カルダーラ、アントニオ(1670-1736)

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CD 輸入盤

『惑星の調和』全曲 マルコン&ラ・チェトラ(2CD)

カルダーラ、アントニオ(1670-1736)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4793356
組み枚数
:
1
レーベル
:
Dg
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

カルダーラ『惑星の調和』全曲
300年ぶりに復活を果たした幻の作品


ヴェネツィア生まれで、マントヴァ、バルセロナ、ローマ、ウィーンで活躍した作曲家アントニオ・カルダーラ[1670-1736]は数多くの作品を遺しましたが、没後は忘れられてしまい、知名度が高まってくるのは21世紀に入ってからのことです。
 まだまだ復興途上ともいえるカルダーラですが、今回登場する作品は、アンドレア・マルコンが発掘と編集をおこなったというもので、300年ぶりの復活上演となります。

 この作品は、1723年11月19日、ハプスブルク家の神聖ローマ帝国皇帝カール6世[1685-1740]の皇后でマリア・テレジアの母でもあるエリーザベト[1691-1750]の命名日にボヘミアで上演された祝典劇です。カルダーラは1715年にカール6世に請願書を送ってウィーンの宮廷の副楽長となり、亡くなるまで同地で過ごすこととなるのですが、その恵まれた環境のもとで多くの作品を書いており、この『惑星の調和』も、そうした作品のひとつということになります。
 内容は、惑星の神々が皇后の祝典を祝うというもので、華やかなコロラトゥーラの超絶技巧が求められるなど、聴きどころも多い作品です。
 この上演のために集められた演奏者はなかなか豪華。超絶技巧のカウンターテナー歌手、フランコ・ファジョーリに、同じく優れたカウンターテナーであるカルロス・メーナのほか、ソプラノのヴェロニカ・カンヘミ、テノールのダニエル・ベーレなど古楽分野中心に活躍する歌手が揃っています。
 指揮のアンドレア・マルコンはオルガニスト、チェンバリスト、音楽学者でもあるイタリア人で、バーゼルで古楽を教えてもいます。
 オーケストラとコーラスはバーゼルのバロック・オーケストラと声楽アンサンブルである「ラ・チェトラ」。
 なお、このアルバムは、蘇演コンサートのライヴ録音とスタジオ録音を組み合わせたもので、完成度の高いものを目指したものとなっています。(HMV)

【収録情報】
● カルダーラ:歌劇『惑星の調和』全曲 [108:07]

 フランコ・ファジョーリ(C-T:太陽の神/アポロ)
 ヴェロニカ・カンヘミ(Sp:月の女神。/ディアナ)
 カルロス・メーナ(C-T:戦争の神/火星)
 ダニエル・ベーレ(T:使者の神/水星)
 デルフィーヌ・ガルー(A:美の女神/金星)
 ルクサンドラ・ドノーセ(Ms:雷撃の神/木星)
 ルカ・ティットート(Bs: 農耕の神/土星)

 ラ・チェトラ(バロック・オーケストラ&声楽アンサンブル)
 アンドレア・マルコン(指揮)

 録音時期:2014年1月13〜19日
 録音場所:ドルトムント、コンツェルトハウス
 録音方式:ステレオ(デジタル)

収録曲   

  • 01. Introduzione
  • 02. Coro: Oggi brillate e ardete
  • 03. Recitativo: Qual fia costei? (Venere, Mercurio)
  • 04. Aria: Tal se gemma e rara e bella (Mercurio)
  • 05. Recitativo: Di Mercurio costume (Diana, Mercurio, Venere)
  • 06. Aria: Non si turba e non si duole (Venere)
  • 07. Recitativo: Ben sovente pi bella (Giove, Venere, Diana, Mercurio)
  • 08. Aria: Ad essa io ceder (Diana)
  • 09. Recitativo: Mercurio non risponde? (Saturno, Giove)
  • 10. Aria: Di quel bel nome al suono (Saturno)
  • 11. Recitativo: Se tanto ottien laggi (Marte, Apollo, Diana, Venere)
  • 12. Aria: Non v bella che non creda (Marte)
  • 13. Recitativo: Mal crede il dio guerrier (Mercurio, Giove, Apollo)
  • 14. Aria: So ch io dal suolo alzai (Apollo)
  • 15. Recitativo: Mal discerni fra i grandi (Giove)
  • 16. Aria: Alla bontade e al merto (Giove)
  • 17. Recitativo: Giove mio nume (Venere, Diana, Saturno, Giove, Mercurio)
  • 18. Coro: Questo giorno celebrate (coro)
  • 19. Recitativo: Qual se improvvisa face (Venere, Giove)
  • 20. Aria: Ad Elisa ancor d intorno (Venere)
  • 21. Recitativo: Pi belle sempre furo (Mercurio, Saturno, Giove)
  • 22. Aria: Madre d Amor tu sei (Mercurio)
  • 23. Recitativo: Poich tanto prometti (Diana, Giove)
  • 24. Aria: Voti amanti ch il chiedete (Diana)
  • 25. Recitativo: Ben cedi, o Cintia (Apollo)
  • 26. Aria: Questo d cos giocondo (Apollo)
  • 27. Recitativo: No, non il solo (Marte, Venere)
  • 28. Aria: Da mia tromba (Marte)
  • 29. Recitativo: Mi piace, o dive, o numi (Saturno)
  • 30. Aria: Pari a quella il mondo vede (Saturno)
  • 31. Recitativo: Il giusto augurio accetto (Giove, tutti)
  • 32. Aria: Goda il mondo (Giove)
  • 33. Recitativo: S, goda il mondo (Venere, Diana, Apollo, Giove, tutti)
  • 34. Coro: Tu sei cara in pari guisa (tutti, coro)
  • 35. Recitativo: Ecco, Elisa, gli applausi (Venere)
  • 36. Aria: La concordia de pianeti (Venere)
  • 37. Coro: Tu sei cara in pari guisa (tutti, coro)

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  全く知らない作品だったが聞いてみた。...

投稿日:2017/04/29 (土)

  全く知らない作品だったが聞いてみた。中々聞きごたえがあるアリアが多く楽しめた。ギリシャの神々が結婚式の祝いに訪れ歌ったりする内容である。 実演の録音だが、録音は優秀。歌手については、カウンターテナー3名(ジュピター アポロ マース役)が聞きおとりする。やや発音がはっきりせず、ジュピター役は声量にも欠ける。 最も、カウンターテナーは色々聞いたが、レーヌ、ヤコブ以外は感心したことがない。アルトでやってもらうほうがいいのだが、レパートリー、とか舞台上演の問題で、しかたないのだろう。

プリン さん | 奈良県 | 不明

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