業界だけでなく、いまのビジネス潮流そのものに
一石を投じる一冊と言えるだろう。

【目次】

はじめに 御社をつぶしたのは私です
Introduction 大手ファームは無意味なことばかりさせている
第1章 「戦略計画」は何の役にも立たない
第2章 「最適化プロセス」は机上の空論
第3章 「数値目標」が組織を振り回す
第4章 「業績管理システム」で士気はガタ落ち
第5章 「マネジメントモデル」なんていらない
第6章 「人材開発プログラム」には絶対に参加するな
第7章 「リーダーシップ開発」で食べている人たち
第8章 「ベストプラクティス」は“奇跡"のダイエット食品

【著者紹介】
カレン・フェラン : マサチューセッツ工科大学(MIT)および同大学院を卒業後、デロイト・ハスキンズ&セルズ(現デロイト・トウシュ・トーマツ)、ジェミニ・コンサルティング等の大手コンサルティングファームで戦略、オペレーション、組織開発、IT分野の経営コンサルタントとして活躍。その後、製薬大手ファイザーに転職して研修部門を立ち上げたのち、コンシューマービジネス部門のアジア太平洋地域のIT担当マネージャーを、続いてジョンソン・エンド・ジョンソンではコンシューマービジネス部門のオンラインマーケティング担当マネージャーを務めた。オペレーティング・プリンシパルズの共同設立者、経営コンサルタント(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mitei さん

    かなりセンセーショナルなタイトルに惹かれて購入。コンサルが必要ない事例、コンサルが会社を潰すのはやはり現場を知らずに数字だけを見て判断するのは失敗の最たる例なのだと気づいた。

  • Kawai Hideki さん

    コンサル歴30年の著者が、目標管理、マネジメント最適化、人材開発、リーダーシップ育成など数々のコンサル手法がもたらす負の側面を暴露。コンサルによって引っ掻き回され、ダメになっていった企業の事例を告白するとともに、本当に大事なのは健全な人間関係だと説く。うすうす何か変だなあと感じていたことが見事に表現されていて、そうだそうだと思う一方、この本で懺悔した著者がコンサル業から足を洗ったわけではなく、相変わらず「世の中のあまたの手法は役に立たない」というスタンスでコンサルを続けていることに軽い自己矛盾も感じた。

  • もりやまたけよし さん

    経営に限ってはやはり数値で測り切れないものが多いということでしょうか。企業経営って人間がやるものだからですね。経営戦略、マネジメント、リーダーシップ…、数々の理論の限界が聞けて興味深かったです。

  • マエダ さん

    コンサルタントに全て頼りきるぐらいの会社は遅かれ近かれ潰れることであり、別に謝るほどではない。しかし本書の内容は面白く。マネジメントモデルやメソッドよりも人間関係等に重きをおいている。

  • またおやぢ さん

    コンサルタント批判の問題作との事だが、コンサルタントそのものの問題よりも、コンサルタントに依頼する側の「根拠の無い過度な期待」「委託して安心することでの思考停止」「自分が聞きたい結論しか聴かない頑迷さ」こそが問題であるということ。本来であれば、顧客満足や生産性の高い社員の醸成などは、クライアントである企業・組織が当事者意識をもって主導的に進めるべきものであり、コンサルタントにはその遂行をする上での相談相手としての役割を期待すべきなのだから。組織を潰すのは、組織に属する人間の行動結果であると再認識した一冊。

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カレン・フェラン

経営コンサルタント。マサチューセッツ工科大学(MIT)および同大学院を卒業後、デロイト・ハスキンズ&セルズ(現デロイト・トウシュ・トーマツ)、ジェミニ・コンサルティング等の大手コンサルタンティングファームで、戦略、オペレーション、組織開発、IT分野の経営コンサルタントとして活躍。その後、製薬大手ファ

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