カルル・フォン・クラウゼヴィッツ

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戦争論 上 中公文庫BIBLIO S

カルル・フォン・クラウゼヴィッツ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122039391
ISBN 10 : 4122039398
フォーマット
出版社
発行年月
2001年11月
日本
追加情報
:
16cm,607p

内容詳細

比類なき戦略家としてナポレオンを撃破したプロイセンの名参謀クラウゼヴィッツ。その思想の精華たる本書は、ミリタリズムの域を超えて、あらゆる組織における決断とリーダーシップの永遠のバイブルである。

目次 : 第1部 戦争の性質について/ 第2部 戦争の理論について/ 第3部 戦略一般について/ 第4部 戦闘/ 第5部 戦闘力

【著者紹介】
カール・フォン・クラウゼヴィッツ : 1780‐1831。マグデブルク近郊に生まれる。12歳で陸軍入隊。ベルリン士官学校ではシャルンホルストの薫陶を受ける。卒業後、プロイセン皇太子の副官に任官。1806年のイエナの会戦ではナポレオン軍に破れ、捕虜となる。解放後、帰国するもプロイセン国王と離反し下野、ロシアに投ず。1813年祖国に復帰し、ワーテルローの会戦に参謀長として参戦、ナポレオン軍撃破に勲功を上げる

清水多吉 : 立正大学文学部哲学科教授。1933年(昭和8年)会津若松生まれ。東京大学文学部哲学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しんすけ さん

    主題は、戦争を題材(背景)にした人間の観察と分析である。納得させられるところも多いが、それは金科玉条ではない。直面する諸要因を経験に照らし最適な方向に導こうとするが、必ずしも対応可能な経験が存在するわけではない。いや存在しないのが大半だと云っても間違いではない。「経験そのものではなく経験から養った諸因から演繹する能力が必要だ」と行間の各所から聞こえてくる。同じ事を繰り返しているように観える箇所が多くある。だが読み進むにつれて2度目は1度目の批判の批判であり、3度目は2度目の批判の批判あることが判明する。

  • 富士さん さん

    再読を試みましたが、あまりにも具体論が煩雑過ぎて通読を断念しました。しかし、再読の目的であった、M.ヴェーバーの支配論がここから来ているという説の確認はしっかりとれたので満足です。まず戦争の定義から権力の定義にそっくりですし、無限の暴力という戦争の理念系を提示してから議論を進めて行く論法も正にそのものでした。もっと言えば、抽象普遍を前提とする自然科学的な「理論」を個別特殊を前提とする文科学的な「批判」によって現実に使えるものにするという、社会科学的な方法をごく初期に提唱していると言っていいように思います。

  • ぱぴ さん

    こんなに思考を巡らせた読書は初めてと言って良いくらい、緻密で具体的な理論と考察に、振り落とされないよう必死で食らいついた。現実から決して目を逸らさず、人間と人間の関係を前提とした動力学として議論が展開されており、日常生活における様々な事象に対処するための思考の訓練ともなっている。編者である奥様のマリーさんの序文にある通り、歴史に残る「戦争論」を記したプロイセンの軍人は、人間的魅力にも溢れる人物だった。未知なる思考の世界と、著者から触発される私の中の探究心に身を委ね、2巻も大いに彷徨ってみたい。

  • てっき さん

    数年前に一読はしたものの、正直字面を追っただけだったので、再挑戦してみました。さすがに古典の名著であり、こんな若輩であっても非常に示唆に富むものでした。 しかし、著者自身が言うように、戦争には時代性があり、本著の内容が必ずしも現代で全て適用できるわけではなく、あくまでも歴史的な教養として読む必要があるとは切に感じました。 とはいえ、第1部(第一章)については間違いなく『what is war』を考える上で必須の知識であり、おそらく繰り返して読むことでまた新たな発見が得られるだろうと確信できました。

  • 富士山 さん

    とりあえず上巻を読破。内容を噛みしめながら読んでいるが、当然1周しただけで理解しきれる本ではない。「戦争とは他の手段をもってする政治の延長にほかならない」こと以外をしっかり理解して説明できるように何度も読む。

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